「元彼の遺言状」9話、十里ケ浜へ行った麗子と篠田。当時を知る者たちは口を閉ざしている

津々井が保証人になったことで、仮釈放された篠田。そして、麗子は篠田を自由にするために十里ケ浜へ向かった。

篠田が当時働いていた「プロメッサ」、6年前と同じ風景が広がっていたが、お店のオープン準備をしに外に出た女性。

 

篠田を知っているようだが、篠田には記憶になかった。そして、あらゆることが篠田の記憶から消えていた。

 

記憶を失くした篠田を連れ十里ケ浜へ行く麗子

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事件は6年前。実業家の小笠原が「プロメッサ」で開いたパーティーで起きた。そして篠田はその時厨房で働いていた。

 

しかし、篠田は勧められるままにワインを飲み、酔いを醒まそうと外に出た。その時は「開店」の合図の旗ははためいていた。

 

そして、しばらくして目が覚めると、旗は降りていたが店内はまだにぎわっていた。

 

しかし、篠田はもう一休みしようと、店の奥に行ったが、次に目が覚めると店内は真っ暗で、

 

篠田の側に財布が落ちており、それを拾いテーブルに置いた。そして、不思議なことに片づけはされていなかった。

 

不思議に思いながらも店内を歩くと、包丁が落ちていたのでそれを拾った。すると血が付着していることに驚いて、手から離した。

 

そして、その先には背中を刺されて息絶えた小笠原がいた。そして篠田は「財布の指紋」と「包丁の指紋」から

 

真犯人と断定されてしまったが、誰もいない店内に電話が鳴り響いた。そして「今すぐそこから逃げろ！！」

 

と、言われたので、言われるままに逃げ「逃亡犯」となり、6回名前を変え各地を転々として、栄治の元にたどり着いた。

 

それが、篠田が記憶している事件に関することだった。篠田には記憶がところどころ重要なところが抜け落ちていたのだった。

 

 

当時のパーティーの参加者は何を知っているのか！？

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事件のことを調べる間に、宿泊する宿へ行くと、なぜか先に津々井がいた。津々井は当時のパーティーの参加者を調べていた。

 

そして、すべては麗子のおごりだといい、海鮮の夕食を楽しんでいた。そして、翌日公民館に、パーティー参加者に集まってもらった。

 

しかし、全員があの事件は「田中守が逮捕されたことで、すべて終わった」と口をそろえていた。

 

そして、誰に聞いても「当時のことはよく覚えていない」と口をそろえた。そして島を歩いていると、後ろから民宿の車が来た。

 

しかし、民宿の主人はお客の送迎ではなく、町医者の往診の手伝いをしていたのだ。

 

その2人もパーティーの参加者だった。そして、篠田は外のベンチで寝ていた時に、起きると「特徴的なストール」がかけられているのを思い出した。

 

そこで、お店の女性美月に聞くと、島に住むおばあちゃんが持っていた。と証言した。さっそく二人はおばあちゃんの家に向かった。

 

すると、「私の物だ」と証言したが、家の者が来た途端話がちぐはぐで通じなくなった。女性は軽い認知症らしい。

 

これで一つの有力な証言が消えた。そしてその日の夕飯は蟹だった。待ちきれない津々井は自分でむこうとして、

 

手をけがしてしまった。そこでなぜか来ていた紗絵を伴って町医者を訪れた。しかし、紗絵は医師は犯人ではないと電話してきた。

 

そこで、篠田は店にかかってきた電話の向こうで、病院の風見鶏がきしむ音がしていたことを思い出した。

 

そこで、病院を訪ねるが、医師は何も話さなかった。そこで麗子は連絡先を渡して帰ることにした。

 

麗子は篠田に「いい弁護士の条件は嘘を見抜く力と、真実を見つける力。」と言い、医師は「何か話したがっていた」

 

と、言ったが、麗子たちが帰った直後、医師は水死体となって発見された。これでまた一人証人がいなくなった。

 

 

麗子にある勝算とは！？

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篠田はずっと逃亡生活をつづけ、自分は透明人間だった。と語り始めた。しかし、それを栄治が見つけてくれて、

 

麗子が自由にしてくれようとしていることに、感傷に浸っていた。しかし、麗子はそんな話を聞く暇もなく

 

次なる手段を考えていた。栄治が残した遺言の本当の意味がやっと分かったとき、麗子は厄介な案件を任されてしまったと思った。

 

しかし、津々井に元の事務所に戻る約束をしているので、津々井は今後も協力をしてくれるだろう。

 

そして、人から話を聞き出すのが上手な紗絵も、麗子たちをしたって来てくれている。

 

みんなで力を合わせれば、篠田の冤罪を晴らし、真犯人を見つけることができる。

 

おそらく真犯人は、今回医師を殺害した人物。麗子たちの追及に何か話してしまわないうちに殺害されたはず。

 

病院は島に1軒しかないので、病気じゃなくても毎日人であふれている。その中に紛れているのか、

 

民宿の主人が、往診の手伝いをしているのは、医師を常に見張る役割もあるのではないのだろうか！？

 

 

 

 

 

「元彼の遺言状」の見逃し

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