「日本沈没」最終回、前編・後編、移住を前にしてウィルスの脅威が広がる

日本全土が沈む前に、国民を海外に移住させたい。政府は各国と交渉し移民枠を半分まで埋めた。

 

しかし、もう切れるカードがない。そこで「日本の文化遺産」をカードにする案が出たが、各省庁から

 

「町工場の特許技術」であったり、農産物の生育方法であったり、そういった知識を必要としている国にきるカードが用意されていた。

 

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移民枠を用意するも思わぬアクシデント

天海たちが移民枠を用意するために奔走していと、テレビから「東山総理が爆発に巻き込まれた」というニュースが流れてきた。

 

どうやら【ドローン】を使った爆破テロで、意図的に総理をターゲットにしたようで、すぐに犯人は逮捕されたが

 

総理は重症。そして同席していた世良教授は重篤な状態で予断を許さなかった。しかし、総理が意識を回復し

 

話しをしたいと、天海と常盤は呼び出された。そこで事件の真相を知った。世良教授が観測チームから外れたい。

 

と申し出があり、そもそも自分が利益を優先して【COMS】にGOサインを出したのが、今回の引き金であり、

 

自分にはもうこの観測に関わるのは辞めることにする。と話していたところ、窓の外を見ていた世良教授が

 

突然総理に覆いかぶさり、犠牲となった。窓からドローンが飛び込んでくるのが見えたのだ。そして自ら犠牲となった。

 

そして、世良教授は田所と一緒に観測に関われたことは、うれしかったと言っていたと伝えた。総理はすぐにも公務に復帰したいが

 

ドクターストップがかかり、副総理の里城がその任務を負うことになったが、民間から生島自動車の会長に

 

「移民計画」のトップに立って欲しいと直談判した。あれほどまでに日本沈没はあり得ないと言っていた里城だったが

 

関東が沈没したことにより、政府の見る方向はみな同じになった。民間人を入れることで、より国民が移民しやすくするために

 

生島もトップで指揮を執る覚悟をした。何とか移民枠が目標に近づいたころ、関東から地方に移民した中から

 

下痢や嘔吐の症状が報告された。それは前にも他の国で症例があり、常盤薬品の薬がすでに開発されており心配ないとされていた。

 

しかし、先陣を切って移民した人たちも同じ症状を発症し、死亡者が出たことから、ウィルスが「変異」しており、

 

常盤薬品の薬が効かないことが分かった。そして感染が国々に広がったことから、日本人の受け入れを取りやめる国が出始めた。

 

■関連作品

原作小松左京

「日本沈没」

※1973年刊行

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※1973年映画版

「AmazonPrimeVideo」にてレンタル作品

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※1974年テレビドラマ


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※2006年草彅剛、柴崎コウ出演映画

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もうひとつの問題

移住する方法は

  • 家族
  • 1人
  • 5人以下のグループ

で、ネットで応募し、コンピューターがランダムに移住先を決定し、毎週1000名ずつ移民が決定していく。

 

そして、移民に外れた人はまた応募する。とういうシステムだが、60%の国民が参加しているが、あと40%の国民は

「日本を離れたくない」と応募に消極的だった。そこで「日本推進会議」のメンバーたちは、その40%の問題点を探るため

 

自分たちが休暇を取り、実際に問題点を調べることしたが、議長である常盤と、尽力している天海に優先的に休暇を取らせた。

常盤は父の元へ行き、今後について父は会社が中国へ移転するので、中国へ行くが常盤は1人での移住を希望した。

 

天海は「残りの人生ここで暮らしたい」という母に会いに、地元に帰った。そこで母の本音を聞くことができた。

ここでは周りの人に甘えることができる。けど、移住したら知らない土地、知らない言葉で不安でいっぱいだという。

 

