「親愛なる僕へ殺意をこめて」8話、京花の車、群馬にある秘密、家族写真
エイジからB-1になって6日が過ぎていた。今まで人格交代が起きて、これほどまで長く交代している事はなかった。
それだけ治療の成果が出てきたのだろうか?エイジはこのまま、LL事件の真相に迫ろうとしていた。
しかし、意外なところで事件が起き、予想もしていなかった人物が、京花を襲った人物として逮捕された。
コンテンツ
京花の車にあった痕跡
エイジは合鍵を使って、京花の部屋の中に入った。部屋の中を探したが、特に何もなかった。
しかし、視線に入ってきたのは、彼女の車の鍵だった。早速ミナと車の電源を入れると、ナビが起動した。
ナビの履歴を見てみると、1カ所だけずば抜けて遠出をしている日があった。それは群馬県だった。彼女はそこで何をしに行ったのか?
そして、ミナは京花の事を探るために、病院に潜入することにした。しかし、病院に着くやいなや、防犯ベルが鳴り、響病院中が騒然としていた。
その中から、冷静に出てくる人物がいたが、目深にフードをかぶり、見るからに何かしている人物だった。
ミナはエイジに報告して、その人物の後を慎重につけていくことにした。しかし、その人物が帰宅した場所は意外な場所だった。
「親愛なる僕へ殺意をこめて」1話、幸せな日々が壊れた日、自分を探すエイジ
「親愛なる僕へ殺意をこめて」2話、LLの息子としての期待と真犯人そして、強盗の理由
「親愛なる僕へ殺意を込めて」3話、6千万の行方とGPSの謎、そして京香の安否は!?
「親愛なる僕へ殺意をこめて」4話、入院したはずのエイジと、いなくなった白菱、そして京花の過去
「親愛なる僕へ殺意をこめて」5話、真犯人と、B一の正体、そしてエイジが殺人犯!?
群馬県にある秘密
エイジは、群馬県に行きナビの住所から、あるスナックの扉を開いた。中に女性がいたが、まだ営業時間ではないと言われた。
しかし、エイジは人を訪ねていると言って、京花の写真を見せた。確かにナビの日京花はこの店を訪れていた。
そして、ホワイトラビットに勤めていた、最後の被害者である女性について聞いていた。
しかし、最後の被害者は本名ではなく偽名を名乗っており、そこで働く手はずとなっていたが、彼女が働く事はなかった。
なぜなら、その後えるえるにより殺害されてしまったからだ。なぜ彼女が偽名を使ったのか?桃井が最後に残した言葉は、
車のトランクの中に「ホワイトラビットの顧客名簿が入っている」と言う言葉だった。
彼女は、それらの顧客に自分の素性がばれるのを恐れて、偽名を使って働くことにしただろう。しかし、誰が群馬県まで彼女を紹介したのか?
店の女性は、彼女が来たときの写真を見せてくれた。そこでエイジにある事が思い浮かんだ。急いで実家である。浦島家に帰った。
思い出の家族写真
エイジは家族写真を全て見ていた。そこに養父が帰ってきた。実はミナがおいかけていた女性は、エイジの義姉乃だった。
彼女は最初に京花を刺したことを認めた。そして病院で火災報知器が鳴った日に、再び彼女を襲った。
そして、警察に捕まりすべてを白状した。それはエイジが来てから、彼女の生活が一変したことにあった。
何をしても褒められていた彼女が、エイジが家に来てから、相手にもされなくなってしまい、最終的に引きこもりになってしまった。
しかし、再び親の注目を浴びるため、LLの犯行と見せかけて、犯罪を犯したのだった。
そしてエイジは家族写真からある事実にたどり着いた。LLは拷問してから殺害する手口で、女性を次から次へと殺害していた。
それは「拷問される痛みがわからない」と言う病気を持っている人物ではないかと言うこと。それを口にすると、エイジは刃物を養父の手につきさした。
彼は顔色1つ変えることなく、ナイフを抜き去り、傷口をハンカチで覆った。犯行が始まる。16年前彼は痛みがわからなくなった。
病院で診てもらっても「脳に起きた障害」としかわからなかった。そして、保護者と言う立場を利用して、エイジの父に
ホワイトラビットの女性たちを救うと言う名目で、彼女たちを他のお店に紹介し、エイジの父は「人助けができた」と喜んでいた。
しかし、裏では、その後すぐに養父が女性を殺害していたのだ。だから、女性たちが亡くなる日エイジの父は、必ず女性たちと会っていた。
それを利用して、エイジの父に罪を着せていた。しかし、最後の被害者だけ「アリバイ」が成立していたが、
エイジはそれを解明してみせた。家族旅行で女性が行った先に向かい、そこで女性を殺害し、埼玉県に遺体の1部を放置した。
そして、義母の証言から、この日仕事で一緒に帰る事はなく、養父はレンタカーを使ったと言う。そのレンタカーのトランクに被害者の遺体が入っていた。
そして、埼玉県の山中に遺体を遺棄した。保護司と言う名目を悪用した事件であり、エイジの父を救うふりして、騙して殺害した犯人は養父だった。
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