「シェフは名探偵」8話、父との再会、新しいパン屋とブリオッシュの思い出

三舟がずっと探し続けていた父の存在が分かった。生きていた!!そして約束の時間にお店に来ることになったが

 

探偵が連れてきたのは父ではなく、父の仕事を手伝っている安倍という女性だった。父は秩父で有機農業をやっており、

 

彼女はその手伝いをしているという。父からのメッセージを彼女が直接伝えに来たのだ。それは「会わない」という残酷な返事だった。

 

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オーナーが新しいパン屋を開店させる

 

オーナーの小倉が、「パ・マル」の近くに閉店したレストランで、【パン屋】をオープンすると言ってきた。しかし金子は

 

「あの広さならパン屋では広すぎるのでは?」と尋ねると、待ってましたとばかりに、小倉は【喫茶コーナー】を併設する

 

そのために今日はお店に来たらしい。パンと飲み物を提供するので、スープを3種くらいと後少し何かメニューを考えて欲しいとのことだった。

 

そして、パン屋を任された女性二人が来店した。斎木と中江の女性2人ですでに試作品を持ってきていた。

 

三舟は匂いだけで「ぶどうの酵母ですか?」とパンに対するこだわりを理解した。斎木曰く「日本のパンではなく、フランスで食べるようなパンを出したい」

 

と、強い意志を感じることができた。しかし、副店長となる中江がもっとメニューを増やしたいと言っても断固として譲らない姿勢に

 

その場の全員が不自然さを感じた。そして2人が帰った後金子が、あの場では言えなかったけど、「あの店の裏にメロンパンの美味しい小さなパン屋さんがあるんです

 

と、言うので、翌日高築が早速【ブラン】というパン屋のパンを大量に購入してきたが、メロンパンは自分の前で売り切れたらしい。

 

しかし、総菜パンを中心に一般的に日本人の中ではなじみのあるパンが並んでいた。三舟はふと思ったがまだみんなには打ち明けないでいることにした。

 

 

駆け込みで来たお客様

 

間もなく閉店のため、ラストオーダーの時間になったが、一人の男性が「まだいいですか?」と店に駆け込んできた。

 

男性は大野様。イタリア出張から戻ったばかりで、空港からのタクシーの中で、この店の評判を聞き無性に食べたくなって来た。という。

 

そして、3品を注文し満足気に食事をしていたが、パンの試作品ができた。と中江が「ブリオッシュ」を持って店に来た。

 

店員たちで厨房内で試食してみたが、美味しいと評判だったが、大野様の様子がちょっとおかしい。最後にオーダーしたデザートに手を付けず

 

ブリオッシュが気になる様子。そこでみんなで取り分けた物ですが。と、1ピースを大野様に提供するととても喜び、そして切ない思い出を話し出した。

 

各国を転々としていた大野様がフランスで住んでいた家の下に、パン屋があった。そこはイタリア人の女性が営むパン屋

 

片言の英語で2人は親しくなったが、彼女は突然店を閉めるという。そして彼女が最後に大野様に渡したのが「ブリオッシュ」だった。

 

それ以来、どこを訪ねても彼女の所在がつかめず、パン屋の店舗が入っていた建物のオーナーによると、彼女は「乳がんで両乳房を切除した悲しみから、自殺した。

 

と、聞かされたのだ。しかしあきらめずに探すも一向に見つからなかった5年も探しても見つからない。でもまだ彼の心には彼女がいる。

 

彼女の真実と、中江の真実

 

金子がどうしても【ブラン】のメロンパンが食べたくて、店に行くと閉店していた。と嘆いていたが、小倉がやってきて、中江が3日前から連絡が付かないという。

 

そこで、三舟は高築に【ブラン】へ行くように言った。そして真相を話し出した。まだお店はオープン前なのに、「ブラン閉店はおかしい」

 

それにメニューも一切かぶっていない。【ブラン】は中江の実家なのではないのだろうか。という。そこへ3人がお店に来た。

 

【ブラン】の店主と奥さん、そして中江。3人を前に三舟はお互いのパンの袋を隣同士にした。

 

中江の店の名前はフランス語で「水玉」、それを示すかのように白地に、赤い水玉の袋だが、三舟はこの言葉は成立しないという。

 

この前にこれが付くと完全な言葉になる」つまりブラン=真っ白、白地に赤の水玉という意味が成立するのだ。

 

つまり親子で同じ職種で争うことを避けるため、両親は娘の邪魔になる前に店を閉店した。しかし、娘は実家のパン屋と一切メニューが被らないように

 

副店長の案をすべて却下していたのだ。つまり、2店舗が表と裏にあってもメニューも趣向も違うので2店舗が共存できる。と三舟は3人を説得した。

 

今後は親子で、同じ業種で同じ場所でパン屋をやることになった。

 

そして、「ブリオッシュ」にこだわっていた大野様が【今日は食事ではないんです】と言って来店してきた。

 

どうしても彼女が死んだと思えない。という。ブリオッシュの伝説は、女性の神様が両乳房を切り取られ、その後再生した。という伝説から名前がつけられている。

 

つまり、彼女が最後に彼にブリオッシュを渡したのは、病名を知らせたのだ。そして三舟はあの時の疑問を打ち明けた。

 

「ふしぎだと思いませんか?イタリアから出てきた身寄りのない女性が、フランスでパン屋のオーナーになれると思いますか?

 

そこで大野はパトロンの存在に気が付いた。つまり建物のオーナーがパトロンで彼女を援助しており、大野に「死んだ」と嘘をついた。ということ。

 

そこで金子はSNSの力で拡散しましょう!!とネットにアップすると、翌日すぐに彼女からダイレクトメールと写真が来た。

 

その後ろには彼のニックネームの「パピヨン」と書かれた看板があった。彼女も今でも大野を待ち続けていたのだ。

 

やっと、様々なことがひと段落し、三舟はいつもの古い椅子に腰かけた。するとものの見事に座面が真っ二つに割れた。今まで修理しながら大切に使い続けた椅子。

 

その椅子に深い意味があることは、まだ誰もしらないだろう

 

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