「シェフは名探偵」4話料理人の【プライド】とは何か!?「ラタトゥユ」と「マカロン」

今回三舟は懐かしい友人に再会した。しかも2人も。1人は志村も知っている三舟が帰国後に一緒に働いていた南野。

 

そして、もう1人女性がいた。リヨンで修業時代同じお店にいた羽田だった。彼女は腰を痛め一線から退き今は経営者として3店舗

 

コンセプトの違うお店を出しているらしい。彼女は、自分には料理より経営の才能があったみたい。と笑っていた。

 

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ワイングラスをわざと落とす客

 

お客様に料理をサーブし、時計を見た高築は、金子と視線を合わせうなずいた。その瞬間一人で来ていた男性が、わざとワイングラスを落とした。

 

それは「お前がここにグラスを置いたから悪い」とクレームを高築に付けてきたので、高築は「私は確かに真ん中に置きました。手元に置いたのはご自身ではありませんか?」

 

と言うも怒りのおさまらないお客に、志村が厨房から出てきて謝罪した。そしてお客様を外まで見送った。高築はあくまでも自分に非はない。と言い切った。

 

しかし、志村は「あのお客様はただ、謝ってほしいだけだったのかも」と言った。高築には理解できなかった。

 

そして、最後の男性客が会計と同時に、三舟達に話しかけた。元々同じお店で働いていた同僚だった。懐かしい再会に喜び合う3人

 

男性は南野と言い、出資してくれる人が現れたので、ここから来るまで10分くらいのところにお店をオープンした。と名刺を渡してきた。

 

エールを送る2人に、「料理人のプライドにかけて」と言って帰って行った。高築は「ギャルソン」なので、仕込みなどもない。

 

持て余した時間をスマホでつぶす。「パ・マル」の評判も気になりどうしても見てしまうが、どうしても見過ごせない投稿があった。

 

「パ・マルのラタ・トゥユはまずくてとても食べれたもんじゃない。二度とあの店にはいかない」

 

と、怒りの投稿があり、三舟に見せるも反応がうすく、「お客様がそう感じたなら仕方ない」と取り合わなかった。

 

高築はそこに「シェフとしてのプライド」のなさを感じてしまった。そして、後日羽田という女性が岸部という女性と共に来店した。

 

金子と高築は2人の関係が気になったが、羽田が「勉強になるから何でも注文しなさい」と言っているのを聞き、【料理人】と予想したが

 

金子曰く、料理人にしては「香水もきついし、化粧も濃い。本当に料理人なら味がわからなくなるから、香水を使わないし、化粧も薄いはず」

 

オーナーからの注意

 

羽田たちは三舟の料理に感動しながら食した。しかし、岸部は祖母の具合が悪いので「3日ほど休暇が欲しい」と言い出した。

 

快く羽田は快諾したが、不安そうな岸部。「両親との折り合いが悪くあまり本当は帰りたくない」と言うのだ。

 

その理由は言わなかったが、食べ終わった後羽田は岸部にある忠告をした。「前から言おうと思ってたんだけどね・・・。いずれは気づくかと思ったの」

 

「お店に香水をつけてくることをやめて欲しいのと、化粧はなるべくしないように。ほら、デザートにアイシャドーの粉なんか入ると大変でしょ」

 

翌日は「ヴィーガン希望」を言い忘れた。という女性客が前もってそのことを伝えたうえで、三舟の了解を得て来店した。

 

ヴィーガン料理なので、動物性の物は使えない。だから三舟は豆や豆腐、オリーブオイルなど代用できるもので料理を作った。

 

しかし、女性たちはある料理に首を傾げた。それは「スープ・オ・ビストゥ」実は、南野のお店に出資している人物の娘だった。

 

そのため、南野の「スープ・オ・ビストゥ」が美味しいから。と注文したのに、味が薄くあまり美味しくなかった

 

すると翌日、南野がすごい剣幕で店にやって来た。「子の書き込みをしたのはお前か!!」と三舟に詰め寄った。

 

このお店の「スープ・オ・ビストゥ」は美味しい。本格的フレンチだ。しっかり豚の背脂を使っている。

 

