「祈りのカルテ」3話、検査拒否の妊婦、父親は?沙智の心変わり

諏訪野は、次の研修先である産婦人科に行った。しかし行って早々に妊婦が目の前で倒れた。

 

詳しいことも聞かないまま、出産に立ち会うことになった。しかし、妊婦よりも諏訪野が張り切ってしまい、

 

その邪魔な怒りで、妊婦がいきむことで、なぜか、出産がスムーズに行った。なかなか好調な滑り出しかと思った。

 

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検査を拒否する妊婦

出産立ち会いから休む暇もなく、「切迫流産」の疑いで運ばれてくる妊婦がいた。どうにか妊婦も赤ちゃんも落ち着いたが

 

女性の家族としてやってきた男性は、すでに夫ではないと言う。4ヶ月前に離婚し、今は新しい彼がいると言う。

 

そして現れた彼は「彼女のことを愛しています」と言って、6ヶ月前から彼女と付き合いが始まったと言う。

 

そうなると、彼女は不倫をして妊娠をしたことになる。しかし、男性は既に離婚することが決まっているので大丈夫だと言われた。

 

と答えた。そうなるとどちらが赤ちゃんの父親が問題になってくる。赤ちゃんの月齢がちょうど4ヶ月であり、

 

どちらが父親でもおかしくないのだが、彼女は一切の検査を拒否していた。そして挙句の果て「来週になれば帝王切開で取り出せるでしょ?」

 

まるで、赤ちゃんを物のように言ったのだ。しかし、検査をしてどちらが父親が分かるものではなく、母親や赤ちゃんに感染症がないか

 

そして、その他に病気がないかと言うことを調べるために、検査は絶対に必要だと説得しても一切応じなかった。

 

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どちらが本当の父親なのか?

翌日になっても、2人の男性は病院を訪れていた。彼女の希望で、もう元夫と会いたくないと言う事だった。

 

しかし、彼女がこの病院に運ばれたのは、倒れた場所が近くでもあったが、2年前に不妊治療をした記憶があったのだ。

 

だからこの病院に搬送されてきた。その時不妊治療をした相手は、別れた夫だった。

 

不妊治療のおかげで妊娠することができたが、彼女は流産してしまった。そして彼は自分のせいだと責めていた。

 

諏訪野は改めて、彼女の意思を尊重し、もう病院に来ないように元夫に伝えた。しかし何か引っかかることがあった。

 

どうして彼女はそこまでして検査を拒むのか?そこで同じ研修医のみどりを連れて、1つの望みにかけてみた。

 

彼女は優秀な研修医で、来週大腸がんの手術に立ち会うことを話した。その途端、女性の顔色変わった。

 

諏訪野は、医局で見たパンフレットから彼女は「子宮頸がん」ではないかと言うことに疑いを持っていた。

 

それならば検査をすればわかってしまうので、赤ちゃんを諦めざるをえなくなってしまうかもしれない。でも、本当の父親は、がんの可能性を聞いていなくなってしまった。

 

諏訪野は赤ちゃんの父親だと名乗る男性を追いかけた。しかし彼は1ヵ月前にデリバリーの仕事で、客にからまれてしまい

 

彼女に相談し、うまく話をまとめてもらうことができた。しかし、相談料として「30万円」の請求が来たが、アルバイトの身として

 

とても払える金額ではなかった。しかし後日彼女から電話があり、「お腹の子の父親のふりをしてくれたら、無料にしてあげる」と言われ

 

退院まで父親のふりをすることにした。その経緯を聞いた諏訪野は、彼女が言っていた「守るべきもの」が何であるかに気づいた。

 

 

心変わりした沙智

重い腎臓病を患い、毎日死んでいく人を数えていた沙智。しかし元気になって退院していく人もいると、みんなが彼女に教えてくれた。

 

それでも沙智は手術することを拒んでいた。しかしみどりが外科で研修中に、高校生の男の子に退院の予定を聞かれた。

 

すると、不思議なことに、その男の子の後を沙智がつけていた。病院内で気づくと沙智はその男の子を追いかけていた。

 

もしかしたら彼のことが好きなのかもしれない。でも、諏訪野の意見として、「長いこと、入院していたから、普通の恋愛をしたことがないのでかもしれない」

 

みどりは思い切って沙智の気持ちを聞いてみた。前になくしものをした際に、彼が拾ってくれていた。その時から彼のことが好きになった。

 

でもどう接したらいいのかわからず、彼の後ろ姿ばかり追いかけていた。そこでみどりは告白の練習に付き合ったが、

 

みどりが相手では、話にならないと言われてしまい、わがままな沙智にやきもきして帰ってきた。

 

しかし、彼の退院が近く、早く自分の気持ちを伝えないと、告白しそびれてしまう。そんな時沙智が「もう気持ちを伝えるのをやめる」

 

と言う。視線の先には、同じ年頃の女性と一緒にいる男の子の姿があった。みどりは「友達かもしれない」と励ましたが

 

沙智はどのみち告白しても、自分は病院から出られない。もし出られたとしても、好きな場所に行けないかもしれない。

 

手術をして元気になったら、彼に改めて告白したいと気持ちを固めてくれた。そのおかげで彼女が拒んでいた手術をすることができた。

 

恋の力が彼女を変えたのだ。そんな姿を見ていた諏訪野は、妊婦の女性が守りたかったものは何なのか?わかった気がした。

 

不妊治療で自分を責めてしまった元夫。彼女には内緒で病室に呼んでいた。改めて詳しい話をすることにした。

 

彼女は子宮頸がん患っており、検査でそれが発覚するのを恐れていた。そして子宮頸癌になったのは、自分のせいだと、夫は責めるだろうと離婚を選んだ。

 

大方の予想は合っていたようだった。すぐに自分を責める元夫を守りたくて、妊娠がわかってすぐに離婚をした。

 

そして、同時に子宮頸がんもわかった。それでも彼女は1人で子供を育てていくつもりだった。

 

しかし、もし彼女の子宮頸がんが進行しており、母親が亡くなった場合、赤ちゃんはどうするの?と言う医師の質問に

 

「それでも産みたいんです」と彼女の強い姿があった。そこでギリギリ帝王切開できる日まで待ち、

 

同時に、子宮頸がんの手術も行うことにした。1500グラムに満たない女の子が生まれた。元夫は命をかけて妻と子供を守っていく。

 

2人の幸せそうな姿を見て、諏訪野は2歳で死に別れた父親を思っていた。自分が生まれた時も、両親はあんな風に幸せだったのだろうか?

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