「日本沈没-希望のひと-」8話、中国のリークから移民計画は思わぬ方向へ動き出す

日本全土が沈む。という専門家の認識は皆一致した。世界に認められているジェンキンス博士さえも認めざるを得なかった。

 

となると、極秘に政府は日本人の「移民先」を見つけ、状況がすべて整い次第

 

国民にすべてを話す必要があった。そのためにまず日本の騎乗で最も力のある「生島自動車」をカードに移民先を探した。

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意見の対立から思わぬリークが生れる

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総理の東山は、同盟国のアメリカに交渉を持って行こうとした。しかし、副総理の里城がどうしても中国と交渉するという。

 

そのため、天海の提案で2国同時交渉し、受入数の多い方へ生島自動車を渡そうと考えた。

 

しかし、どちらも1回目の交渉では受け入れ人数が少なく、2度目にはどちらも受入数をあげてきた。

 

しかし、アメリカは中国の半分ほどだったが、思わぬところから、国民が政府が極秘にしている情報を知ることになる。

 

アメリカがゼネラルモータースと、生島自動車の吸収合併を勝手にニュースで発表してしまった。

 

日本の裏切りを知った中国は、天秤にかけた日本を批判して、「日本全土が沈没する。そのために手を貸そうとして中国を侮辱した」

 

と、ニュースを流したことから、思わぬところから国民は「日本沈没」を知ることとなってしまった。

 

中国は受け入れも行わないと表明したが、他の企業すべてを中国に渡す代わりに、移民受け入れを要請したが、

 

その中の一社で経済相の代表を務める、常盤の父が経営する「常盤薬品」は中国への移転に強く反対した。

 

どこに行かなくてはいけないのかわからない。そんな不安定な状態では賛成できないという。

 

 

次なる新しいカードを切り出す

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天海がなかなか着替えを自宅に取りに来ないことから、自宅が沈み住まいがなく、借りている椎名が心配して電話をくれた。

 

そして、久しぶりに夕食を一緒に食べることになった。いつもの行きつけのお店で食べることにしたが、

 

入店するなり、政府関係者とわかった客から、罵声を浴びせかけられる天海と常盤。何とか店側もお客を鎮め

 

無事に食事をすることができた。その時店員の愛ちゃんが「町内事移動出来たらいいのに」と言った一言から

 

天海は次なる作戦を思いついた。企業が移民する土地をこちら側から切り出し、そこにクリーンエネルギーの街を開拓する。

 

そして、移民の単位は「単独」「家族」と希望の単位で移民できるように、国民の選択肢をふやすこと。

 

しかし、里城は中国にメリットがないことを強調したが、天海は「クリーンエネルギー」の街をつくることで、

 

その技術を中国も利用し、環境後進国と言われている中国が環境先進国になるチャンスだと天海は、中国のメリットを訴えた。

 

すると、里城も納得したが、交渉する術はもうない。すると天海は「正面からいってダメなら、横から行きませんか？」

 

と里城が旧知の中である、中国の首席を務めたこともある男性に10年ぶりに連絡を取った。

 

病床で床に伏しているため、酸素ボンベを装着して、10分で交渉をまとめなくてはいけなかったが、今でも政府に絶大な力を持つ。

 

チャンスは逃せない。早速中国へ行き交渉すると、現主席に話しを通してみることを約束してくれた。

 

前に進んだ移民交渉

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中国は今回の提案を受け入れ、移民も最初の約束通りの人数を受け入れてくれることになった。

 

そして、アメリカは同時に全世界に向けて日本の移民受け入れを呼び掛けてくれた。するとあらゆる国から受け入れ人数が提示された。

 

だが、1億を超える日本人すべてが移民するには、まだ受け入れ人数が足りていなかった。天海は母親に「家族移民」を申し出たが

 

自分のような先の短い人間は行かなくてもいい。と断って来た。きっと国民の中には高齢になり、

 

見ず知らずの海外で生活をはじめることに、戸惑いがある人達は多いのだろう。

 

一方で田所たちの見解で、徐々にどのように沈没していくのか側買ってきた。そして最後に沈没するのは北海道。

 

そのため、早いうちに国家のシステムなど、研究所も含めすべての機能を北海道に移転することが急務となった。

 

 

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