「石子と羽男」10話、詐欺グループの摘発と、御子神の正体、そして差し出された傘
綿朗はずっと追っている「投資詐欺事件」のことを、石子に話した。すると、羽男たちに依頼が来た
詐欺事件ととてもよく似ていることに気づいた。しかし、それから綿郎は何度連絡しても
連絡が取れないまま数日が過ぎた。実はこの詐欺の最大のポイントである人物に接触していたのだ。
コンテンツ
詐欺グループの摘発に「蒼」の関係
公園の公衆トイレの前で、ガソリンをかぶり焼身自殺した、綾の夫だが、人と話すのが苦手な大庭の弟拓は、
あの事件以来ずっと「蒼」という字を毛筆で書き続けていた。しかし、兄である大庭は「蒼生」という名前のため
自分の身代わりで、留置所に入れられた兄を心配して、「蒼」とう字を書き続けていたと思われた。
しかし、大庭は拓の話で、現場で「もう一人いた」という証言から、あることを思いついた。
「蒼」は拓が見た、もう一人の所持品の「ライターの色」ではないのか!?日本古来の色で
蒼は緑に近い色をしている。そしてそのライターの持ち主は、大庭が「グリーンエステート」に入社した時、
大庭に、「君には力がある!!」と持ち上げ、社長として名前を貸してほしい。と言ってきた
刀根のライターだったと、大庭ははっきりと覚えていた。片面はシルバーだが、表は「蒼」
そして、地検の羽男の姉優乃に相談し、刀根に事件の日に現場にいなかったか確認してもらった。
当日は現場に多くの足跡が残っており、いくつかの足跡はサイズとメーカーが判明していた。
そして、優乃は刀根に足のサイズを聞くと「27㎝」と現場にあったものと一致し、そして、靴のメーカーを問い詰めると
刀根は落ち着きがなくなった。そして「27㎝の靴なんていくらでもある!」と反論し、
あの日、自分のライターで綾の夫にライター火をつけなかったか?と尋ねると、刀根は「緑のライターなんてどこにでもある。」
と、そこで刀根は優乃が「ライター」としか言っていないのに、自ら「緑」と犯人しか知りえない事実を口にしてしまった。
ライターはゴルフコンペの『ブービー賞』で、特別に作られたもので、他には存在していなかった。
ここから、詐欺グループの摘発が始まったが、簡単に元締めにたどり着くわけはなかった。
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綿郎が追っていた御子神の正体
綿郎は時々、長期留守にすることがあった。そして今回も長期留守にして、連絡もつかなかった。
その間、綿郎はなぜか御子神と、炉端料理を楽しんでいたのだ。そして、帰ってきてやっと事実を話した。
御子神は詐欺の講演会を各地で行い、『投資詐欺』などを手ほどきしていた。
以前、綿朗に相談に来た男性も、その被害者の一人だったが、綿朗が御子神にたどり着くまでにかなりの時間を要した。
少しずつ、御子神の正体を暴いていてき、彼が行きつけの店に通い、顔見知りになり、
心置きなく話せる中にやっとなったところだという。石子はなぜ自分に行ってくれなかったのか!?
