「日本沈没」日本全土沈没を否定した人物は一体誰なのか!?

田所が任意の事情聴取で、警察にいる間、「地底観測」をする者がいなくなった。システムを操作できるのは田所だけ。

 

そこで、天海はジェンキンス博士に連絡を取るが、一向に電話はつながらなかった。そこで一つの案が思い浮かんだ。

 

それは、検証結果を偽装して教授の座を追われた、世良の存在だ。しかし彼は簡単には田所の代役を引き受けようとはしなかった。

 

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天海の巧みな作戦が功を奏す

天海はどうしたら世良が、田所のいない間に検証を引き継いでくれるか考えた。そこで「検証結果を捏造したということは、沈没の可能性があるとわかったからですよね?」

 

と、世良にといかけ、畳みかけるように「田所教授は、自分の代役は世良教授しかいないと言っていました」

 

というと、天海と共に官邸を訪れ、今後田所が続けていた検証を引き継ぐことを告げた。しかし、そこで副総理の里城が

 

「日本沈没はあり得ない!!ジェンキンス博士からも検証結果が来ている」とファイルを渡された。

 

そこには直筆のサイン入りの検証結果が、まとめられていた。そして博士本人からも電話が来たという。

 

天海が何度かけてもつながらないのに、なぜジェンキンスから連絡が直々に来たのか不審に思った。

 

あらためて、田所の検証を続けた世良は、「日本全土沈没」という結論を出した。そのため内密に移民計画を進める必要があった。

 

しかし、天海はジェンキンス博士に会うため渡米の準備をしていた。そこに椎名が帰ってきて、「あなたにはやることがあるから、私が行きます」

 

と、天海の代わりに何も聞かずに椎名が渡米した。ジェンキンスは大学近くの別荘に出入りしているらしく、待ち伏せていると現れた。

 

そして、椎名は誰からの指示があって、天海からの連絡に応えないのか問い詰めた。そこで「日本が沈没」することを知り、ショックを受けた。

 

しかし、日本が今信じようとしているのは、ジェンキンス博士が検証した「沈没の可能性はない」という仮説だった。

 

天海は田所はジェンキンス博士にメールなどしていない。というので、研究所に向かい助手を問いただすと共に

 

世良はどのデータが博士に送られたのか探した。すると、関東沈没後のスリップスレートが落ち着いた後の古いデータを送信していた。

 

急いで新しいデータを送信し、天海は助手に誰からの指示で行ったのかを問いただすと、今まで予想もしなかった人物の名前が出てきた。

 

■関連作品

原作小松左京

「日本沈没」

※1973年刊行

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※1973年映画版

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※2006年草彅剛、柴崎コウ出演映画

 

ぬぐえない里城の疑問

そのころ、鑑定では長沼官房長官と、東山総理との話し合いが行われており、「Dプランツ」社から、モンゴルなどの土地を売ると接触してきたという。

 

しかし、それは相場の10倍の値段。とてもそれでは購入できない。すると次に長沼は5倍で交渉してきた。買うなら今だ。

 

と、総理に書類にサインを迫った。そしてその書類を受け取った時、天海が東山総理の部屋に入って来た。

 

「その契約は待ってください」と、事の次第を話し出した。長沼が古いデータを博士に送り、日本沈没をなきものにした。

 

そして、「Dプランツ」社から接触してきたのではなく、長沼から「Dプランツ」社に土地を売るように接触してきたという。

 

おそらく5倍の値段をつけ、そのお金を「Dプランツ」と折半するつもりだったのだろう。すぐに地検が来て長沼はいなくなった。

 

そして、あらためてジェンキンス博士の検証結果が届いた。「日本沈没は確実」ということは、里城ももう認めなくてはいけない。

 

日本人の移民先を探すのに、日本企業が特許を持ち海外企業が欲しがっている会社をピックアップし、その企業をカードに移民受け入れを要求することにした。

 

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移民交渉が最悪の結果を招く

総理は何としても同盟国のアメリカに、生島自動車をカードに移民受け入れを交渉したかった。幸いアメリカ領事館にいる人物は権力を持つ者だった。

 

しかし、里城は移動などを考えると中国を優先すべきだと反論し、太いパイプがある。と強調した。

 

すると天海は「同時交渉はどうでしょう?」と提案した。つまり二つの国を天秤にかけ、移民受け入れが多い方に生島自動車は移転することになる。

 

その受け入れ人数が多いほど、今後の他国との交渉が有利に進められると考えていた。

 

総理と常盤はアメリカに、副総理と天海は中国に交渉したが、アメリカはゼネラルモータースへの吸収合併を条件に出してきた。

 

そして、中国は合併はないが、移民後の保証はないという。そしてもう一度交渉に向かうと

 

アメリカは600万人、中国は100万人の条件を提示してくれた。そして、アメリカはそのうえで他国への移民に力を貸してくれると約束した。

 

受け入れい人数が多い方がいいと思っていたが、突如ニュースでアメリカのキング首相が「生島自動車とゼネラルモータースの吸収合併」を発表した。

 

これは、中国に「生島自動車を渡さない」という先手を打った形だが、その後中国も会見を開き、事もあろうか中国の首席の口から

 

「日本沈没に伴い、移民受け入れの計画」があることがばらされてしまった。政府が極秘に進めてきたことを中国が両天秤にかけられたことで

 

全てをばらしてしまった。最悪のシナリオになってしまった。準備が何も進まないうちに国民の知るところとなった。

 

一方田所は、長沼と入れ違いに釈放されると、世良がいない間の検証結果として、全てをまとめ上げていた。

 

そして、初めて2人の意見が一致し、静岡近辺に観測地点を増やす必要があるという見解が出た。

 

それから二人は、力を合わせて検証を続けていくことになったが、誰が検証しても沈没は免れないが、国民が知ってしまった今、政府はどう対応していくのか!?

 


 

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