「夕暮れに手をつなぐ」9話、独立した空豆、届かないメッセージ、2人の思い出

空豆はアンダーソニアの久遠に、自分のコレクションテーマと、コレクションの内容パクられてしまった。

 

その気持ちを伝えたくて、音に電話をしたがつながらなかった。そして直接伝えようとスタジオへ行ったが、そこで音とセイラが抱き合っているのを見てしまった。

 

空豆の手から、デザインも音もこぼれ落ちてしまった。雪が降る中涙が止まらなかった。そんな時葉月がやってきた。

コンテンツ

アンダーソニアを独立した空豆

空豆は自分のコレクションテーマと、すべてのデザインを久遠にとられてしまった。デザイン業界ではよくあること。

 

アシスタントがデザインしたものを、デザイナーが発表すると言う事は決して珍しいことではない。それでも空豆は許せなかった。

 

そして音がどんどん離れていくのも辛かった。そんなことが重なり、空豆は久遠にアンダーソニアを辞めると言ってしまった。

 

雪が降ったの日、葉月は事務所で空豆のコレクションの話を聞いて、彼女を探して街を歩いていた。そして泣きながらうずくまっている彼女を見つけた。

 

葉月は何とかして元気付けようとしていた。それでも全てを失ってしまった空豆は弱かった。葉月は久遠に「空豆にコレクションを返すように」

 

と何度か言ったが、久遠を葉月をパタンナーから外してしまった。葉月も久遠のやっていることを許せなくなり、事務所を辞めることにした。

 

そして2人で新しいコレクションを作り、その場を設ける事にした。しかしその前に音のユニットの衣装デザインだった。

 

磯部はとても気にいってくれた。そして2人もとても気にいってくれた。後は制作するのみとなっていたが、テレビに出演するのをきっかけに

 

音もメディアに出る準備として、雑誌の取材を何社か受けていた。その中にデザイナーが1人いた。大門と言う今注目されているデザイナーだった。

 

すると、上層部から2人のデザインは大門にお願いすると言われてしまった。そしてまた空豆は手からこぼれていくように、夢をなくしてしまった。

 

そして、コレクションの話も、アンダーソニアがあったからこそ、空豆にコレクションを発表する場を設けてもらえたが、独立してしまってはもう意味がなかった。

■キャスト関連作品

 

届かないメッセージ


音は、引っ越し直前まで空豆に言いたいことがあった。でも、話すチャンスがないまま引っ越しをしてしまった。

 

それがまだ心残りで、仕事の合間を乗って空豆に電話した。ちょうど空豆も音に電話をしようとしていた。母親の連絡先を聞きたかった。

 

前にことのMVを観て、橙子が音に連絡をしてきてくれたこと。コレクションを個人でやるには資金が必要だった。響子にそれをフルに生かしなさいと言われた。

 

だからこそ、自分をしてた母親だけど、その「負い目」を利用して、コレクションを発表する資金を引き出すつもりでいた。

 

本当は、スタジオに行った時空豆は音と話したかった。しかし、その前にセイラと話していたので、音に着信がたくさんあった内容は、

 

空豆が葉月と付き合うことになった。その報告だとセイラは嘘を言った。そしてセイラ自身が「空豆を好き」と言うことを、

 

音に「気づいてたでしょう?こんな私って気持ち悪い?」と言って抱きついたところを空豆は見ていた。

 

その後、2人の衣装デザインを話し合うため、葉月と事務所を訪れた時、空豆は元気がなかった。葉月はそんな彼女を気遣い

 

「俺と付き合ってみる?」と軽く誘っていた。空豆はそんなに簡単に使う女ではない。それをわかっていて葉月は声をかけた。

 

だからこそ、軽く遊んでみるのも大切だと教えてくれたが、結局踏み出すには至らなかった。やはり音のことが気になるのだ。

 

音は、住所のスクリーンショット送った後、しばらくして自分の気持ちをメールした。「俺は空豆が好きだ」と送信したが既読にならなかった。

 

空豆はお風呂に入っていた。これからどうしたら良いのか考えながら、お風呂から出てくると、メールの着信があった。しかしすでに削除されていた。

 

空豆は音に「私は音が好き」と、メールを送ったが、9時までに既読がつかなければ、「そう言う運命だった」とあきらめるつもりでいた。

 

しかし音は、レコーディングに入っており、着信に気づかなかった。そして休憩に入ったときに画面を見ると、空豆からメールの着信があった。

 

しかし、9時を少し過ぎていたので、空豆はメールを削除してしまった。お互い「好きだ」と言う気持ちを伝え合いながらも削除してしまった。

 

■ドラマ関連作品

主題歌

ヨルシカ

「アルジャーノン」

ED

King & Prince

「Life goes on」

 

2人で過ごした思い出

空豆は母親の橙子に会っていた。しかし何十年ぶりの再会なのに、「感動」というものが、お互い何も浮かばなかった。

 

とてもあっさりとしたものだった。こんなものかと思い、空豆は話をしないままその場を去ろうとしたが、「話は何?」と橙子が聞いてきた。

 

すると空豆はためらうことなく「お金を貸してほしい」と単刀直入に言った。自分のコレクションを発表するために、お金が要ると

 

スケッチブックを見せた。そして橙子は「悪くは無いわね」と言って、自分でコレクションを出すのではなく、橙子のブランド「コルザ」から

 

新しいルートのデザインを出そうと思っていた。ちょうどそんな時に「おはじきドレス」を見て空豆をスカウトしようと思っていた。

 

そのため橙子のブランドで、自分のコレクションを発表するためにパリに来ないかと誘った。そしてパタンナーは慣れた人が良いだろうと言うことで、

 

葉月も一緒にパリに連れてきていいと言ってくれた。1週間後にパリに発つことになった。響子は送別会を開いてくれると言う。

 

音も来ると言うので、響子は張り切って、ちらし寿司を作っていた。そして空豆には銘柄を指定してシャンパンを買ってきてもらった。

 

帰宅した空豆は、響子にはめられたことに気づいた。もともと近所には売っていないシャンパンを頼まれ、その間に響子は蕎麦屋に行ってしまった。

 

そして、テーブルの上には、2人分の食事が用意してあった。もちろん空豆と音の分だ。少し早く音が到着した。そして2人で花火をしようとした。

 

花火をするには、時間が早いと空豆は言ったが、「新曲のレコーディングがあるから戻らなきゃいけない」と言う音に合わせて、2人で花火をした。

 

空豆は「2人で手をつないだことを覚えているか?」と聞いたが、音は「空豆との事は全て忘れた」と答えた。

 

そして、花火が終わると帰ろうとする音を呼び止めた。「音、手を伸ばせば届くか?」と空豆は語りかけた。

 

音は「案外簡単に手が届くかもしれない」と答えた。空豆は音に手を伸ばして、頬を触った。音は気持ちが止められず

 

空豆を力強く抱き寄せた。そして「お前俺の荷物にお手玉入れただろ?」と話しかけると、「忘れないで」と空豆はつぶやいた。

 

お互い音楽の世界とファッションの世界でこれから活躍していく。だけど、それは2人の距離が離れていくのを表しているのかもしれない。

■ドラマ関連記事

 

Twitterの感想

お互いに手が届きそうなところで届かない。でも、忍ばせたお手玉が2人をつないでくれていた。

 

それは2人にとって忘れられない思い出の1ページだった。だからこそ、音も本当は空豆を忘れたくないんだと思う。

 

2人の思いは、繋がったまま、それぞれの夢を叶えていくように願っています。


 

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