テレビ東京「シェフは名探偵」1話の名推理を振り返る。2組のお話し。
街にあるフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」には三ツ星レストランからも、引き抜きが来るほどに腕がいいシェフがいる。
三舟忍。しかし彼の才能は料理だけではなかった。細かい洞察力と、推理力。一見フレンチには関係ないが
来店する「お客様」の悩みを瞬時に察し、【ちょっとよろしいでしょうか?】と、店員たち曰く「おせっかい」が始まる。
コンテンツ
一組目は偏食家の粕谷様
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来週月曜23:06放送スタート🍽#シェフは名探偵🇫🇷
1話ゲスト解禁🎊
\三舟シェフ(#西島秀俊)率いる
ビストロ・パ・マルを訪れるのは…👨🍳カップルと思われる二人組に#井上小百合&#玉置玲央🍬
好き嫌い多めのお客様に #奥田洋平🥄
そんな彼と共に来店する #冨手麻妙👠彼らが抱える事情とは🍷 pic.twitter.com/3Jz8b8k9Sq
— シェフは名探偵🇫🇷テレビ東京【公式】毎週月曜よる11:06〜放送中 (@tx_shefutan) May 24, 2021
来店するときは若い女性と一緒だ。そしてソムリエが泣いて喜ぶビンテージワインをボトルで注文しては、半分以上残してくれる。
ソムリエの金子ゆきには「最高の勉強材料」となる。しかし、料理の注文は「お任せで」という。高築が「お嫌いなものは?」と聞くと
「青野菜とハーブかな」と答える粕谷。最初に「カリフラワー」のスープを出すも「体が拒絶する」と一口で返された。
替りのスープも見ただけで何かわかり、これも受け付けないと返されてしまった。そこで、三舟はスーシェフの志村にメインを聞いた。
そこで、三舟はあえて「ソースのない塩コショウのみで行こう」と志村に指示をした。塩コショウで肉のうまみを味わってもらうのだ。
すると、これが大変気に入った粕谷は、毎週水曜日の夜に予約を入れて来店するようになった。
時には一人で来ることもあったが、それが三舟の推理力に火が付いた。三舟があれだけ偏食で「みそ」もダメなのに
【妻が作ったサバの味噌煮だけは、不思議と食べれるんです】
と話した。そして次来店した際は、癖のある料理を提案してみた。「子羊の腎臓」らしいが、美味しいと食べてくれた。
相手の女性も、一度海外で食べた時はまずくて食べられなかった。と言うと、「これはちゃんとした下処理されている証拠だよ」と粕谷は答えた。
そして、帰ったはずの女性が「大切なイヤリングを落としてしまって」と戻ってきました。そこへ【ちょっとよろしいですか?】
「粕谷様とお別れになることをお勧めします。」と三舟。
納得しない女性
「彼は1人で来店される時は指輪をされてますが、あなたといらっしゃる時は指輪をしていません」
「イヤリングはあなたにとって指輪のように、大切なプレゼントなのでしょう。でも、お別れになることをお勧めします。」
女性は粕谷が経営する会社の社長秘書だった。夫婦ではなかったのだ。女性は絶対に別れない!!と言ってお店を後にしましたが
数日後、泣きながらお店に来ました。カウンター席へ案内し、「ホットワイン」を三舟は差し出しました。
彼女は前回提供された「子羊の料理」で自分は奥さんに勝てると確信したのだ。秘書と言う関係上、彼の家で奥さんの料理を食べたことがあるが
とてもまずく、サトイモはぬめりだらけで、玉ねぎは水にさらさないから辛い。下処理をまともにしないからですよ。
と、一気に話したが、静かに聞いていた三舟が、「粕谷様はそれをお召し上がりになりましたか?」と尋ねると、何も言わず食べていました。
と、答えた女性。それは2人が愛し合っている証拠だという。なぜかと言えば偏食家の夫に、どうやって栄養を摂らせよう。
と、考えた時、下処理をしてしまうと、「栄養が逃げてしまう」だからあえて下処理をせず、栄養がバランスよく採れるように工夫されていて
粕谷様もそれを承知して食べているのです。粕谷様が奥様の【サバの味噌煮】だけは食べられる。とおっしゃっていました。
