「リエゾン」最終回、優実の行き先、母の死について、志保のこの先

診察が終わった後に丸山からクリニックに電話があった。優実が知らないうちになくなり、今警察にも探してもらっているところ。

 

弟が泣き出したため、騒音が苦手な優実は耐えられなって、家を出て行ってしまったと考えられていた。

 

幸いにも一駅先で保護されていた。しかしなぜか行ったこともない遊園地に行こうとしていた。

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優実の行き先の遊園地

優実は母が生きている頃も、遊園地には行ったことがなかった。それなのになぜ夜中に遊園地に行こうとしたのか?

 

向山が子供たちを見ている間、佐山は父の丸山から話を聞いていた。すると、その夜、突然弟が泣き出した。

 

2階に上がっていくと「母の仏壇」として、棚の上に位牌などがあったが、それがすべて床に落ちていた。

 

そしてすぐそばにいた優実を、父はしっかり使ってしまった。大きな声が嫌いな。優実にとって、それは辛かったのかもしれない。

 

そして、毎日仕事や家事に明け暮れて、疲れきって1階のソファーで寝てしまった。そして2階に上がっていくと優実がいなくなっていることに気づいた。

 

そしてすぐにクリニックに連絡を入れた。佐山は以前にもこんなことあったのかと話を聞いたが、丸山はいいにくそうだった。

 

佐山は差し支えなければ話して欲しい。と言うと、優実のシリアルを帰りに買ってくるように頼まれた。父親だったが、その日は忘れてしまった。

 

そこで母親が買いに行くことになった。しかしその時に事故に遭いなくなってしまった。事故の連絡を受けたときすぐに病院に行きたかった。

 

しかし優実は「今日は病院に行く日ではありません!」と言ってかたくなに病院に行こうとしたかった。それで父親は優実を叱り

 

なんとか病院に連れてきたが、優実には無理矢理病院に連れてこられた意味がわからず、その場で泣いてしまった。

 

それをまた「外で大きな声を出さない、外では泣かない」と言う約束を破り、大きな声を出している優実に苛立ちを感じてしまったことがあった。

 

しかし、なぜ優実が遊園地に行こうとしたのか理由がわかった。優実が持ってきた絵本に、その答えがあったのだ。

 

前に初めて出席した「グリーフケア」で、1人の男の子が「お母さんは死んでお化けになりました」と言ったので、

 

優実は遊園地のお化け屋敷に行けば「お母さんに会える」と考えて、遊園地に行こうとしていたことがわかった。

 

佐山はそれを聞いて、自分の過去と重ねあわせ「そろそろお子さんに本当のことを伝えるべきです。空に入るとか遠いところにいるとか、そういうことを信じてしまいます」

 

と丸山にアドバイスした。そして3人で遊園地に行くことにした。すると優実が見慣れないヘッドフォンをつけていた。

 

しかし、弟の陽太郎は「出かける時はいつもつけていたよ」と言うと優実は「これをつけるとうるさくありません!」と言って3人で遊園地に向かった。

 

■キャスト関連ドラマ

 

母の死について伝えること

3人は遊園地に行き、お化け屋敷を前にした。陽太郎は怖がったが、優実はお母さんに会えると思っているのか、

 

平気な顔をしていた。そこで丸山はここで伝えるべきだと考えた。近くのベンチに3人で座り、「お母さんのこと」について話しだした。

 

「お母さんはもういません。会えません。話すこともできません。」と死んだことを伝えた。そして死んだらどうなるかも伝えた。

 

一緒に笑ったり、一緒にご飯を食べたり、一緒に出かけたり、もう二度とできないことを2人に伝えると、それなりに理解した。

 

そして、母親がなくなって、初めて優実は大声を出して泣いていた。そして「外では大きな声を出しません。外では泣きません。」

 

と言って、口に ×マークをつけたが、丸山は「今日は泣いていいんだよ」と言うと、陽太郎も一緒に3人でベンチに座って泣いていた。

 

そして、次のグリーフケアの日、自己紹介で優実はお人形、次の人にパスしてしまった。しかし陽太郎は母の死について話した。

 

