「婚姻届に判を捺しただけですが」最終回、気持ちを確かめあったのに、すれ違う2人。

柊はただ自分の気持ちを押し殺すために、婚姻届に判をもらうと言う形で、自分の思いにけじめをつけた。

 

でも、判を捺してもらい、一緒に生活し、明葉のことを知るうちに、自分の気持ちの変化に気づいたが

 

それが「なんなのか」わからなかった。周りからの指摘で「恋」だと気づいたが、なぜか明葉と離婚してしまった。

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理解できない柊の行動

お互い「好き」だと気持ちをたしかめあうと、柊は「明葉さん離婚しましょう」と…。

 

気持ちを確かめあったのに、なぜ「別れる」必要があるのかわからないが、この結婚の主導権は柊にある。

 

言われるままに離婚した。家も出たが、それから柊の「猛アプローチ」がすごかった。明葉にはますます理解できなかったが

 

男女間の恋愛に全く知識を持たない柊。偽装を終わらせて、「本当の恋」から始めて、改めて結婚したかった。

 

明葉が居候している、柊の会社の受付麻宮のはからいで、2人でやっと話しをすることができ、明葉は家に戻った。

 

恋人同士の同棲生活を楽しむ明葉。おもちに似た猫がプリントされた、お揃いのルームウェアで

 

お気に入りのソファーでくつろぐ。これこそが明葉がいま、一番心地よい時間だった。しかし、柊はそう思っていなかった。

 

「恋人」期間を飛ばして、すぐにでも婚姻届を提出したくて、会社でも取引先に「妻がデザインをした」アピールが多くなった。

 

形的には離婚して、「妻」という呼び方は違うが、明葉指名で、今まで付き合いのない会社からデザインを依頼された。

 

てっきり、尊敬する小説家からの紹介かと思ったが、柊に話すと、仕事上デザインの話しをしたことがある、取引先で

 

明葉に依頼がきたのは、柊が明葉を推薦したからだとわかった。すると明葉は外で「妻アピール」は困ると怒り出した。

■キャスト

価値観のすれ違い

柊はお互いの気持ちを確かめ合い、一度関係をリセットして、新たな夫婦生活を始めたつもりでいた。

 

しかし、明葉はお互いの気持ちを確かめあっても、すでに離婚しているのだから「結婚」と言う形にこだわる理由が理解できなかった。

 

そんな時、ちょうど自宅を借りている社長から、年内で明け渡して欲しい。と言われ、引っ越すことになったが、

 

柊は結婚にこだわる割に、引っ越し先は別々にすると言う。それは「結婚」していないから。

 

明葉はせっかく気持ちを確かめあったのに、別々に引っ越したら、もう2人の関係は終わる。と感じていた。

 

そして気まずいまま、明葉はとりあえず祖母の家に荷物を送り、ここに引っ越した時に、「絶対に手放さない!」と言った

 

お気に入りの赤いソファーを手放すことにした。しかし、仕事の都合で買い取りに立ち会えないので、柊にお願いをして出勤した。

 

しかし、柊はいざ買い取られていくソファーを見たら、「手放してはいけない!」と思い、明葉に電話しながらトラックを追いかけた。

 

「ソファーは手放しちゃダメです!僕にとっての幸せは、あのソファーで明葉さんと一緒に、ビールを飲んでいる時です!」

 

なんとか買い取り業者からソファーを取り戻した柊。引き払うはずの家に行くと、リビングの真ん中にソファーがあった。

■キャスト出演作品

 

2人の幸せの形

柊は偽装結婚を通して、自分は臆病で気持ちを我慢して、見守ることが自分の幸せだと思っていたが、

 

明葉は、愛のない形だけの夫婦でも、朝自分は出勤が、遅いのに毎日起こしてくれたり

 

美晴が好きなままの自分をうけいれてくれたり、色んな明葉の姿を見てきた。そして改めて「見守る」ことが、自分の幸せではないと気づかせてくれた。

 

柊は自分の気持ちをごまかすための偽装結婚を通して、自分は心から幸せになりたいと思った。

 

そう思わせてくれたのは明葉。やっと自分の気持ちがハッキリした時、柊は明葉のことを理解したいと思った。

 

そして周りの夫婦を見ると、婚姻届と言う紙にこだわらず、「事実婚」や、「同棲」など、様々な形があることを知った。

 

明葉の言うように、形にこだわらないで2人でこれから、2人だけの幸せの形を見つけていこうと思えた。

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