「スナックキズツキ」4話、1話の中田さんの彼瀧井くん

世の中は狭いのか、人と人はつながっている。知らない部分でつながっている。

 

コールセンターで働いている中田さん。いつもクレームを入れてくる安達さん。そして足立さんが怒りを覚えるバスの乗客佐藤さん。

 

それぞれが何かに傷つき、心が疲れたときに見つけるスナックがある「キズツキ」今回は中田さんの彼瀧井くんだった。

コンテンツ

なんだか不満を覚える瀧井くん

広告代理店に勤めている彼は、コールセンターで働いている中田さんとお付き合いをしている。

 

しかし、いつも彼女は話を聞くばかりで、自分の話はしてくれない。それが少し不満な部分。

 

今度の土曜日に、ドライバーとして高校の同級生のバーベキューに付き合うことになった。それについても、彼女は聞いているだけで何も言わなかった。

 

もしかしたら、あまり気が進まないので、止めて欲しかったのかもしれない。でも「楽しんでおいで」と言われたら何も言い返せない。

 

当日高校時代の女友達が、免許取り立てで軽自動車に乗り、彼の家までやってきた。そこからバーベキューの会場まで彼が運転することになっている。

 

会場に着くとすでに大勢の人で賑わっていた。すぐに間違えたと気づいたが、帰る術がない。セレブばかりの集まり。

 

自分がここにいてはいけないと思った。そこで挨拶に来た男性に名刺交換をすると、レストランを助けしているCEOだった。

 

自分は「広告代理店に勤めてます」と言うと相手は「じゃぁCMとか出かけてるの?」と聞かれたので、「小さな代理店なので、イベントがメインです」と答えると、男性はさりげなく去っていった。

 

同級生の女性は、バーベキューのお肉を取りに行って、一緒に来た女の子も行ってしまった。そして女の子だけが戻ってきた。

 

彼女の家は企業を経営しているらしく、兄が実家を継ぐため、自分はドイツ語を生かして、好きなことをやりたいと言っている。

 

そんな時高級ワインの差し入れがあると騒いでいたが、自分は何も知らないのに女の子に「結構高級だよ」と言ってしまった。

 

あまりの居心地の悪さに、食べ物も美味しく感じない。やっと解放された。友達が家まで送ると言うが、そんな気分ではないので、歩いて帰ることにした。

 

その途中、なんだか胸のむしゃくしゃした気持ちを、道端の石にぶつけて、蹴り飛ばした途端、近くにあったお店の看板にぶつかってしまった。

 

看板が破損してしまったので、謝罪のためお店に行くと、トウコが電球を替えるのに苦労していた。

 

看板を破損したことを謝罪すると、「それよりも電球替えてくれない?」と言われて、電気を替えるとコーヒーをいれてくれた。

■キャスト関連ドラマ

 

■ドラマ関連作品

益田ミリ

『スナック キズツキ』


スナック キズツキ [ 益田ミリ ]

主題歌

オープニング

清 竜人

「コンサートホール」

エンディング

森山直太朗

「それは白くて柔らかい」

謝罪をしに来たはずなのに、癒されてしまう。

まるで瀧井くんの謝罪が聞こえてなかったのか、トウコはおいしいコーヒーを淹れてくれた。

 

店内を見まわすと、レトロな雰囲気がとても落ち着く。そしてアルコールはないが、食べ物がたくさんある。

 

思わず今日のバーベキューで、自分は場違いな場所にいて、食べた気持ちがしなかったと口にしてしまった。

 

トウコは海外に行った時に、気に入ったコーヒー豆を買って帰ってきたことを話した。その中でノルウェーにも行ったことがあると言う。

 

すると小説の「ノルウェーの森」の話になり、トウコは「お金持ちの人が言えない言葉って何?」と問いかけた。

 

小説の一説らしいが、彼を読んだことがなかった。トウコは「お金がない」と言うことが言えないと言うことだった。

 

それを聞くと瀧井くんは、自分の過去を振り返っていた。好きな大学に行きたかったが、お金がなくて諦め近くの大学にした。

 

友達から「美大に行きたいんじゃなかったの?」と言われたが、お金がないとは言えず、「朝が弱いから、家から近いのがいい」と答えてしまった。

 

お昼ご飯も、友達は皆購買で買っているが、自分は母の手作りの弁当だった。友達にはお金がない家だと言えなかった。

 

そして今日も、自分が場違いな場所にいることを、友達に言えず、思わず見栄を張ってしまった。

 

そんな彼が注文したのは、だし巻き卵だった。母が作っただし巻き卵が大好きだった。

ノルウェイの森 (講談社文庫)

■キャスト

母が作るだし巻き卵

瀧井くん兄弟にとって、母が作るだし巻き卵は大好物だった。毎朝一生懸命お弁当を作ってくれる母親。その横からだし巻き卵つまみ食いする。

 

そんな日常が思い浮かんだ。お金がなくても毎日おいしいだし巻き卵が嬉しかった。トウコが作ってくれただし巻き卵もそんな味がしたのだろう。

 

瀧井くんはひと口食べると思わず涙がこぼれた。言いたいことを言えない。そんな気持ちを察してか、トウコが「朗読しましょう」と言って本を2冊出した。

 

自分はやらないと言いながらも、1冊の本を受け取ると、中は何も書かれていない真っ白な本だった。

 

するとトウコが「じゃぁ私から始めるね」と言って朗読が始まった。「ウミウシは思った。知らないなんて言えない」

 

そんな朗読につられて、瀧井くんも話しをつなげた。するとウミウシは船の中に入ることができた。

 

そこでは毎晩晩餐会が開かれており、とても豪華な様子だった。でもそれはお金持ちには日常的な夕食だった。

 

そして瀧井くんは朗読が終わり、自分の気持ちをウミウシにのせることで、気持ちが少しスッキリした。

 

帰ろうとすると、トウコが「ホタテがいた。言わずに去ることもできたのに。」瀧井くんは少し恥ずかしそうにお店を去っていった。

 

そして、トウコは破損してしまった看板を、ガムテープで止めて補修していた。キズツキの看板に本当に傷がついてしまった。

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