「婚姻届に判を捺しただけですが」4話、不毛な恋の始まりは美晴だった?
女性から初めて抱きしめられた柊。その前に、明葉が友達とのハグの話をしたばかりだったので、
「これが友達としてのハグ」と認識し、初めて女性の友達ができた。と言うことで、友達と言うことをとても意識し始めた。
何でもかんでも「友達だから」を連呼して、明葉が柊を好きになりかけていることを、悟られないようにするのが大変だった。
柊は、取引先から箱根の旅館の日帰りチケットをもらったので、一緒に行きませんかと明葉を誘ってきた。
いちどは断ったものの、やはり2人で行くことにした。当日は兄の車を借りていく予定で、まずは柊の実家に立ち寄った。
すると旭が、「今日は思いっきり楽しもうね」と言ってきた。よく見ると2人とも旅行の準備をしている。
明葉は2人で行くのだと思っていた。しかし、柊はチケット4枚もらったと言うのを忘れていたのだ。
明葉も気を取り直して4人で出かけることになった。お店は休業にした。両親から最近美晴が疲れているようだから、
ぜひ行ってくるようにと言われたと言う。柊は途端に心配になったが、特に変わった様子はなかった。
目的の旅館につくと、とても豪華な旅館で、日帰りで帰るのがもったいない位だった。早速温泉をそれなりに楽しむ4人。
柊は旭と大浴場に行こうとするが、「やっぱり他人と一緒にお風呂に入るのは嫌だ」と言って、部屋にあるお風呂に入りに戻ろうとした。
部屋にある露天風呂は、明葉が先に使っているので、ゆっくり帰ることにした。すると途中で、大浴場に行っていた美晴が柊を見つけて、一緒にベンチに座った。
その時、「そろそろ私たちも次のステップかな…。」と話しだした。美晴は【理想の家族】を作りたくて旭と結婚したと言う。
柊は、兄のことが好きで結婚したと思っていた。でもそれは違っていた。美晴にとって、何の心配もいらない生活が欲しい。そのために旭を選んだ。
しかし、柊が結婚したことで、本当は柊に秘かな思いを抱いていたのかもしれない。しかしそれをあきらめなければいけない。そんな気持ちで揺れ動いていたんだろう。
柊は美晴の本心を聞いて、愕然とした。自分は不毛な恋を続けるために偽装結婚をした。しかし先に美晴は安定した家庭を作るために兄を選んだ。
4人の中で1番最初に食事会場に来たのは、明葉だった。あまりにも豪華な食事に驚いていると、旭が次に来た。
そして前には「UNO」を持っていた。下の売店で見つけて買ってきたらしい。4人で後で楽しみたいと言う。
ノリノリの明葉。もしかしたら旭と明葉は性格がとてもよく似ているのかもしれない。だからこそ柊は、明葉と結婚して良かったと思ったことを口にしたかもしれない。
親近感が知らないうちに湧いている。些細な事でも、兄のような感覚を受けているのかもしれない。だからたとえ偽装結婚でも、相手が明葉で良かったと思えるのかもしれない。
旅行から戻ると、テンションマックスの明葉に対して、全く元気のない柊。強引に飲みに誘ったが、明日朝が早いからと断られた。
それでも強引に、お酒を差し出して、2人で飲み始めた。すると明葉は、美晴が初恋と言うならば、あちらのほうはどうなっているのか気になった。
すると柊は「恋愛感情がなくてもできますよ。試してみますか?」と、明葉に迫ってきた。しかしキス寸前のところで明葉が逃げた。
翌朝いつものように、柊を起こしに行ったが、メッセージがあり「早朝会議があるので先に出ます」と既に出勤していなかった。
しかしこのあと、柊の価値観を大きく変える出来事が起きた。明葉が上司の付き添いで、柊の会社に来た。
明葉は大好きな作家がおり、夢はいつかその作家が出す本の表紙を担当したい。柊はそのことを覚えており、今から会う約束があると伝えた。
すごく会いたがっていた明葉は、とても喜んだが柊は「会わないほうがいい」と忠告をしてきた。
そして、自分の手帳を熱心に見始めた明葉。柊が何をしているか尋ねると、読んだ作品の感想を振り返っていた。
そしてついに作家が現れたが、明葉がまるで見えないように、どんなに話しかけても素通りされてしまった。そして喫煙所に行ってしまった。
柊は「だから会わないほうがいいって言ったでしょ」しかし、明葉は喜びでいっぱいだった。柊は180度作品のイメージとは違う作家に会ったとき、
明葉は、自分が美晴の本心をした時と同じように幻滅すると思っていた。しかし明葉は喜びで胸がいっぱいだった。
そして帰宅してから、「幻滅しなかったんですか?」と明葉に尋ねると、「確かに180度違うイメージだけど、どちらも憧れている先生に違いない。知らない一面を見れたことも嬉しい」
明葉は全く幻滅などしていなかった。むしろ知らない一面が見えて喜んでいた。その姿を見て、柊は自分が美晴に幻滅したことを反省した。
自分が勝手に思い描いていた美晴の、イメージと全く違う発言をした。でもそれも大好きな美晴の一面に過ぎない。
ちょうどその時インターホンが鳴った。結構遅い時間だったので、誰が来たのか2人で玄関を開けると、旭が美晴を探していた。
「離婚届」を置いていなくなったと言う。もしかして、柊が結婚したことで、自分の中に秘めていた不毛な恋が疼きだしたのかもしれない。
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