「リエゾン」6話、ステップファミリーとディスクレシア、そして見つけた解決策

凛のいとこはシングルマザーだったが、男の子を持つシングルファーザーとの再婚を決意した。

 

しかし、どこかいつも慣れない気持ちがあった。自分の子ばかり可愛がっているわけではないが、

 

息子の優太とのふれあい方に戸惑いを覚えていた。そして彼は2年前にADHDのグレー判断を受けていた。

 

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ステップファミリーの難しさ

凛のいとこの春香は、小学生の優太の父親と再婚した。自身にも保育園に通う美桜という子供がいたが、

 

いつも2人の関係にピリピリしてしまっていた。どちらも同じように「愛さなくてはいけない」と思いながらも、

 

優太のことはどこか「友達がいつまでも家に帰らない」という気持ちで接してしまっていた。

 

そして、そんな自分を春香は自信で責めていた。そしてさらに彼女を追い詰めたのは優太のことだった。

 

彼は学校でカードを作ってきたが、おそらく言葉を書く部分を黒く塗りつぶしていた。

 

そこで、凛に相談してきたのだった。彼女なら優太のことが分かるかもしれない。という望みを持っていた。

 

そして佐山の診察を受けることになった。当日2人の子供を連れてきた。向山が娘を見ていてくれた。

 

佐山の診察が始まると、悠太は「50音表」を読まされたが、すらすらと呼んで見せたが、佐山が

 

「じゃあこれは?」と「ぬ」を指すと、読むことができなかった。そして「む」を書かせたら書くことができなかった。

 

■キャスト関連ドラマ

 

優太のディスクレシア

佐山は簡単な診断として、「読み書きが難しい」=ディスクレシアと診断した。おそらく優太の能力は

 

平均より高いため、「50音表」をすべて暗記することができているが、その中の一つを取り出すと

 

正確に読み取り、書くことができない。これは脳の機能の問題で、症状も同じディスクレシアでも様々。

 

文字がぼやけて見えたり、鏡字のように反転して見えたり、ぐるぐるとしていたり・・・。そこで佐山はタブレットを出した。

 

そして、国語の教科書を拡大して見せると、優太は見やすい大きさにして、ゆっくりと読むことができた。

 

そしてタブレット学習を勧めた。「書く」ことが苦手な場合、「選択肢問題」形式のタブレット学習なら

 

優太の負担も少なくなる。そして家では凛の発案でひらがなカードを作り、同じ字を探したり、

 

それを紙に書き写したりして、すこしずつ正確なひらがなを認識することができるようになってきた。

 

しかし、そこに美桜が「わたしわかる!」と入ってきてしまうので、優太のいら立ちが募った。

 

父親は「優太は前は本をよく読んでいた。」と言っていたが、優太の状態では本を読むことはかなり難しいはず。

 

それを凛に相談すると、元妻と離婚する前はおそらく、優太のことで言い争いが絶えなかったのだろう。

 

それから逃げるように、彼は「本を読むふり」をして、2人の会話を聞かないようにしていたのではないのだろうか!?と言われた。

 

そして、ついに能天気な夫に春香は切れてしまった。そして眠りに行こうとすると優太は起きていて本を読んでいた。

 

凛の言葉を思い出した。今自分がしたことは優太にとって「逃げたいこと」だったのだ。

 

■ドラマ関連作品

原作

ヨンチャン(原作・漫画)
竹村 優作(原作)
『リエゾンーこどものこころ診療所-』
主題歌
『エンベロープ』
コブクロ

挿入歌
『Bouquet』
MOMO SANA MINA from TWICE

 

ディスクレシアの最善の解決策

佐山は学校で使うタブレットに、教科書を入れてもらうことを、学校に掛け合うことを提案した。

 

しかし、学校ではそれが「特別扱い」取られ、いじめにつながりかねないと言われてしまった。

 

そんな時に事件が起きてしまった。テストを返されたが練習のおかげで、最初の方は正解しているが、

 

後半は「読むこと」につかれてしまって、字を書くこともできなくり、不正解がつづいていた。

 

そのテストを後ろの席の子が取り上げ、優太のことをからかった。タブレットに教科書を入れなくても

 

優太はテストの結果で差別されてしまっていた。そして、春香は決意してもう一度学校に掛け合うことにした。

 

そして、夫もついていき家でやっている「タブレット学習」の採点結果を見せた。すべて正解している。

 

学校ではそんなことは一度もなかった。でも書かずに済むタブレットならば優太は考える時間を持つことができる。

 

学年が進めば、さらに漢字も複雑になることから、もう一度「特別扱い」ではなく、教科書をタブレットに入れてもらう検討をお願いした。

 

すると、優太は春香の手を握り「僕はバカじゃない」と泣いた。優太の気持ちを知った担任は善処してくれるだろうか。

 

そして、ステップファミリーとして、佐山は「親は子供がかわいいもの」という言葉で縛られている。

 

実子でもかわいいとは思えない親もいる。と春香に声をかけ、その言葉に縛られることはない。

 

絆はだんだんと生まれてくるものだと励ましていた。ステップファミリーとディスクレシアにこの家族はゆっくりと向かい合うことになる。

 

■ドラマ関連記事

Twitter感想

言葉は読めて当たり前。という考えが障害者を苦しめる。子供は本人の気持ちを知らないからさらに残酷だ。

 

わが子もディスクレシアまで行かないが、読み書きにかなり時間がかかり、担任からいじめを受けていた。

 

助ける側の担任が、「遊んでいる人がいますがどう思いますか?」とつるし上げをしていたのです。

 

わが子は遊んでいるわけではなく、担任の言葉が理解できないうえに、読み書きが遅いので何もできずにいただけなのです。

 

もしよろしければ、こちらのHPもご覧ください。我が家の発達障害について書いています。

わが家は凸凹ファミリー

 

 


 

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