「石子と羽男」2話、硝子の過去とスマホからの子供がアプリ課金問題と不正ログイン
パワハラを受けて自動車会社を退職した大庭までもが、なぜか石子たちのマチベンでアルバイトとして働くことになった。
就職活動 の 合間 だけ と 言う こと だが 、 ただでさえ 収入 が ない のに 、 2人 も 雇用 して この 事務所 は やって いける のだろう か ?
そこで、「法律無料相談」を行うことにした。最初にやってきたのは、小学生の男の子を連れた親子だった。
コンテンツ
子供がアプリで無断課金
相談内容は、子供がアプリで遊んで、親に無断で課金をしてしまい、総額19万以上になってしまったと言う事。
それが返金できるかどうかと言う相談だった。佳男は「できる」と答えた。未成年がやったことなので、基本的に返金は可能だと言う。
そして正式に契約をして、依頼を受けることになったが、ゲーム会社の担当である弁護士は、元佳男の職場の人間だった。
そして、相手は「返金はできない」と答えた。なぜなら課金するには、自分が18歳以上であると「偽って」課金していること、
そして携帯の名義が親であること。以上の理由から返金はできないと答えてきた。そして念のために彼がアプリにアクセスした記録をもらった。
佳男はこの時、以前の事務所を辞めてからなかなか次の事務所が決まらなかったことを言われてしまい、何も言い返せず固まってしまった。
石子はイレギュラーなことが起きると、フリーズしてしまう佳男の姿を見守っていた。しかし、佳男は事務所に戻るとアプリでずっと遊んでいた。
石子には「何もするな」と言っておきながら、自分はアプリで遊んでいるので、石子は親子のために何かしたかった。
そこで色々と調べていると、佳男から電話が入り、「色々と聞き回っているとクレームが入っている」と言われ、しぶしぶ行動を諦めた。
しかし佳男は、相変わらずアプリで遊んでいた。2人は男の子のアプリへのアクセスが極端に少ないことに気がついた。
週 2 回 の アクセス で 、 課金 が19万 以上 も 行く だろうか ?そこで男の子が学習塾を終わるのを待って話を聞いた。
すると、「受験をやめたいから、わざと課金した」と答えた。受験のために塾に通っていたがもう辞めたいのが彼の本心だった。
それを母親に気づいてほしくて、わざとアプリで年齢を偽り課金していたのだった。
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初めて知る硝子の過去
3人今コンビニでお昼の買い出しをしていた。そして戻ってくると、蕎麦屋の塩崎が来ていて、綿郎と話していた。
硝子が好きな塩崎は、過去の事について聞いていた。綿郎は離婚しており、その後の事は知らないが、硝子は東大に一発で合格していた。
母子家庭で苦労をしたかもしれないが、その後司法試験に4回落ちている。すると塩崎は「次はじゃあ勝負ですね」と言うと、
綿郎は「司法試験は誤解までと決まっている」と答えた。偶然先に帰ってきた佳男と大庭はその話を聞いてしまった。
佳男は石子が「私はパラリーガルで良い」と言っていた理由がなんとなくわかった。そして少し遅れて硝子が来たので、2人の会話は聞かなかった。
どんなに優秀でも、やはりどこか1つは悩みはある。どんなに頑張っても受からなければ「怖くなる」それが硝子をパラリーガルに留めている理由だった。
もう何もしないと決めた硝子は、佳男に聞き自分も男の子と同じアプリで遊ぶことにした。
そんな時、再び親子が事務所を訪ねてきた。男の子はもうゲームで遊んでいないが、「25万円の課金請求」が来たと言ってきたのだ。
こうなると誰かが彼のアプリのIDに、不正アクセスして課金した可能性が高くなってきた。これはも「刑事事件」となるので、
一旦佳男たちの手から離れることになった。そして通話記録を取り寄せることにした。しかしそれにはかなりの時間がかかる。それまで佳男はゲームをしていた。
やっと通話記録が手元にきたが、初めて相談に来たときに、彼のスマホを確認した際に、通話記録も確認していた佳男。
実際の通話記録と、スマホに残っていた通話記録の中で、佳男の記憶にないものが1つあった。
その電話番号を調べると、「法律 無料 相談所 」 の 電話番号 だった 。 彼 は なぜ この 電話 を かけ 、 その 通話 記録 を 消した の だろうか ?
