「フェルマーの料理」8話、いなくなった海、渋谷との出会い、衝撃の事実

海は「パリにお店を出すため2週間留守にする」と言ってその間岳にお店を任せると言った。

 

しかし岳が海を見たのはこの日が最後になった。そしてお店の海のデスクには封筒が置いてあった。

 

その中には、「孤高」と書かれたコースターが入っており、その裏に店の全員に向けたメッセージがあった。

 

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突然いなくなった海

岳は店の従業員がいる前で、コースターの裏に書かれた海からのメッセージを読み上げた。

 

そこには自分が留守の間、料理長は岳に任せると書いてあった。蘭菜は海が戻るまで店を閉めるのも1つの手だと提案した。

 

しかし岳は作りたい料理がたくさん浮かんでいる。と言うと孫六の助言もあり、全員が岳が料理長になることに賛成した。

 

蘭菜は海が戻ってくると言う、2週間仕事を休むと言ってきた。そしてなぜ急にパリに行ったのか、

 

全員が不思議に思っていた。一緒に暮らしていた岳に何か変化を感じなかったのか?とみんなが聞いてきたが、

 

岳ですらなぜ突然パリに行ったのか全くわからなかった。そして海のいないお店「K」が改めてスタートした。

 

海がいなくなったと同時に、寧々もいなくなったが、お店の営業はそれとなく回っていった。

 

誰もが2週間すれば海は戻ってくると信じていた。しかし時が過ぎても海を戻ってくることがなかった。

 

蘭菜は2週間の休みを終えて厨房に戻ってきた。そして2週間の間に何をしていたか打ち明けた。

 

蘭菜はパリにわたり、海が新しくお店をオープンすると言う情報を手に入れようとしていた。

 

しかし、海が新しくお店をオープンすると言う情報は、どこにもなく嘘だということがわかった。

 

そしてこのままお店の経営を続けるかどうか話し合うことになった。しかし岳は続けたいと強く思っていた。

 

すると、スーシェフが「お店を続けるということは、経理も担当することになる」と言ってきた。

 

そして改めてパソコンでお店の運営状況を見てみると、以前岳が海に指摘した通り、お店の経営はスポンサーがいて成り立っていた。

 

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海と渋谷の出会い

海とシェフの渋谷が出会ったのは、フランスのパリだった。そこは生殖者たちの場所であり、

 

身寄りのない子供たちが食事を提供してもらう場所でもあった。当時海は13歳で母親に連れて来られ、

 

パリに住むことになったが、母親は男を作り出て行ってしまい、自分の住む場所を失ってしまった。

 

そこで教会に出入りし、食事を提供してもらっていた。その食事を食べる時、海はハーブを使って味を変えていた。

 

渋谷はたまたまその様子を見ており、生活もままならない状況で、料理の味を変えると言う少年に興味を持った。

 

そして実際に、彼が手を加えたスープを飲んでみると、彼の舌が確かなことがわかり、自分のところに来るように言った。

 

その頃既に渋谷は、パリで有名なシェフをしていた。海はその下で働くようになり、もう住処を失うことのないよう、

 

必死に渋谷の教えについて行った。しかし渋谷は事あるごとに「孤高であれ」と口にしていた。

 

誰かを目標にしてついていくのは簡単なことだ。しかし、その目標を失った時、自分の目標も見失ってしまう。

 

だから「孤高」という言葉を海にずっと教えていた。そして海はパリでも有名なシェフになることができた。

 

渋谷との出会いが、海を料理の世界へ連れて行った。しかし、3年前に異変が訪れた。それは料理人にとって致命的なことだった。

 

脳幹の一部に腫瘍があり、その腫瘍は様々な神経と絡み合っており、聴覚や神経麻痺だけでなく、

 

料理人にとっての命である「味覚」にも影響与えると意思に告げられた。そこで日本でも有名な脳外科に手術してもらうため、

 

パリの店を閉めて日本にやってきた。そしてその医師は渋谷の同級生でもある、淡島だったため、海の状況を踏まえて診察をしてくれた。

 

しかし、手術を望む海に対して、手術をした場合、複雑に絡み合った神経を傷つけ、味覚を失うリスクも伝えた。

 

そこから海は「孤高」の料理人として、「俺以前と俺以後で料理の歴史を変える」と言い、

 

蘭菜の母親が経営していたお店を改装し、自分のお店である「K」をオープンさせた。その時の約束として、

 

パリで一緒に働いててい寧々を連れて行くことを条件にされた。海は常寧々と一緒に行動していた。

 

もちろんろ寧々は海の病状を知っていたが、お店のみんなに公表する事はもちろんなかった。そのため海は突然の失踪となった。

 

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告げられた衝撃の事実

海がいなくなり、何とか今までのメンバーで店を回していくことができた。スポンサー離れもなかった。

 

しかし岳が魚見と会っているときに、蘭菜から電話が入り、大口のスポンサーと話をすることになった。

 

そのスポンサーは2人にとって宿敵の相手だと言える。岳の高校の理事長を務めている西門。

 

とりあえず話だけでも聞かないといけないと、2人で西門を待っていたが、意外なことに淡島を連れてきた。

 

西門と淡島そして渋谷は、同じ高校の出身で、つながりがあったのだ。そして西門は「経営権を譲る」ことを条件に、

 

料理に集中できるだけの多額の契約金を結ぶと話を持ってきた。そして海はもう戻らないと告げた。

 

2人は海が戻ってくるのを待っていたが、西門が持っている診断書を見て驚いた。それは海の診断書だった。

 

3年前に発病し、やがて味覚に障害が出てくる病気を患っていることを初めて知った。衝撃の事実だった。

 

一緒に暮らしてい岳ですら、海の些細な変化に気づくことができなかった。それほどまでに海は自分の病状を隠していた。

 

改めて店の従業員たちに、これからのお店の経営をどうするか?と話し合うことになった。そして1つの結論を出した。

 

そして西門は約束の日に意気揚々とお店に入ってきた。その前に出たのは岳だった。そして1つの答えを伝えた。

 

「経営権は譲りません。僕には数学があります。この数学で赤字もなんとかします。」と言って西門を追い返してしまった。

 

自宅に帰ると一緒にいなくなっていた、寧々が帰宅していた。彼女も海の居場所を知らなかった。

 

しかし、海の帰りをここで待つことにした。岳も海の帰りを信じ、海に代わり料理長として厨房に立つことを決意した。

 

そこから岳の「孤高」の時が始まった。最初はうまくいっていた。仲間たちとの連携も、やがて崩れ始め、

 

岳への信頼がどんどんなくなっていった。海はそんな孤高の中、病魔とも戦いながら、お店の味を守り続けた。

 

自分も孤高の料理人として、厨房に立つ決意をしたが、それは以前の彼とは全く別人となってしまった。

 


 

 

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