「リエゾン」1話、医者失格の烙印と、失意の志保、そして巡り合ったクリニック
志保は遅刻や忘れ物の常習犯。前髪を自分で切ろうとして、切りすぎてしまったが、なぜか出勤前にやっていた。
しかし、すでに遅刻しており、急いで家を出ようとするも鍵が見つからない、そして、コンロもつけっぱなしだった。
そして、同僚からスマホが鳴るが、スマホがどこにあるのか見つからない・・・。そんな志保に非情な決断が待っていた。
コンテンツ
志保に医者失格の烙印
志保の部屋はひどく散らかっていた。探し物をしに戻ろうとすると、玄関わきが雪崩でモノが崩れ、
それがあったからこそ、ガスコンロがつけっぱなしであることに気づいた。そして、同僚から、
「何してるの!?」とお叱りの電話をうけて、自分がまた遅刻してしまったことに気づいた。
しかし、鍵が見つからない。志保の持ち物はいつもパンパン。登山でもするようなリュックに何かたくさん入っている。
なんとか研修先の大学病院へ出勤したが、早々に指導係の医師に呼び出しを受けてしまった。
また遅刻したことかと思いながら、部屋へ行くと「処方ミス」があった。しかも劇薬を10倍処方していたのだ。
たまたま薬剤師がしっかりとチェックしていたので、大事に至ることはなかったが、遅刻癖や、
忘れ物のの多さなど、今までの行いから「君には医師になる資格はない」とはっきりと言われてしまった。
医者失格!失意の志保が向かった先
志保は気づくと電車に乗っていた。そして、小さいころを思い出していた。そこには優しいりえ先生がいた。
「志保ちゃんはいい子。大丈夫」といつも抱きしめてくれる先生がいた。知らず知らずのうちに、
自分にはりえ先生の用意にはなれない。と思ったとき、電車に乗って先生に会いに行こうとしていたのだった。
しかし、そこについてみると、「さやまクリニック」と昔と外見はかわっていないが、看板が変わっていた。
中に入ってみると、ちょうどクリスマスのシーズンで、これからパーティーが始まるところだった。
そして、志保もクッキーをもらって、ソファーに座るとすぐにクッキーを食べてしまい、そのおいしさに感動した。
女の子が話しかけてくれたが、志保は「おいしそうだったから我慢できない」とクッキーを食べた理由を話した。
すると、2階からサンタさんがおりてきて、みんなにプレゼントを渡した。志保はクッキーをもらったときに
向山に「りえ先生は?」と声をかけていたので、サンタが後で話しがあります。と声をかけてきた。
パーティーが終わると、診察室に呼ばれて、サンタはいきなり衣装を脱ぎだした。そして、りえ先生は2年7か月前に亡くなった。
ということを知らされた。そして、自分はりえ先生の甥で意思を受け継いで、この病院にいることを教えてくれた。
そして、この病院にくる子の多くが、発達障害を抱えた様々な特性を持った親子だと教えてくれた。
診察が始まると、順番が待てない女の子や、母親に絶対絵を見せない男の子など様々な子がいた。
そんな中、一人の女の子が涼太君が書いている、スケッチブックをもって外に飛び出してしまった。
女の子はみいちゃん。みんなで追いかけると、ちょうど軽トラが来たが、直前で止まることができた。
しかし、みいちゃんは座り込んで何もはなそうとしなかった。佐山は運転手から話しを聞き、念のため大きな病院へ行くことをすすめた。
すると、志保は「私は研修医なので付き添います」とまだ、診察のある佐山を気遣い、みいちゃん親子に付き添い
病院で精密検査を受けたが、何も異常がなくほっとした。しかし、母親はみいちゃんをいつも叱ってばかりで疲れていた。
そんなことも募って、またどうして道路に飛び出したのか!?とみいちゃんをせめてしまtった。
そんな光景をみていた志保は、「叱らないで!」と母親に言い、りえ先生がしてくれたように、「みいちゃんは何も悪くない。大丈夫」
と、抱きしめてくれた。そして、何度も何度も大丈夫と声をかけ続け、みいは落ち着きを取り戻した。
原作
竹村 優作(原作)
『リエゾンーこどものこころ診療所-』
志保が巡り合ったクリニック
志保は涼太やみいちゃんを見ていて、自分の幼いころにそっくりだと気が付いた。そして、佐山に「診察してほしい」と頼んだ。
しかし、診察中も志保は座っていることができない。立っていてもじっとしていられない。
そして、幼いころは突然木に登ったり、怪我ばかりしたり、忘れ物はとても多かったが、
祖母の助けのおかげで何とか過ごせていたかもしれないことや、りえ先生のようになり宅で、医学の道に進んだが、
そこで、一人暮らしをしてみて、「生活力のなさ」を身にしみて感じたこと。しかし、なんとか周りのフォローもあり、
研修医にはなれたが、劇薬の処方を間違えて、失格の烙印を押されてしまったことを一気に話した。
佐山は「ADHD兆候は診られます」というと、志保は分かりました。と診察室を飛び出してしまったが、
荷物を診察室においたままだった。佐山はそれをもって追いかけてきた。そして、「薬などを使って緩和していくことはできる」
と伝え、研修医として3か月受け入れをしてくれることになった。しかし、初日からちこくしてしまい、
向山は「当面の問題は時間感覚を身に着けること」と佐山と話し合った。そして、診察の合間に
志保は佐山になぜ自分を採用してくれたのか質問した。すると、「自分も発達障害なんですよ」と答えた。
だから、佐山は朝のルーティーンは時間通りにこなし、昼のルーティーンもしっかりとこなすこだわりが強いのだ。
Twitter感想
私が関わってる発達の子達なんて一握りだけど実際こんな綺麗に行かないし、一芸に秀でてる子なんていないし、癇癪はもっと激しいし、汚い言葉もいっぱい吐かれるけど、それでも困りごととかその裏の親御さんの苦労が地上波で描かれるだけでもすごい大きなことだなーって感じる#リエゾン
— ぺん (@3na10_pen) January 20, 2023
子供に「あなたは悪くない。いい子」って言うのはは大事だと思うんだけど「じゃあ私が悪いの?」って思い詰めないようにお母さんのこともケアして欲しい…。#リエゾン
— くー🍜⚱️💐📻🍡🎺🌭🎹✈ (@hori2293) January 20, 2023
子供の発達障害のドラマか
たまに会うだけの人は子供の味方をするだけで済む
親は叱りたくて叱っているんじゃ無い
追い詰められ相談する所が無く藁にもすがる思いで児童精神科に来た人が殆どだと思う
子を守る為に先ず親を救わないと
親はいつも責められている気がしている筈
時に医師にさえ#リエゾン— 森繁久子 (@1225yon_ruvi) January 20, 2023
わが子は「発達障害」です。診断はすぐに下りました。しかも軽度の知的障害もあり、今は薬も処方され、少し落ち着きました。
本当にドラマでえがかれているように、綺麗な世界じゃないし、医師から「遺伝です」と言われて、
『産まなきゃよかった』と何度も自分を責めました。それでも親を救ってくれる場所はないのです。
それでも、こうして「発達障害」を題材としたドラマが、放送されるだけでも認知度が上がり、理解も深まると期待しています。
ドラマの中で、みいちゃんが多動と描かれていましたが、実際は女の子に多動は少なく、よく話す多弁が多いのです。
もしよろしければ、こちらのHPもご覧ください。我が家の発達障害について書いています。
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