「石子と羽男」7話、ドラミラー破損修理への突破口は、肩にある大きなあざ
羽男は自転車で通り過ぎるときに、外国人が経営するキッチンカーの前を通り過ぎ、
立て看板にぶつかり倒してしまった。すると店主は「日本人は何でも壊す!!」と怒りをあらわにし、
数日前にもキッチンカーのドアミラーを壊された。と訴え、羽男にその怒りをぶつけ弁償させたい気持ちをぶつけてきた。
コンテンツ
たむろする若者とドアミラー
幸いにも近くに防犯カメラがあり、そこにドアミラー破損の瞬間が映っていた。
深くフードをかぶり、手に何かを持っており、それが走りすぎるときにぶつかり、ドアミラーは破損していた。
そして、近くにたむろする若者たちに、防犯カメラの若者に見覚えがないか聞くが誰も聞く耳を持たなかった。
ここにいる若者たちは、帰る場所もなく仕事もない。中には学校にもいっていない子供たちもいる。
居場所のない彼らのたまり場だった。唯一誰も話しを聞かない中で、「ひな」という女の子が
「それKだよ。」と教えてくれた。「K」とは一体何者なのか!?どうやら店の経営者らしく店を訪ねると
「K」ではなく、従業員の男性がいた。「K」はよくふらりと旅に出ることがあるらしく、
ここ2週間連絡も取れずに困っているという。「K」という正体がわからないまま困っていると、
羽男のスマホがなり、ひなが「助けて!!」と走りながら場所を伝えてきた。
急いで羽男と石子は、彼女の言う場所に向かった。しかし、追いかけられていたのは友達の美冬だった。
ちょうど羽男たちが到着した時、美冬は後ろから追いかけてこないか振り返った時に
車止めのパイプにぶつかり、そのはずみで階段を派手に転落したところだった。
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映像に映った肩のあざ
美冬は義理の父の暴力から逃げて、ひなと出会い友達になった。ひなは幼くして両親を亡くし、
居場所もなく、友達もなくただたまり場にいるだけの毎日だった。しかし 美冬と仲良くなったことで
毎日が変わった。しかし、美冬の義父に居場所がばれ、連れ戻されそうになり、逃げる途中で転落した。
石子は血まみれの美冬を見ると、急に顔色が変わった。それを心配した羽男は事情を聞いたが、その時は何も言わなかった。
美冬は意識を取り戻すかわからない状態だった。しかし、ひなは悔しくて美冬の義父を訴えたいと言い出した。
しかし、訴えるには本人からの申し出が必要だが、美冬の意識はない。その後羽男と石子は食事をしていた。
そこで、血まみれの美冬を見た時のことを話しだした。「人の運命を変えるのは一瞬のこと」
と言いながら、初めての司法試験の時、目の前で女性がはねられる事故を目撃し、自身の足にも血が飛び散った。
そのまま試験を受けたが、事故の様子が頭をよぎり、何も考えられず試験に落ちてしまった。
その後も試験を受けるたびにその光景が思い出されて、ついに4回目も落ちてしまった。
羽男は4回も試験に落ちた理由を理解してくれた。そして、改めて防犯カメラの映像を見ていた石子は
大庭の家に行くことにした。そして、パソコンを取り出し何かを頼み、そのまま転寝をして朝を迎えた。
ひなはとりあえずことが落ち着くまで、石子の部屋に泊まることになったが、翌日のニュースでひなは「K」がなくなったことを知った。
石子が大庭の部屋へ行ったのは、カメラ映像を鮮明にしてもらうためだった。すると肩に大きなあざがあることが分かった。
そして、ニュース映像で「K」は女性であり、売春のあっせんをしており、ひなたちも紹介してもらったが、
紹介料は7割とかなり高かった。しかも隠し撮りをされており、それをネタに脅されていたという。
防犯カメラの日時と肩のあざを持つ人物
ニュースでは「K」の死亡推定時刻は9日だというが、防犯カメラの映像は10日。「K」が亡くなった後だった。
そうなると、肩にあざのある人物が誰なのか探る必要があった。するとひながそれは美冬だという。
隠し撮りで脅されていた彼女たちは、証拠品となる「SDカード」を盗み出そうとお店に「K」のふりをしてお店に侵入したが、
「SDカード」を持ち出すことはできなかった。そして、逃げるときに手に持っていた棒が、キッチンカーにぶつかり、
ドアミラーが破損したのだという。そうなると話しは違ってくる。美冬は未成年のため、親に賠償責任を問うことができる。
そこを突破口に、義父からの暴力について訴える作戦を立てた。そして、義父にドアミラー破損の民事裁判に出廷してもらった。
しかし、娘への暴力については、いかなる時でも彼は認めなかった。そこで塩崎と大庭に演技してもらい、
義父がよくいくバーで、偶然隣り合わせになった先輩・後輩が家族の話しをする設定で、義父の暴力について証言を引き出した。
石子は会話を録音していた。そして、ひなは「K」で働いていた従業員から電話がかかってきて、「SDカード」をネタに脅されたが、
その会話を聞いていた羽男が割って入り、「恐喝罪で逮捕もありうる」ことを伝えると従業員は素直にカードを渡してくれた。
その中に、義父からの暴力について語る美冬と、肩のあざがはっきりと映る動画が存在し、
あざの形状を照合すると、「K」になりきった美冬のあざと一致したのだった。
そして、ちょうど美冬は意識を取り戻し、義父を訴える意思を羽男たちに伝えていた。
そして、義父は訴えられ処罰されることになった。ひなと美冬はシェルターに入ることになった。
そのころ、大庭は怪しげなセミナーのようなところにいた。しかも名刺に入ったばかりの会社のはずが
役職が「代表取締役」となっていたが、何かトラブルに巻き込まれるのではないのだろうか!?
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Twitter感想
羽男(中村倫也)の「さっきの、どした?」の声色が恋なのはもちろんなんですが、石子ちゃんに「何も?」って返されて(触れられたくないんだろうな)と気づいたであろう時の「そう」がもう刺さりまくったよね。踏み込みすぎない優しさと倫也さんのどこか余裕のある雰囲気の親和性…完敗 #石子と羽男
— ほ の か (@tareme__1224) August 26, 2022
今回の「石子と羽男」や最近のNHKドラマ、こないだRTした長野県の上田映劇など、どこか生きづらさを抱えている子たちに寄り添いたいと願うエンタメはたくさんあるので、その子たちに届いてほしいなーと思う大人です
— 明日菜子 (@asunako_9) August 27, 2022
#石子と羽男 「誰かと出会うことで人生が変わる」と信じてパラリーガルという職を全うしようとする石子と「この仕事では救いきれないこともある」と苦い顔をするリアリストな羽男の対比も良かったな〜。石子の押し切りパワーで羽男の自己肯定感が着実に積み重なっているようにも見える
— 明日菜子 (@asunako_9) August 27, 2022
確かに「生きずらさ」を抱えている若者は多いのだろうな。就職してもうまくいかなかったり、
学校では友人関係で躓いたり。今までなかった「スマホ」という存在で振り回されてしまったり、
「助けてあげる」と言葉たくみに近づく大人に、本当は騙されていることを知らなかったり。
そんな存在だからこそ、シェルターなどのような支援施設の存在がもっと広がってほしい。
羽男と石子は、いつの間にかあうんの呼吸で、案件をどう運ぶか考えが分かるようになっているし、
それに対しての対策も、最初は石子任せだったけど、今回の芝居は羽男も一緒に参加している。
ということは、弁護士としての自信を少しずつ取り戻している証拠となるのか!?
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