TBS日曜ドラマ「日本沈没-希望の人-」インチキ学者の戯言か?日乃島が沈む
日本は2023年を迎え、内閣総理大臣は東山。環境対策としてCOMSを導入し、環境の改善を図ろうとしていた。
しかしその導入に異論を唱える教授がいた。「日本未来推進会議」の1人で天海がその教授の言葉が気になっていた。
COMSを海底に設置したことにより、地盤に変化が起き、近いうちに日乃島が沈む。
もともとは東大の物理学会の権威と言われる、世良の元にいたが、問題を起こしたとして、その業界から追われてしまった。
彼の名前は田所。彼が近いうちに日乃島が沈没すると予言している。その根拠を探りたいと思い、天海は田所を訪ねて行った。
世良が言った通りの変わり者で、なかなか話を聞いてくれようとしなかった。しかし何か忙しそうにせわせわしながら、
COMSを海底に埋めたことにより、地盤に変化が起き、プレートがずれそれによりまず「日乃島」が沈没する。と説明した。
しかし、地盤は調査済みで、特に問題はない場所だった。しかし田所によると、その場所が1番危険だと言う。
田所の研究所を出たところ、雑誌記者の椎名が話しかけてきた。天海が田所と話していると言う事は、天海と田所はつながりがあると言うこと。
つまり椎名が言いたいのは、土地開発を行っている「Dプランス」と、田所の研究所は親会社と子会社の関係であり、
日乃島が沈む。と提唱することにより、他の土地への住民の移動を促すような行動をしていると言う。つまり詐欺まがいのDプランスが田所を利用している。
そしてその田所に会っていたと言う、天海もまた詐欺の仲間なのではないかと言う。しかし天海には初耳のことだった。
もしそうだとしたら、田所はただ利用されているだけとなり、もし本当ならば田所の意見を取り入れなければ、日本は大変なことになる。
それを上に掛け合っても、相手にされないため椎名に頼み記事にしてもらうことにした。椎名は新聞記者だったが、やらかしたことがあるため今は雑誌記者になっている。
本来は、報道系の新聞に戻りたい。そのためにも椎名の足がかりともなる駆け引きに出た。
田所を訪ねて数日後、東京都内で地震が起きた。震源地は伊豆大島だと言う。ますます田所が言っている日乃島沈没が信憑性を増してきた。
原作小松左京
日本沈没 TELEVISION SERIES プレミアム・ハザードBOX [DVD]
※1973年映画版
「AmazonPrimeVideo」にてレンタル作品
日本沈没 TELEVISION SERIES プレミアム・ハザードBOX [DVD]
※1974年テレビドラマ
日本沈没 スペシャル・コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
※2006年草彅剛、柴崎コウ出演映画
「日本未来推進会議」での資料作成もあり、天海と常盤は海底へと潜った。しかしそこで天海は不思議な体験をした。
海底に亀裂が走っており、それをたどっていくと人が入れそうなほどの大きな亀裂があった。そこから暖かい水が出ており、
冷たい水との海流で、激しい渦が巻き起こっていた。天海はその渦に巻き込まれないように、岩にしがみつくも、あえなく吸い込まれていった。
しかし気がつくと明かりが見えた。急いで上浮上すると、常盤が船の上で待っていた。今あったことを説明しても、信じてもらえなかった。
天海はますます田所が言っている、沈没の説が有力だと思うようになってきた。しかし学会の誰もがその説を信じていない。
だからこそ次の学会で田所を引っ張り出すために、椎名に頼んで記事にしてもらった。予想通り田所は、自分の予測が正しいと訴えに会議に来た。
誰もが信じないなか、またもや地震が起きた。やはり田所は親会社と癒着しており、土地開発のために嘘の説を流し、
国民を混乱させているのだろうか。しかし天海はまだ信じられなかった。そこで本格的な地底調査を行うことになった。
そこで改めてCOMSが、海底に何か影響を及ぼしているのか改めて調査をすることにした。
天海、田所、世良、交通相の安藤乗せて改めて調査に向かった。しかし初めから安藤の様子がおかしかった。
それでも調査はすすめられた。天海と田所は窓から直接海底の地盤を見ていた。そして世良と安藤はモニターを見ていた。
田所は途中、温水が吹き出しているのを見つけた。キノコなどが生えていたからだ。しかしそれだけでは地盤に変化が起きているとは思えない。
世良がここで調査を打ち切り浮上すると言う。しかし田所はここから5キロ先まで、海底にCOMSは埋められているとし、
調査を続行することを強く求めた。結果そのまま先に進んでいった。そして田所は確かに、海底の変化を見た。しかしモニタには何も写っていなかった。
その時安藤がついに調子を悪くし、倒れてしまった彼は閉所恐怖症だったのだ。そのためやむを得ず浮上することになった。
しかしその改定調査の結果を報告する会議で、確かに地盤の変化はあったが、それは過去に起きたものであると位置づけられていた。
田所はそれには納得がいかなかった。なぜ過去のものと決めつけるのか。その時地震が発生した。そしてテレビをつけるように職員が駆け込んできた。
急いでテレビをつけると、伊豆大島にある「日乃島」が田所が言ったように崩れ落ち沈んでいく。みるみるうちに1つの島がなくなっていってしまった。
天海が信じたとおり、田所の見解は正しかった。しかし、自分にはそれを全員に理解させるだけの力がなかった。果たしてこの小さな島沈没だけで済むのだろうか。
田所によればこれは始まりに過ぎないと言う。次に沈没していくのはどこなのか。そしてそれを食い止める術はあるのだろうか。
コメントを残す コメントをキャンセル