そして泣き始めたが、向かい側にいた優実が「大丈夫です。陽くんが泣いても怒りません。」と言って、優しく頭を撫でていた。

 

家でも何度教えても、位牌に手を合わせる事はなかったが、遊園地に行って以来手を合わせるようになった。

 

彼女なりに、やっと、母親の死を受け入れることができたのだ。そして丸山は優実の将来は行き止まりだと思っていたが、

 

弟を思いやる気持ちが芽生えて、ADSの障害がありながらも、彼女なりに成長していることを知った。

■ドラマ関連作品

原作

ヨンチャン(原作・漫画)
竹村 優作(原作)
『リエゾンーこどものこころ診療所-』
主題歌
『エンベロープ』
コブクロ

挿入歌
『Bouquet』
MOMO SANA MINA from TWICE

 

志保の後期研修の行き先

佐山クリニックに、卓先生の父であり、狭山総合病院の院長である、たかしがやってきた。

 

「何年ぶりに来ただろうか?」と言う父親に「叔母の葬式以来です。」と正確に来た時を覚えていた。

 

時々見せる佐山のASDの特徴が、この時も現れていた。きっと自分を捨てて、姉である、りえに自分を託したことがまだ許せないのかもしれない。

 

そして「佐山クリニック」を辞めて、新設する「小児精神科」の医局長に父親はしたかった。しかしそのものの言い方が気に入らなかった。

 

もし「佐山クリニック」を続けるならば、これからできる小児精神科と患者の取り合いになると言うことだ。

 

卓にはそんな考え方ではなく、病院は患者自身が選ぶものであり、総合病院のほうがよければそちらに行き、それでも足りなければこちらに来る。

 

患者を取り合うと言う、父の物言いが気に入らず、少し不機嫌になったが、生まれて初めて願い事をした。

 

それは志保の後期研修についてだった。佐山総合病院にて3年間、研修医の後期研修を行ってほしいということだった。

 

弟のしゅうによると、父はいつも兄のことを心配しており、今回は兄がこの病院に来ることがなかったが、初めてお願い事をされて嬉しかったと思う。

 

志保が父と兄の距離を縮めてのかもしれないと言われた。志保は初めて大きな病院で3年間も研修できるのか考えられなかったが

 

クリニックに戻ると誰もいなかった。みんな帰ってしまったと思い寂しくなった。すると、クラッカーが鳴りみんな頭が飛び出してきた。

 

志保先生の「佐山クリニック」での、3カ月間の研修を終えたお祝いをしてくれると言うのだ。そして向山はこの3ヶ月で、

 

何がどう改善されたのか詳しく教えてくれた。そしてみんなはリュックサックの中身が減ったと言うことも教えてくれた。

 

みんなは志保が思っている以上に自分のことをしっかりと見ていてくれた。これならば3年間、また新しい場所で研修を頑張れるかもしれない。

 

そして以前「鬱状態の父親の問題、」で受診してきた、滝川親子がお祝いに駆けつけてくれた。2人は今別々に暮らしているが、

 

父親の状態も良くなり、仕事を見つけることができた。今はまだ一緒に暮らせなくても、面会を欠かさず行い、早く一緒に暮らせるようになればと願っている。

 

佐山はこのクリニックに対して、やはりとても熱い思い入れがある。それは自分を引き取って育ててくれた、りえ先生の思いが彼に引き継がれているのだろう。

■ドラマ関連記事

Twitter感想

発達障害の子供は、多くの子供たちが「体幹が弱い」と言われています。だから歩くときにフラフラしたり、

 

みんなで同じ動きをするときに、1人だけ違う子気になったりします。そういう細かいところまでしっかりと描きこんなところもいいと思います。

 

私も最初は心療内科と精神科の違いがわかりませんでした。自分自身がうつ病になり、心療内科にちょうど予約が取れたので、

 

今も心療内科に通っていますが、一度、ひどい過敏性胃腸炎になったことがあるので、心療内科で良かったと思います。

 

このドラマが終わってしまうのはとても寂しいですが、このドラマは通して、もっと発達障害により添える世の中になってほしいと思います。
 

もしよろしければ、こちらのHPもご覧ください。我が家の発達障害について書いています。

わが家は凸凹ファミリー

 

 


 

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