「元彼の遺言状」4話、ミステリー作家の思惑と、篠田の過去に関する謎
麗子は老舗の企業に対して、顧問弁護士を務めている中で、高齢の弁護士を探すのに必死だった。
それは、高齢であれば「引退」に伴い、自分の若さを売りに新たに「顧問契約」を結ぶチャンスがあるからだ。
しかし、篠田は栄治と楽しんだ、ミステリー作家秦野の13年ぶりの新作発表会が待ち遠しくて仕方なかった。
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新作発表会でまさかの暴露
篠田はネットで配信される、新作発表会を楽しみにしていたが、秦野が会場に現れ、13年ぶりの新作の発表をするはずだった。
しかし、秦野の口から出たのは「私は殺人を犯しました」という爆弾発言だった。
唖然とする篠田を連れて、麗子は出版社を訪れた。ちょうど秦野の新作を担当する出版社の顧問弁護士は、82歳と高齢のため、
この発言を機に「顧問弁護士」の座に座ろうとしていた。すると、やはりここでも津々井が現れた。
そして、秦野は会見で遺体がある場所の住所も発表したため、本当に絞殺体が見つかり事件性が疑われていた。
そうなると、新作発表どころではない。津々井もそこに漬け込み顧問弁護士の座を狙っていたが、麗子は篠田の秦野の作品への愛を利用して、
顧問弁護士候補にのし上がった。そして、秦野と話をすると、新作の小説の内容と殺人方法が酷似していることが問題となった。
最中に睡眠薬を混ぜ込み、眠ったところを「地蔵背負い」でコードで絞殺した後、「首つり自殺したように見せかけていた。
しかし、もう一人の女性が「私が殺害しました。」と名乗り出てきたが、彼女は詳細については黙秘していた。
麗子は本の原稿を誰かに見せたか!?と訊ねると、お手伝いの女性に見せたことを明かした。それは13年ぶりの新作に自信がなかったからだという。
そのお手伝いの女性こそ、もう一人名乗り出た殺人犯だった。彼女は日常的に夫からのDVに悩まされていたのだ。
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秦野の思惑とは!?
黒丑は麗子に恩があるから。と、篠田のお願いを聞いて、詳細の情報を手に入れることに協力してくれた。
そして、麗子の事務所に女の子が来た。「そしてお母さんを助けて欲しい」と言ったのだ。何も聞かなくても、麗子は黙秘している女性の子供だとわかった。
しかし、麗子は「お金にならないことはやらない」と冷たくあしらったところ、彼女は「胡桃沢刑事だったらよかったのに」
と、言って去っていこうとしたので、その理由を聞くと「女性にやさしい刑事だから」と答えていた。
そして、問題の発表前の原稿を女性に渡し、その中に登場する方法と全く同じ方法で男性が亡くなったことについて、
麗子は秦野に「殺人教唆にあたる」と話したが、詳細を聞いてみると、「13年前の作品が酷評され、自信を無くしていたため、彼女に読んでもらった」
と、告白したので、原稿を渡した目的が「感想」ならば『殺人教唆に当たらない』と麗子は判断した。
しかし、津々井は顧問弁護士の座を麗子に奪われたので、メディアに登場しては「殺人教唆」を強調していた。
そこに、栄治のいとこの紗英が事務所に遊びに来たが、津々井の行動に困っていることを知ると、「森川製薬」が協賛しているメディアで
「殺人教唆に当たらない」という発言を、様々な弁護士に発言させた。麗子には秦野について最初から気になる点があった。
ちょうどそこに女の子が来た。そして「ママはやってないって警察に言いに行く!」というのだが、麗子は「明日にしなさい」とアドバイスした。
麗子は秦野の「思惑」をすでに見抜いていたからだった。そして、翌日秦野の元を訪ねた。
篠田の過去の不思議と謎
秦野の元を訪れると、麗子は「原稿は誰も読んでいない」と断言した。本来読書が好きな女性と、その娘なら小説を読むと思われていた。
しかし、娘が「胡桃沢刑事」と発言したことで、原稿を読んでいないことが判明した。今回発表したのは、「胡桃沢啓二シリーズ」の新作だった。
「啓二を刑事だと勘違いしている」この点から娘は小説を読んでいない。そして、母親も小説を読んでいない。
それは、最初に秦野が弁護士事務所に来た時に、チョコレートを出したが、はめていた手袋を外した時に、なぜか真っ赤なマニキュアをしていた。
手袋をしていれば、誰にも見せる必要のない手を、赤いマニキュアで飾るだろうか!?もしマニキュアをするとすれば、何かを隠したい。
それは「地蔵背負い」をしたときに、かなりの力を必要として、爪の下に痕が残ってしまったということ。
つまり、秦野はお手伝いの女性がこの小説を読めば、同じ方法で殺人を行うと思っていた。もし彼女がやらなくても
読書好きな子供がやるかもしれないと思っていたが、なかなか実行しないことにしびれを切らして秦野が手を下した。
その事実を出版社に伝え、販売差し止めをした。「発売前でよかった」という担当者は、さらに「今どき地蔵背負いで殺害しても他殺ってわかりますよ」
と、秦野の作品をけなすようなことを言ったことに対し、篠田は怒り心頭だった。しかし、麗子は「顧問弁護士」について契約をすすめようとしたが、
篠田が栄治と楽しんだ小説家をけなした、担当者に怒りを覚え麗子を連れ帰ってしまった。おかげで麗子は大口の契約を逃した。
事務所に帰ると、篠田はロフトのベッドに入ってしまった。もう何も手伝わないと言うが、篠田の脳裏に浮かんだ会話があった。
栄治が大学のミステリーサークルの話しを楽しそうにしていると、篠田は「いいなぁ。俺大学行ってないから、楽しそうだな」
と言っていた。麗子とは大学の2年上の先輩で、同じミステリーサークルの仲間だったのではないのか!?
その縁で、栄治が静養するときに、篠田を身の回りの世話をするために連れてきたのではなかったのか!?
どうやら、栄治と篠田の関係は、大学とサークルの先輩・後輩の仲ではないらしい。
「元彼の遺言状」の見逃し
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