「クロサギ」6話、投資詐欺とマンション投資詐欺、そしてひまわり銀行とは?

黒崎は上海から戻ってきた。氷柱に預けていたクロを引き取りに行った。少しご飯を食べ過ぎて太ったらしい。

 

しかし氷柱は、将来検事となる身として黒崎の孤独を心配して声をかけた。

すると珍しく黒崎から食事に誘われた。当日何を着て行こうか迷っていた氷柱だったが、たどり着いたのはセミナー会場だった。

 

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投資詐欺の実情

氷柱は同じ大学の同級生から相談を受けていた。それは「詐欺」についてだった。被害にあったのは彼だけではなかった。

 

最初に10万円預け、それをまた違う人物に貸し付けることで、利益が生まれ、その還元が受けられると言う詐欺に引っかかっていた。

 

気づいたときにはすでに遅く、先グループは撤退しており、連絡がつかない状態となっている。

 

よくある詐欺のパターンだ。黒崎にこのことを話すと、「その前に会社の実在を調べること」と言われた。

 

数日後氷柱は同じ男性に、「被害者の会」として救済活動している弁護士のチラシを見せられた。

 

氷柱は、黒崎のアドバイスに従い、そのチラシにある住所に行き、本当に弁護士事務所は実在することを確認した。

 

そして代表の弁護士とも実際に話をして、「被害を訴えるにはまだ人数が足りない」と言われてしまった。

 

氷柱は弁護士会の登録者名簿を見て、その弁護士がちゃんと登録していることを確認し、同級生に安全であることを伝えた。

 

しかし実際に面には「お金の心配は無い」と言っていた弁護士だが、被害を訴えるには「5万円が必要」と言われ

 

実際にお金を支払うと、弁護士と連絡を取れなくなったと言う。あの弁護士もまたぐるになり学生たちを騙していた。

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マンション投資詐欺

氷柱は日曜日に黒崎に食事に誘われたが、着いた先はセミナー会場だった。「中の食事はおいしいらしい」と

 

氷柱に言うと、先に中に入っているように黒崎は言いどこかへ行ってしまった。このセミナーは「マンション詐欺」

 

生ほどの投資先グループが、集めた資金を元手に、黒崎から鎌倉のマンションを5000万円で売ろうとしていたところを、

 

7000万円で買い上げた。先に黒崎が巧妙に仕掛けた罠だった。しかも元手となったお金は、投資詐欺で得た全財産だった。

 

詐欺グループは、自分たちが詐欺にかかっているとも知らず、セミナーを開き出資者を募り、「全室満室」と謳い

オーナーとなり、資産を増やすことを提案した。しかしそこに黒崎が乗り込み、実際にこの物件は幽霊物件であり

 

とても人が住めるような状況では無いことを説明した。酒グループたちは逃げようとしたが

氷柱が先に通報しており、すぐに詐欺グループたちは逮捕されることになった。

 

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父の死の影にある「ひまわり銀行」

黒崎は上海から戻り、しばらく作業休むかと思われたが、休むことなく餌を求め続けた。

そこには亡くなる前の父の不審な金の動きがあったからだ。父は2つの融資を受けていた。しかしなくなる直前で、

 

3000万円を、銀行からの融資ではなく、その子会社にあたる「投資ファイナンス」で借り、一方の銀行の融資を全て返済していた。

 

通常ならば銀行で借りていた方が、利子が安く借金で首が回らない父には有利なはず。なぜそのようなことになったのか?

そこに「ひまわり銀行」と言うワードが引っかかってくるが、今回新しく着任した責任者には、何らかの黒い影がまとわりついている。

なぜ銀行の関係者が、桂木の元を訪れているのか?黒崎は知らないが、桂木は新たな知恵を授けようとしているのだろうか?

 

そして氷柱が通うゼミの講師、鷹宮は氷柱を口説いて振られたかと思えば、今回の投資詐欺の相談に乗った。

 

しかし、氷柱が自分たちの大学の学生が、詐欺に引っかかったことを内緒にしていたため、そのことに怒りを募らせてのか

鷹宮は、投資詐欺に引っかかった生徒たち全員の名前を公表し、停学処分としてしまった。

 

彼の行いは「優しい」のか「冷たい」のか掴みづらいところがあるが、何かしらの影を感じる。

 

それは今回何かを考えている「ひまわり銀行」の宝条を、叔父に持ち、彼も何か企みをしているのだろうか?

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