「親愛なる僕へ殺意をこめて」最終回、エイジの死とLLの正体、犯罪の理由とは!?

「エイジ」の体に、エイジが戻らなくなり、1か月がたった。B-1のままの姿でナミとすごしていた。

 

そして、B-1は本当の「LL」が誰なのか突き止めた。そして、二度とエイジが戻ることがないことも悟っていた。

 

「LL」はなぜ残忍な犯行を繰り返したのか!?そして、その目的は一体何だったのか!?

 

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主人格であったエイジの死

B-1は「LL」の正体を突き止めた。しかし、一方でもう自分の体に「エイジ」が戻ることがないことも知ってしまった。

 

それは、エイジの恋人で会った京花の存在。彼女は両親の酷い虐待の元育ち、姉だけがかわいがられた。

 

そんな中で歪んだ人格を持った京花は、エイジが「LL」の息子であることを知っていて近づいていた。

 

そして、自分の父親が「誰かから指示をもらわないと生きていけない」人間だということを利用して、

 

ハングレ集団「スカル」をつぶすことを手伝わせ、最終的にナミの親友の命を奪って自殺した。

 

その目的は京花を、かつて「LL」が、姉を殺害したことで、劣悪な家庭環境から救ってくれたように

 

「LL」の血が流れる、エイジに跡を継いで「殺人鬼」になり、自分と同じような境遇の人たちを助けてほしかった。

 

そのためには、エイジが2人いては意味がない。2人の人格を「統合」して、新しいエイジを生み出そうとしていた。

 

そこで、心療内科で「人格の統合」について聞き出し、エイジに「後で生まれた人格はあなた。すべての苦痛を受け止めるために」

 

と、エイジのいる存在意義を伝えた。それは後からできた人格を失うきっかけとなった。そして、エイジはそれでも負けなかったが

 

自ら人格をB-1に統合したようだった。だからエイジはもう出てこない。「死」を京花が宣告していたのだ。

 

B-1として過ごすうちに、少しずつ「エイジの記憶」が流れ込むようになり、事実が徐々に明らかになってきた。

 

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LLの本当の正体は!?

B-1は姉が京花を刺したことで、真の「LL」にたどり着いた。京花は「LL」が来てくれた。と言ったが、それは違った。

 

本当の「LL」はいつも近くにいた。保護司であり義父でもある亀一だったのだ。彼は16年くらい前から

 

「痛み」を感じない体になってしまった。その原因はわからないが、元々彼は歪んだ人格を形成しており、

 

自分の「空っぽ」を、何かに向けることにより埋めようとしていた。幼いころは動物虐待で住んでいたが、

 

徐々に対象は大きいものを求めていた。そんな時「痛み」を感じない体を手に入れてしまった。

 

そのため、「女性を拷問」しているときだけ、自分が痛みを感じ「生きている」という実感が得られるようになった。

 

エイジの父の保護司という立場を利用して、風俗から父親が女性を救った後、その女性を拷問して殺害していた。

 

しかし、数人殺していくうちに、だんだんと「自分が生きている」感覚が得られなくなってしまった。

 

そして、ちょうどその頃必ずエイジの父と、風俗嬢が一緒にいることに目を付けられ、父は亀一に相談してきた。

 

でも、それが彼には好都合だった。父にすべての罪を着せて、焼身自殺をさせることで、自分にも最大の「痛み」を感じようとした。

 

つまり、すべての「LL」の犯行は、亀一が自分の生きる「意味」を見出すために利用されたものだった。

 

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すべての犯罪の理由とは!?

B-1は亀一に向けて発砲したが、ナミが家に入った時、銃弾は亀一の横の床に3発撃ち込まれていた。

 

銃刀法違反などで、B-1は逮捕されたが、その時「本当のLLは亀一です」と事実を告げた。

 

そして、姉も京花を殺害しようとした罪で捕まった。そして京花は父親を殺害した罪で逮捕された。

 

裁判が始まったが、その頃にはすでにB-1の中にエイジの記憶が鮮明に流れ込んできていた。

 

そして、京花に「エイジ殺しの罪」があると説明した。彼女はわざと人格を統合させて、エイジを殺し新しい「LL」を生み出そうとした。

 

しかし、京花はそれを聞くと裁判所で、一人笑い続けやがて叫びに変わっていった。

 

そして、静に面会する母と娘の姿があった。父亀一が「また殺す・・・LL」と書き込んだあの書き込みを見て

 

娘は父が真犯人だと知っていたのか、新たな「LL」を作り出そうとしていた京花の腹を突き刺した。

 

殺人未遂を犯してしまった。母はそんな娘の苦悩に気づけずに、エイジの心配をしていたことを悔やんだのかもしれない。

 

そして、1年後B-1は出所してきた。それを迎えたミナは新しく自分の夢を叶えていた。それはエイジが応援してくれていた

 

「四つ葉のクローバーのアクセサリー工房」エイジに救われて、夢を叶えることができた。

 

B-1であっても、彼女に希望を持たせてくれたのは、彼の中にいる。出所する彼を迎えに行き、エイジに渡せなかったアクセサリーを渡した。

 

B-1 はすでにエイジとなり、大学に復学することもできた。父の無実を信じ戦い続けたひびが終わった。

 


 

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