「雪女と蟹を食う」最終回、海に沈んだあやめ、そして日記の内容と、夫と対峙した北

あやめと最後の地、稚内で「蟹のフルコース」を食べた二人。その時すでに北には「死の覚悟」がないことを

 

あやめは分かっていた。だから北を誘うことなく一人、荒れる海へ向かい歩き出していった。

 

そして、「夫に私の日記を渡してほしい」と託して、あやめは海の中に消えて行ってしまった。

 

コンテンツ

海に沈んだあやめ

北の視界から完全にあやめは見えなくなった。波にのまれて消えてしまった。

 

北は無我夢中で海に入り、あやめを探した。そして何とかあやめを海から連れ出したが

 

すでに意識はなかった。人工呼吸や心臓マッサージなどしてみるが、パニックになっている北はどうしたらいいかわからなかった。

 

救急車を呼び、一緒に病院に着きあやめが病院へ入るのを見届けると、北は「やらなければいけないこと」

 

のために、走り出した。そして、2人が最後に泊まったホテルに戻り、あやめの日記帳を開いた。

 

そこには、北と死の旅を明るく始めたことや、北と抱き合うたびに感じる感情や

 

そのうち、北の中に「死の覚悟」がなくなっていく様子が書かれていた。それでも一人で死ぬと。

 

北は涙が止まらなかった。ところどころ涙でインクがかすんでしまった。しかし、最後のページに

 

北に対する感謝がつづられていた。涙で完全ににじんでしまったが、北はそのページだけは破った。

 

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あやめの日記の内容

あやめは「大衆文学」に成り下がってしまった、夫一騎がまた「純文学」の世界に戻れるように

 

自分をモデルに小説を書いてほしかった。そのために自分の命を投げ出すのも惜しまなかった。

 

しかし、日記と一緒に「包丁」も入っていた。それは一騎が買ってくれた思い出の品だった。

 

「蝉時雨」の最後では、その包丁で一騎をあやめは刺し殺す。という展開になっていた。

 

しかし、実際は夫がまた文壇で脚光を浴びるために、自分の生涯を夫に捧げる妻の日記を残したのだ。

 

北はその日記を渡したくはなかった。それでもあやめの最後の願いだから。と一騎に連絡を取り

 

約束の場所に「一人で来るように」と伝え、翌日ホテルのロビーで一騎を待っていた。

 

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あやめの夫一騎との対峙

ホテルにそれらしき人物が来た。北は近づいて声をかけた。すると「プライベートではサインは断っている」

 

という一騎に、あやめのことを告げ一緒にホテルを出て歩き出した。どこまでも歩く北に

 

一騎は「あやめはどこにいるんだ!」と少し腹立たしく思いをぶつけた。すると北は海を指さし

 

「あやめさんはあそこにいます」というと、一騎は納得したような表情をした。

 

北は日記を取り出し、「あやめさんに渡すように頼まれましたが、あやめさんのことを知っても涙も流さない、あなたにこの日記は渡せない」

 

というと、一騎は「私は、自分があやめに刺されると思っていた。」と、蝉時雨のラストを語った。

 

すると、北は袋から包丁を取り出した。すると一騎は「なんでもする、いくらでも出す」といった。

 

すると北は、一騎に向けて振り下ろしたかと思うと、一騎のすぐ横の砂浜に突き刺した。

 

「これはあやめさんの思い出の品です」一騎は包丁を抜き、新婚時代を思い出していた。

 

そして、涙が徐々にあふれ出してきた。北は「なんでもするっていいましたよね?あやめさんと離婚してください」

 

と、その言葉に一騎は、あやめが一命をとりとめたことを知った。そして、北は日記を渡し去っていった。

 

一騎は東京に戻り、編集者にも日記を読ませたが、これを世に出せば注目を浴びることは間違いない。

 

という作品に仕上がっていた。一騎もそれを自覚していたが、もしそれを出版すれば

 

自分はいつまでもあやめの「呪縛」からは逃れられない。「これはあやめからの自分の小説を書けというメッセージだ」

 

と、日記を火の中に入れて燃やしてしまった。そして一騎は自分の小説を発表した。

 

病院で目を覚ましたあやめのそばには北がいた。警察からの事情聴取も終え解放された2人。

 

あやめは一騎と離婚した。北はあやめを連れていきたい場所があった。一面に色とりどりの花が咲き誇る場所。

 

それを2人の旅の最後にした。そして「毎年この景色を2人で見よう」と北はあやめにプロポーズした。

 

2人は最期の地になるはずだった、北海道で第2の人生をやり直すことになった。

 

■キャスト

Twitterの感想

北はあやめのためにたくさん泣いて、たくさん悩んで最後まであやめを助けることはできなかったけど、

 

海に沈んだあやめを助けに行けてよかった。そしてまた助けるために泣いて叫んで。

 

日記で旅の中であやめが考えていたことを知り、また思いっきり泣いて、本当に泣き虫な北さんだったけど

 

最後、あやめとの穏やかな日々が戻ってよかった。

 


 

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