と、問い詰めると、「経費の問題で新幹線使っちゃダメとか言うでしょ?」と言い、お土産ののどぐろの干物を渡した。
しかし、御子神はそうそう簡単に捕まるような相手ではなかった。そこで、綾と綿朗に相談している男性高岡と
一緒に連名で御子神を訴えることにしたが、やはり、証拠集めにはかなりの労力が必要だった。
なぜなら、御子神は足がつかないように、様々な公演を行いながらも、実行するのは、この講習を受けた会社だ。
御子神を逮捕する秘策と、差し出された傘
そして迎えた最初の「口頭弁論」、羽男たちは一丸となって証拠集めをしたが、羽男は地検の追及に固まってしまった。
裁判官は父だった。そして、羽男が固まったことで、次回へ弁論は持ち越された。
そして、次の弁論ではなんとか最終的な証拠となるものを、石子が持ってくるはずだった。
それは、それぞれの物件をリフォームした会社の、ボイスレコーダーだった。しかし、時間までに石子は現れなかった。
裁判所へボイスレコーダーを運ぶ途中、男にバッグを奪われけがをしていた。
そして、大手法律事務所への移籍を期待していた父は、息子の弁護士ぶりを見てそれをあきらめた。
石子は右手を怪我し、落ち込んでいたがすぐにカバンを奪ったのが、御子神の付き人だと判明した。
一筋縄ではやはり、『逮捕』につながらない。そこで羽男はあることを思ったが、石子もそれにうなずいた。
そして、数か月後、御子神がたばこをポイ捨てすると、警察が駆けつけ、「廃棄物処理法違反」で逮捕された。
羽男たちは1か月以上、御子神に張り付き、彼がたばこをポイ捨てしたのを、すべて拾い集め、
かなりの量になったところで、警察に通報していた。たばこのポイ捨ては火災につながる立派な犯罪だった。
そこで、御子神は「タバコのポイ捨てぐらいならすぐに出てくる」とパトカーに乗り込んだが、
そこからが、羽男たちの作戦だった。テレビで大々的に御子神の逮捕がほうどうされることで、
声を上げる被害者が続出したのだ。これこそが羽男たちが計画した御子神への本当の仕打ちだった。
そして、事件が片付き羽男は石子に「俺は一人では半人前にもならない、でも石子さんが隣にいてくれたら、何倍にでもなれる。だから隣いいてほしい」
と、打ち明けたが、石子はその申し出を断った「パラリーガルとしてではなく、相棒弁護士としてそばにいます」
と、司法試験申し込みの封筒を見せた。綿郎が申し込みをしておいてくれたのだ。
そして、迎えた試験当日、石子はやはり1回目の試験で、目の前で人が亡くなったトラウマが蘇り、
信号を渡ることができなかった。しかし、その時水色の傘が石子に差し出された。
羽男が心配してきてくれたのだ。そして、「もう大丈夫だから、行っておいで」と石子を送り出した。
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Twitter感想
同世代の男女バディを主演にしながら、大庭くんという第三者の男の子を入れ恋愛パートも入れながら、安易に石子と羽男を恋愛関係にしなかったのがすごい。恋愛じゃなくたって互いが支えあえる関係性がある、っていうことを見せてくれた令和のドラマだよね#石子と羽男
— 牛たんぷりん (@ksamu322wtp4) September 16, 2022
きっと石子ちゃんにとって傘となってくれてたのはずっとお母さんで。でもいなくなってしまってずぶ濡れになった石子ちゃんに傘をさして守ってくれたのが大庭くんで。晴れた日に傘をさして背中を押してくれたのが羽男で。
だったりしたのかな😌☂️
#石子と羽男 #有村架純 #中村倫也 #赤楚衛二 pic.twitter.com/5q623SpmZK— yuri (@ksm_yryr) September 17, 2022
石子と羽男にラブな展開が無いこと、そこに大庭くんが混ざっても対等な3人組でいられること、石子と大庭くんは恋人同士だけど石子と羽男がバディとして成立していること、全部最高。
#石子と羽男— かど! (@drama_kado) September 16, 2022
タイトルバックで二人が傘をさしている意味が、あまりよくわかりませんでしたが、
弱きものに傘を差しだし、守るのが弁護士であり、恋人であり、相棒であり、親である。
弁護士とパラリーガルの最終目的は、「弁護士バディ」という新しい発展を含ませた終わりもいい。
そして、また無職になってしまった大庭も、いつも一緒にいる羽男に嫉妬することなく、2人の手伝いをできる喜びを
体全体で表現している姿や、さりげなく二人のデートシーンを織り込むところもとてもよかった。
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