「石子と羽男」8話、隠れ家的レストランと、口コミサイトへの書き込み、亡き妻との約束

綿郎から石子に電話が入った。友人の香山からの相談に羽男に乗ってほしいと。

 

なんでも、自分は違う友人の相談に乗っているから、今は時間がないという。

 

石子はしっかりと正規の料金をいただくことで、羽男が相談に乗ることで了承した。

 

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隠れ家的レストランが有名になった

香山は当然正規の相談料でお願いします。と頭を下げて、相談に来た。それは、自分がやっているレストランについてだった。

 

開店して13年になるが、今まで取材などは一切断り、一部の人に愛される隠れ家的レストランとして頑張ってきた。

 

しかし、グルメサイトに評価高く記載されたことで、新規の客が押し寄せて、常連客が入れない状態になっているという。

 

グルメサイトに問い合わせても「評価」の削除はしてもらえず、そのグルメサイトを運営する会社にも問い合わせたが、

 

とりあってもらえなかったので、何とかしてほしいとのことで、相手の顧問弁護士の名刺を見せてもらった。

 

すると、羽男が最も苦手とする、元同僚の丹澤が相手だった。たとえ相手が悪くても、なんとか事態を改善しないといけない。

 

■キャスト関連ドラマ

口コミサイトへの書き込みをしたお代わり名人

まずは丹澤と交渉しに行ったが、思わぬ事実が判明した。香山はオープン当初に、小さな口コミ誌の取材を受けていたのだ。

 

香山自身も昔のことで、あまり記憶に残っていなかったため、これまで一切メディアには出ていない。

 

と言い切っていたのだ。思わぬ事実が出てきてしまい、一切メディアには出ていないという香山の主張は覆されてしまった。

 

そして、常連客から話しを聞くことになり、お店に行くと、やはり新規のお客が来て、お店に来づらくなってしまった。

 

という意見が多く、香山のサービス精神と、心のこもった料理が売りで、お客も「お客の紹介」でしか入れない。

 

ということから、常連客はいつも安心して、食事を楽しむことができた。

 

そして、羽男は店内に飾られた写真を見つけた。そこに、男性が映っていたが、香山の息子とそのお嫁さんだった。

 

しかし、息子は海外留学中とのことで、話しは聞けないが、ここで10年近くアルバイトしていた女性なら。

 

と、紹介してもらうが、彼女はあっさりと自分が「おかわり名人」でお店の書き込みをしたという。

 

どうして、香山がメディアヘの露出をしないか、一番彼女が知っているのに、書き込みをしたのだろうか。

 

そして、海外にいるはずの香山の息子の妻蘭とは頻繁に会っているという。事情を聞くと、親子喧嘩ということだった。

 

詳しく話しを香山に聞くと、3年前に妻がなくなった時に、息子がこのまま隠れ家的なレストランを続けても意味がない。

 

そして、採算度外視の経営をして、母は苦労をして病気になり亡くなった。と責めたことで喧嘩になり、それ以来疎遠になっていた。

 

■キャスト

亡き妻との約束を守り続ける香山

大庭が来て、羽男と3人で食事に行きたい。と言い「おいしいお店を知っている」と連れて行ってくれた。

 

そして、口コミサイトをみると、ここでも「おかわり名人」が高評価をつけて書き込みをしていた。

 

そこで羽男は気づいた。香山の息子夫婦と友人を呼び出し、「おかわり名人」は2人いる!と断言した。

 

なぜならば、数々の「おかわり名人」の書き込みの癖が、2種類に分かれていたからだった。

 

すると、妻と友人は素直に認め、香山の店がつぶれないように、多くのお客さんに来てほしかった。というのだった。

 

口コミサイトが書き込み削除を拒否したため、裁判になってしまった。そこで石子のアイデアの元

 

羽男はいつも通り入念な打ち合わせをした。そして、裁判に臨んだ。そして、閉廷直前で時間をもらった。

 

そして、石子と打ち合わせた通り、隠れ家的レストランではなくなったことで、香山一人で、調理・接客はとても大変なことを訴えた。

 

その間、香山はうなずくこともなく、うなだれたように下を向いて黙っていた。

 

そして、閉廷すると「今の演技でよかったですか?」と羽男に確認した。そして、あとは待つのみとなった。

 

すると、思ったように丹澤から電話がかかってきた。裁判で勝ち目がないことを見越して、

 

世論を味方につけ、香山への同情を引く作戦だったのだ。そして、予想通り、口コミサイトへの批判が集中し、

 

相手が示談を申し出てきたのだった。しかし、香山は書き込みを削除してもらえればいい。と慰謝料は最初から受け取る気はなかった。

 

そして、綿郎はなぜ「隠れ家」にこだわっているのかを話してくれた。もともと香山はサラリーマンで、

 

元々頑張りすぎる性格で、体をこわしてしまった。そこで亡き妻の提案で、数人だけを相手にする、

 

隠れ家的レストランを、二人でゆっくりやっていこう。という話になり、レストランをオープンさせ、

 

今も妻との約束を守り、経営が苦しくても、常連を大切にしていたのだった。

 

裁判が終わると、香山は息子を見せに呼び出し、「これからはお前の言うとおり、現状の経営では苦しい」

 

と言ったうえで、「一日新規のお客を3組まで予約を取る」と宣言した。そのうえで新作の味見をお願いしたが、

 

和解した父はとても嬉しそうだった。石子は相談者の立場にたって、相談料を安くしたり、無料にしたりして、

 

家計が苦しく、母が働きに出ていた。しかし、それもつらくなり離婚となったが

 

その姿が、香山夫妻の在りし日に重なった。少しだけ母の気持ちを理解することができたのかもしれない。

 

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Twitter感想

本当に石子と羽男がいいコンビになってきましたよね。羽男の事情をよく理解し、それに寄り添ううちに

 

反応が同じになっていくとか、大庭と石子が付き合っているのに、気づかない塩崎の反応をみて、

 

「あれが本当の絶句」とぽつりと言ってみたり、羽男の前で食事の約束をして、「聞こえてましたけど」とかいう羽男。

 

すっかり、町弁になじんできたのに、最後に「お父様」の登場でどうなるのだろうか!?

 


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