そこで休暇から戻った天海は、移住単位を増やすことを提案した。「100人以下の単位」で町ごと移住できる枠を作る。

全国民を避難させるには、年長者の不安である新天地での孤独を防がなければいけない。

 

移民枠を何とか増設すると、一気に移民希望者が増えほとんどの国民の移民先が決まって行った。

そして、政府機関も一番沈没が遅く来るとされる「北海道」に拠点を次々に移し、田所の観測所も北海道へ移転した。

 

それからはネットを通じてやり取りをすることになったが、「変異種のウィルス」の現象が移民がいない国からも見つかった。

田所は【地球温暖化】が変異種のウィルスを生み出し、それを食べた魚介類が感染源だと特定した。

 

そして、世界的権威ある科学者もその説を肯定したことから、日本人受け入れに寛容になる国も出始めた。

 

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日本最大の切り札

石塚の報告から、常盤薬品の薬を投与しても効き目がなかったが、3人だけ回復した人たちがいた。

 

その共通点に違う製薬会社の薬を、常用していたということだ。そこでその2つの薬を重傷者に投与すると、

 

回復したものや、重篤な状態から脱したものが現れ、この変異種での死亡者は急速に減って行った。

 

そこで、天海は常盤に「この薬のレシビを公開してくれ」と頼んだ。「親父はいいと言っても向こうはどういうか・・・。」

 

と言いながらも、全世界を救う薬を、日本だけで製造するにはあまりにも時間がなく、しかも会社の中国移転があり

 

とても全世界で爆発的に感染し始めている、ウィルスに対する薬を日本だけで賄うのは不可能だった。

 

そして、天海はウィルスについて「地球温暖化が原因だ」と警鐘を鳴らした学者が、出席する世界環境学会へ

 

日本が参加できるように、田所に掛け合ってもらった。そこで東山総理は「日本は薬の特許を放棄し、この製造方法を全世界に公表します」

 

と、宣言した。どの国でも欲しくても手に入らない薬を、日本が見つけそれを無償で製造できる。ということに全参加国が賛同してくれた。

 

そのことがきっかけとなり、頓挫していた移民計画はスムーズに動き、ほとんどの国民は日本から避難した。

 

あとは東京に拠点がある「日本推進委員会」のメンバーたちの、北海道移転だったが、その出発に田所が悲鳴をあげた。

 

まさに出発しようとしている、自衛隊ヘリ。しかし、その地盤が大きく揺らぎ始め、モニターでもわかるくらいに沈みだした。

 

先に北海道へ行っていた椎名が、天海に呼びかけるもつながらない。しかししばらくするとノイズはあるものの声が聞こえた。

 

何とか無事にヘリは飛び立っていた。そして、天海たちも拠点を北海道に移し、他のメンバーたちは各国へ移住し

 

「日本人街」を創ることに力を注ぐことにした。最終的に天海や総理、田所など観測に関わる人物だけが北海道に残ったが、

 

田所が大きな地殻変動を察知した。と、共に大きく地盤が揺れ出し天海たちも立ち上がれないほど。

 

しかし、そんな中でも田所は机の下で、小さなモニターで観測を続け、立て続けに起きた地盤の変化でお互いの地盤を押し合い

 

沈下が止まった。と分析した。それを証明するかのように揺れはおさまり、静かな時が流れた。

 

天海は椎名と中国へ行くことにした。「日本人街」を創るために尽力するため。常盤は日本に残り総理のサポートをすることになった。

Twitterの感想

やはり「駆け足」感は否めないですね。期待が大きかったドラマだけに、もう少し丁寧に見せて欲しかった。という意見が多いようです。

しかも、幾度にもわたり実写化されているので、余計に期待は大きかったようで、今の時代に置き換えて。

と、前置きがありましたが、最後の「ルビー菌」については、やはり誰もが「コロナ」を連想させたでしょう。

しかも「変異種」に薬が効かない。という描写がまさに、今変異種が増えているコロナその物を感じたようでした。

 


 

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