おそらくそれも、奥様が味噌から旦那様を思って作っていらっしゃるのでしょう。だから嫌いな味噌でも食べられるんだと思います。
全ての話しを聞き終え、自分が社長の奥さんには勝てないことを自覚した女性は、納得した様子で帰って行った。
一組目はデザートに文句をつける客
🙌🤩新ドラマ情報🤩🙌
「珈琲いかがでしょう」に次ぐ
ドラマプレミア23の第2弾は・・・#西島秀俊 主演
🍷🫕「シェフは名探偵」🍷🫕訪れたお客さんたちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解く、グルメミステリードラマです😋 pic.twitter.com/c6BEgiqJec
— テレビ東京宣伝部 (@TVTOKYO_PR) March 4, 2021
2組目のお客も男女のお客様。だが、何かもめている。しかし男性がお会計を済ませてしまった。そして、帰り際に「デザートがとてもまずくて台無しだった」と言われた。
慌てて、三舟と志村が材料のチョコを食べてみると、1週間前と味が変化している。前はこんなことはなかったのに。
調べてみると、メーカー側が規格を変更していたことがわかり、もうそこからはチョコは仕入れができなくなった。
そのため、しばらくチョコレートのデザートは提供できなくなった。しかし、ソムリエの金子がネットで、お店の近所に
「チョコレート専門店」がオープンしたことを知り、そのオーナーが、デザートに苦情を言った鶴岡だった。
相手はチョコのプロだったので、使われているチョコのブランドまで知り尽くしていたのだ。
早速高築と志村がチョコレートを買いに行った。「23個入り」他にも「9個入り」「11個入り」など、すべて奇数だった。
そして、お店の名前も「素数」を意味する言葉だった。実際に食べてみると、デザートに苦情を言われても仕方ないくらい
美味しいチョコだった。そして再び2人で訪れたが、鶴岡が大声をあげ帰ってしまった。一人残されたのは予約してきた「川出」だった。
高築にカウンターに座らせるように合図するもなかなか伝わらない。そしてやっとカウンターに招くことができた。
もめた理由
2人は兄妹だった。母子家庭で育った二人だが、母が末期がんで余命少ないため、会いに行って欲しいとお願いしているのだが
兄は仕事が忙しいとお見舞いに来てくれない。ガンがわかった時にはすでにあちこち転移しており、当時ベルギーに留学していた兄には知らせないように母に口止めされていた。
しかし、いざ日本に帰国すると、「忙しい」を理由に会おうとしない兄。どうしてもあって欲しい妹と意見が食い違ってしまう。
幼い頃は、母は給料日になると、シュークリームやチョコを買ってきて、「私はいいから、あなたたちで食べて」と優しかった。と話した。
そこで、三舟は鶴岡が作るチョコレートが「奇数」になっている意味がようやく理解できた。そして、妹に兄のチョコを差し出した。
そして、お兄さんは幼い頃から変わっていません。このお店のチョコはすべて素数で売られているんです。最初は不思議でしたが、
先ほどの話しで分かりました。「素数」にしておけば必ず【余り】が出る。2人で食べても、3人で食べても、全員が食べられる。
だから商品はすべて素数の詰め合わせなんですよ。と説明が終わるころ、鶴岡が店の袋を下げて「まだ面会できるか?」と飛び込んできた。
三舟の言うように、兄は変わってはいなかった。お店がオープンしたばかりで本当に忙しいだけだった。2人でそろって店を後にした。
そして、お店のチョコレートも鶴岡のチョコを使うことで復活した。
ミヤコワスレ(配信版配信版)原作近藤史恵「タルト・タタンの夢」
感想
本当に一人一人のお客様の細かい部分までしっかりと見ているなぁ。
と、感じながら西島秀俊さんが三舟役をすることで「しつこさ」や「おせっかい」と感じない優しさがありました。
これからも、どんな推理を働かせて、お客様の問題を解決していくのか楽しみです。
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