不正 ログイン は 誰が した のか ?
佳男たちは「不正ログイン」ができる人間を探すことにした。しかし男の子はゲームのIDは誰にも教えていないと言った。
学習塾で仲の良い友達を聞くと、1人の男の子と、1人の女の子が出てきた。女の子は1度だけアプリで遊ぶためにスマホ借りたと言う。
でもスマホを解除する暗証番号を誰にも言ってないと口にした。そんな時に佳男はやっとアプリの中で、男の子のIDに接触することができた。
男の子のIDに不正ログインしている人物だ。佳男がずっとアプリで遊んでいたのは、これが目的だったのだ。
そして話を聞くからと言うことで、そのIDに不正にログインしている人物を呼び出すことにした。
するとやってきたのは、もう1人仲が良いと言う男の子だった。彼の家は病院で、とても恵まれた環境にあった。
しかしある日手紙が来て、「この間のテストでカンニングをした。ばらされたくなければこのIDで課金しろ」と言う内容だった。
彼は小学校の受験にも失敗しており、もう後がなく思わずカンニングしてしまった。しかし彼がテストを受けた時、席順は1番前だった。
一体 誰が この 手紙 を 送った のだろう か ?そこで佳男たちは学習塾にも協力してもらい、子供たちも集めて、不正ログインを指示した人物を呼び出した。
その間子供たちにはリラックスしてもらうために、様々な飲み物を用意していたが、誰も手をつけようとしなかった。
そこで佳男が、硝子のチョイスが悪い。ともめ出したので、学習塾の講師の指示で、みんなジュースを手に取ることになった。
そして最後に炭酸水を手に取った、学習塾のアルバイトの女性を佳男はつかまえた 。 なぜ 彼女 を 捕まえ たの だろうか ?
大庭の調べで、彼女は過去にバイトしていた学習塾でも同じような事件を起こしていた。
ジュースは「指紋」を取るために、必要なアイテムだったのだ。この指紋と手紙の指紋が一致すれば彼女は犯人だと確定する。
彼女の家庭は貧しく恵まれていなかった。しかし学習塾に来ている子供たちは恵まれている。それをねたましく思い今回の犯行に及んだと言う。
なぜ彼女が男の子のスマホの暗証番号を知ったのか? それは授業中は預けているスマホを、彼女がそれぞれに返す時、
女の子が1回だけ借りた時に、「いちごパンツ」と暗証番号を教えていた。それを彼女は覚えていたのだ。つまり「1582」がスマホのパスワード。
中にログインすれば、アプリのIDとパスワードは簡単に見ることができる。自分の立場を利用して、男の子に脅しの手紙を送ったのだ。
これで1つ事件を解決した。もう一つは男の子自身が課金した問題だ。それは硝子が気がつくことができた。
年齢認証の画面だ。彼がアプリで遊んでいた時は年齢認証の画面が違った。今は簡潔に明確な年齢認証の画面だが、
当時は18歳以上であるかと言う文言が、下に小さく書かれており、「読み落とし」があっても不思議は無い記載だった。
それを相手の弁護士に指摘して、返金請求ができると確信し、年齢認証画面の注意書きの小ささを指摘し、返金に応じてもらうことができたようだ。
それを伝えようと、家を尋ねると母親は「もう結構です」と答えた。子供の気持ちを知らずに、受験を押し付けていた自分への罰だと思い、
今回の請求は受け入れると言う話だった。しかし彼が受験を本当に辞めたい理由は、「自分が良い学校に入って、良い会社に入り楽をさせてあげたい」
そんな思いから中学受験を思い立った彼は、自分が中学受験をすることで、母親がダブルワークで疲弊していくのは見たくなかったのだ。
母親のダブルワークに気がついていた硝子は、母子家庭が受けられる支援についてまとめた資料を渡した。
何とか今回の案件も無事に解決することができた。しかしまだ事務所の経営が苦しい事は間違いない。
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