「日本沈没」2話、四面楚歌窮地に立たされた天海が動いた!

学会で地質学界の権威である、世良の意見と正面から向き合った天海。同じ地質調査に行ったが、提出された記録に不審な点がある。

 

しかし、記者の椎名が明日発売の雑誌のゲラとして持ってきた記事は、確実に天海を環境省から追い出そうと、悪意を感じるでっち上げ。

 

一体誰がこの記事をねつ造し、事実を隠して、自分を追放しようとしているのか?天海の孤独な戦いが始まった。

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記事のねつ造

椎名が明日発売する、記事のゲラを天海に持って来た。そこには身に覚えのないD社との不正取引をおこなっている。

 

と、事実無根の記事があった。しかしすでに発売を止めることはできない。環境省は記事を受け止め、天海を自宅謹慎にした。

 

天海は同期の経済省の常盤に相談するも、彼には天海の考えが理解出来なかった。世良に背いたのはなぜなのか?

 

ただ、天海は事実を知りたいだけだと訴えた。自分たちが日本の未来を考え、CO2削減のため、地質調査を繰り返し

 

海底に「COMS」を設置したが、地質学会から追放された、田所はその設置が「スリープスレート」を引き起こし、

 

まず日本の孤島「日乃島が沈む」と予言したが、改めて海底調査を行い、その検証の最中に、本当に島がひとつ消えた。

 

自分達が日本のために、行ったことが原因となり、島が本当に沈み、田所のいうように近い未来、「関東沈没」が起きるのか?

 

しかし、常盤は学会での改めて行った世良の報告を信じているので、天海の話しを真剣に聞かなかった。

 

田所には「本物の調査結果を持ってくるように」とせかされたが、謹慎扱いの天海には、結果の開示は許可されなかった。

 

常盤に頼み込み、正式なデータを取り寄せたが、学会に報告された物と同じだった。天海は調査の時の世良と、田所の様子から

 

田所のいうように、本物の調査結果が存在すると確信していた。そのためにはまず自分に着せられた汚名を晴らす必要があった。

 

謹慎中だが、資料室にこもり調べるとD社に関する、不審なお金の動きがあり、別名義でも不正が見つかった。

 

上司に証拠を突きつけ、真相を聞き出した。そして自分に汚名を着せた代わりに、ある人物の面会を求めた。

 

■関連作品

原作小松左京

「日本沈没」

※1973年刊行

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※1973年映画版

「AmazonPrimeVideo」にてレンタル作品

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※1974年テレビドラマ


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※2006年草彅剛、柴崎コウ出演映画

 

本物のデータを入手するため

天海は自動車メーカーの重役と会っていた。彼は関東地区に未来型都市を造る計画をしていたが、

 

その計画を延期する様にお願いし、事情を話し、彼から本物の調査結果を手に入れた。未来型都市を造るには

 

海底の地盤調査も必要。身内からてにいれられないなら、正当な理由を持つ者から手に入れられると考えたのだろう。

 

そして、天海は次の学会で、破門されるはずだが、黙って出席し、本物のデータを世良に突きつけ、見せられなかった

 

スレートが映り込んだ動画を、学会で公開し、最初のデータの作成時刻から見ると確実に改ざんされ、しかも改ざんしたのは、調査に同行した安藤だった。

 

安藤を問い詰めると、事前にセラと打ち合わせたようで、世良の合図で体調不良を訴え、調査を中止させた。

 

やはり、天海が調査の時世良が動揺していたのは事実だった。そしてすぐにスレートの痕跡がないデータが作成され

 

スレートを証明する、でこぼことしたラインを描く、本物のデータは隠され、動画もスレートが映り込む前で切られた。

 

世良は「2人で話がしたい」と、学会を抜けて、天海に気持ちを話した。今でこそ地質学界の権威と呼ばれているが

 

いつでも、どんなに努力してもいつも田所が軽く超えていく。それが悔しくてたまらなかった。だから田所が追放され嬉しかった。

 

しかし、スレートを見事に的中させた田所の意見を認めると、自分の地位が下がるため、データを改ざんした。本当は沈没の恐れは1割。

 

しかし、その1割で国民をパニックにさせることはできない。だから、ただの地盤沈下により、日乃島は沈んだと証言した。

 

学会では世良か、COMSによる地盤沈下の可能性を認めた。天海はなんとか学会にも、環境省にも残ることができた。

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天海が地底調査にこだわる理由

天海は先日常盤と、海中に潜り捜査をした際に、ひび割れがありそれは徐々に大きくなり、温かい水を吐き出していた。

 

そして温かい水により、魚には有害なプランクトンが発生していた。そしてそれを見つけるとすぐ側に大きなひび割れがあり、

 

暖かい水と冷たい水の海流ができており、天海はその海流に巻き込まれ、ひび割れの中に引きずり込まれた。幸い気がつくとひび割れから脱出しており、船に戻ることができた。

 

しかし、地底のひび割れから発生している暖かい水。これこそが天海が恐れているものだった。それは漁師だった父が戦った証でもあった。

 

まだ天海が地元にいた頃、魚が全く取れない年があった。その理由は海水の温度が上昇し、魚に有害なプランクトンが発生したため、

 

魚が大量死し、その年は不漁となり漁師たちは生活に困った。しかしい国は、責任を取ることができないと、漁協と取り合わなかった。

 

そのため父は、お金のために遠くの海へ漁に出た。しかし、悪天候だったため船が転覆し、父は帰らぬ人となった。

 

天海の経験こそが、今彼が環境省にいる理由だった。日本の環境を良くして、誰もが住みやすい国を作る。そのためにCO2削減のプロジェクトに取り組んだ。

 

しかしその結果、田所によると自邸調査が甘かったため、スレートが発生し、地盤が動き結果的に1つの島が沈んでしまった。

 

そしてそのスリーププレートから温かい水が流れ込んできている。そして実際に有害なプランクトンが発生し始めている。海の環境が確実に変わり始めている。

 

いくら同期で仲が良いといっても、経済省にいる常盤には理解ができない、天海の経験があるからこそ、彼はデータの改ざんについて、明らかにするようにこだわっていた。

 

彼は、海底の地盤の変化だけでなく、それにより日本が沈没するかもしれない可能性とともに、海の中の生態系が変わってしまうことも恐れている。

 

おそらく今そんな天海の気持ちをしっかりと理解しているのは、記者である椎名だけかもしれない。だからこそ、彼のでっち上げ記事が発売される前に見せたり、

 

記事の出所が、副総理であることを暗に伝えたり、天海の周りにはいる敵に彼女は敏感になっているのかもしれない。


 

TBS日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」キャスト、脚本、原作など概要

 

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