三舟は自分ではないと断言した。そして、「いくら、オーナーの娘と言っても嘘はだめだ。そのうちバレる」とすべてを悟ったように話した。

 

「スープ・オ・ビストゥ」の味が違ったのは、三舟はヴィーガンに対応して【オリーブオイル】を使った。しかし南野は味が落ちるので内緒で豚の背脂で提供した。

 

お前に料理人としてのプライドはないのか?」と問いかける三舟。そして金子は自身のお店のSNSで、三舟が初めて書き込みをした。

 

と、南野の店にこっそり一人で来店し、どの料理も美味しい。とお店の名前を出して、喜びを表現していた。

 

そして、三舟はわかっていた。「ラタ・トゥユ」の犯人が南野だと。だからあえて何も言わなかったのだ。なぜわかったのか。

 

それは、普通「ラタトゥユ」と表記するが、3人がいたお店はオーナーのこだわりで「ラタ・トゥユ」と表記していたから、書き込んだのは南野だと最初から分かっていた。

 

それでいて、ライバル店を持ち上げるようにほめたたえる書き込みをしていたのだ。高築は三舟にシェフのプライドを感じることがなかったが

 

やっと理解できた。「お客様の希望の物を、希望通り提供する」それがシェフとして当たり前のこと。それが三舟のポリシー。

 

羽田が持ってきた箱の中にはぎっしりとマカロン

 

後日、お店が閉店したころ、羽田が白い箱を持ってお店に来た。岸部と連絡が取れない代わりに、このマカロンが送られてきた。と。

 

三舟は他に何かなかったか聞いた。すると「マカロンはマカロン」と書かれたカードが1枚。そして高築は実家に帰省する直前の岸部にばったり会っていた。

 

たまにおしゃれ感覚で「ウィッグ」を着用するそうで、その時はショートのウィッグをつけていたという。三舟は前に「大帝国ホテル」にいたというので

 

そこに連絡を取って、実家の連絡先を聞いてみたら?と提案したが、羽田はすでに問い合わせていたが、「岸部あんじゅ」という女性は在籍していなかった。

 

しかし、きゃしゃな男性で岸部という者ならいたらしい。三舟はそこで謎が解けた。「マカロンはマカロン」持ち込まれたマカロンは、一般的な色とりどりのマカロンではなく

 

色付けしていないマカロンで、志村によるとフランスでは地方により「マカロン」の種類が沢山あるらしい。

 

三舟は岸部が「性同一性障害」であると断定した。だから、先日化粧などを注意されたため、戻りづらくなったのではないのだろうか!?

 

化粧は彼女にとって唯一、自分が「女性」であることの証拠。それをとがめられたため、このマカロンを送って来た。そして戻ってこないのは両親ともめている可能性がある。

 

高築がみた時、ウィッグをつけていたのも、実家に帰省するときは「男」として帰るため。すると金子が口を開いた。

 

「マカロン」を送って来たのも、綺麗なマカロンもマカロンだが、そのままの姿のマカロンもマカロン。自分は自分。だと言いたかったのかも。

 

「私が、同性愛者だって、三舟さんと志村さに打ち明けても、お二人とも今までと変わらず接してくれました。だから今もこうしてここで働いていられるんです。」

 

そこで三舟は「メール」を送ることを提案した。「待っている」とだけ伝え、性別については触れないこととして。

 

後日岸部は帰って来た。2人で来店しカウンターで食事をした。以前より少し表情が明るくなった岸部がいた。

 

閉店後、たまに現れる女性が来た。まかないを食べていたが三舟は女性を事務所に通して、しばらくすると女性は帰って行った。

 

何度も来店しているので、誰なのかみんな気になっていたが、彼女は【探偵】だった。三舟が海外で修業中に、父親が行方不明になり、今も探しているらしい。

 

しかし、何の手掛かりもつかめないまま、時間だけが過ぎているようだ。三舟の父の失踪が、今後の「パ・マル」に大きな影響を及ぼすだろうか・・・。

 

 

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