原田知世主演「スナックキズツキ」8話、香保の友達南さん

裏通りにひっそりとあるスナック「キズツキ」壊れてしまった看板を、ガムテープで補修している

 

本当に傷ついているスナック。でも「アルコール」はおいていない。昭和レトロな喫茶店のような雰囲気。

 

運がいいとオーナーが作る、美味しい料理を食べることができる。今回「キズツキ」を見つけたのは南さんだった。

 

家庭に疲れた南さん

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南さんは以前訪れた「香保」さんの同級生。香保さんは一流企業に勤める夫と結婚し、息子は京大に合格した。

 

南さんから見るとうらやましい生活をしているのかもしれない。それは、彼女には2人の子供がいるが

 

どちらも高校生でも自分のことは人任せ、家事の手伝いもしなければ、ご飯は母親が作って当たり前と思っている。

 

香保の息子のようにできた子供でないことを悔やんでも遅いが、香保の息子のことを子供たちに言うと

 

なぜか「じゃあ塾辞める！」となってしまう。夫に頼りたくても単身赴任でほとんど母子家庭のようなもの。

 

そして、職場は「訪問介護」しかも、とても口うるさい男性を担当しており、食器を洗う洗剤の量まで文句を言う。

 

 

 

何もかも放り出したくなる

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家でも自分がすべてやって当たり前。と思われている。そして、仕事先でも散らかり放題の家。

 

片付けてくれるのが当たり前だと思っている。そんな生活に疲れふと壁を見たとき、トウコが看板を出しに上がって来た。

 

「何か飲んでいきませんか？」と誘われるままにお店に入ると、懐かしいものが沢山あり気持ちがあがる。

 

そして、アイスコーヒーをオーダーしたが、豆を挽くところから始まる。そしてそれがとても香りがよく美味しい。

 

気持ちが少しずつほぐれてくると、店内に「甘い匂い」を感じた。するとトウコが「これかしら？」

 

と、開店前に試作していた「シュークリーム」が出てきた。カスタードクリームから作った本格的シュークリーム。

 

休ませた生地を半分に切り、中にたっぷりカスタードを絞りふたのようにもう片方を乗せる。「試作品だけど良かったらどうぞ」

 

アイスコーヒーのほろ苦さと、カスタードの甘みがちょうどいい。美味しい飲み物に食べ物ですっかり気持ちがほぐれてきた南さん。

 

カウンターを出てきたトウコ

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南さんがリラックスしていると、おもむろにトウコがカウンターから出てきた。そして「足いくつ？」と突然聞かれ

 

戸惑いながら「24センチ」と答えると、カウンター下から24センチの白い靴を出してきた。

 

「タップシューズ」らしい。「私はすでに履いてます」と、トウコは自分の足を見せると、南さんも履いてみた。

 

踊ったことのないタップダンス。トウコに簡単なステップを習い、後は音楽に身を任せて好きなステップを踏んだ。

 

意外に踊れた！自分にもできた！そんな喜びを胸に帰宅すると、娘が「ごはんまだー？」と何もしないでソファーに寝ころんでいる。

 

今日は思い切って言ってみた「おかあさんんは疲れているからもう寝ます。自分のことは自分で何とかしてください」

 

言い終えると軽やかに階段を駆け上がり部屋へと消えた。トウコの不思議な力でまた1人癒された。

 

 

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