「漂着者」6話、ヘミングウェイの動画の謎と、募るローゼン岸本への不信感と疑問
ヘミングウェイが「しあわせの鐘の家」の屋上で、祈りのようなポーズで瞑想をしている動画が、「へ三チャンネル」で公開されてから、
動画を見た人々に様々な異変が起こりだした。自ら「死」を選ぶものや、詠美は母の自殺の時の光景を思い出した。
しかし、詠美はその「動画」の謎について、専門家の意見を聞きに取材を申し込んでいたが、そこで真相を知ることになった。
コンテンツ
トリックのない動画の謎
映像分析を専門に扱う男性に、取材を申し込んだ詠美は実際に、ヘミングウェイの問題の動画を見てもらった。
しかし、専門家は「この動画に何の細工もされていない」と断言した。しかし実際にこの動画を見た人の中から、死亡者がでたり、過去の忌々しい記憶を思い出す者がいるのは事実だった。
専門家の分析によると、すでに「へ三チャンネル」は話題の動画サイトとなり、彼が今までに数々の事件の謎を解いていたことから、
【何かを期待して動画を見る】この行為こそが、視聴した人が異常行動に走った原因だという。そして、なぜ異常行動に走ったのかは
【ヘミングウェイなら何か奇跡を起こしてくれる】という期待感が、視聴したものの中に植え付けられており、本来気持ちの中にしまい込んでいた
願望や思いを呼び起こし、それを実行したくなる欲求に駆られることで、死亡者が出たと思われる。傘で飛び降りた男性も、きっと以前から「傘で飛んでみたい」という
夢があったのかもしれない。でも、現実的にそれは無理だとわかっていても、動画を見た時にその思いが再燃し、「出来る!!」と思ってしまったこと。
そして、教師が生徒の前で異常な行動を起こし死亡したのも、おそらく潜在意識の中では、「学校に来るのが嫌だ。逃げ出したい」という気持ちがあったのだろう。
そのため、動画を見た時に「逃げ出す方法」として【死】を選んでしまったのかもしれない。詠美自信も動画を見た時に母の事を思い出した。
学校から帰宅したら、ダイニングにぶら下がる母の足。その光景があまりにもショッキングで自ら消してしまっていたその後の記憶が蘇り
あの後、母は落下し詠美を見つめていた光景を思い出したのだろう。だから、動画自体に仕掛けがあるのではなく、「ヘミングウェイ」という存在に
【期待感】を持って動画を見ることで、記憶が蘇ったり、通常ではしない行動に出ていたのだ。
ローゼン岸本と古市琴音の関係
柴田たちは、幼稚園児たちが古市琴音の家の蔵に監禁される前に、「しあわせの鐘の家」を監視していた【公安】が政府の命令により
【監視】をやめていたことにたどり着いた。それは古市家を監視していた公安も同じこと。とにかく【国が何かを隠したがっている】のは事実。
そこで上司の佐々木は「ほどほどに」と、柴田の行き過ぎた捜査をけん制したが、それは【無理をしてでも結果を出せ】と暗に言っていることだった。
とにかく、柴田もヘミングウェイの動画を見て、娘の「ひかりちゃん」が行方不明になった日を思い出したのも気がかりで、
その事実をヘミングウェイに教えて欲しい部分もあった。そしてもうひとつ新潟県警がつかんだのは、ローゼン岸本が古市家に出入りしていたこと。
幼稚園バスの運転手の遺体が、「しあわせの鐘の家」の砂場から見つかったことや、園児たちは古市家の蔵にいたことなどから、
両者に【何らかのつながり】があるのは確かなこと。その事実を探るために「しあわせの鐘の家」へ行ったが、ローゼン岸本はあっさりと認めた。
「琴音は私の従妹です。財産の相続問題などで、何度も家を訪れています」と言ったがこの後来客があるので、と強引に返されてしまったが
入れ違いに来客したのは現内閣総理大臣だった。ヘミングウェイとの【対談】について打ちあわせに来たのだ。
政治的利用に不信感を覚えるヘミングウェイ
総理大臣への「支持率低下」のための【話題作り】として、ヘミングウェイの対談を受け入れたローゼン岸本。
しかし、その【対談】に意味を見いだせないヘミングウェイは、徐々にローゼン岸本への不信感を強めていく。
しかも、自分自身のことについて聞きたくても、「時間が必要」「選ばれし人間」とはぐらかされてばかり。
しかも、自分自身は【日本語】を母国語としながらも、ロシア語の文献を読んだり、他の国の人がいれば、その人の母国語を話すことができる。など
自分自身が何なのかわからなかった。でもヘミングウェイの中ではっきり感じるのは「どこかの研究所にいた」ということ。
そして、自分自身は一般人が持たない「第六感」を持っていること。その存在を知った後宮教授は自殺した。ローゼンによると「彼は知りすぎてしまったから、自ら死を選んだ」
はっきりとした答えを知っているはずなのに、ローゼンヘミングウェイに何も伝えない。そして、今度は【政治的に利用される】
なぜそのようなことをしなくてはいけないのか。その事についてもローゼンは口を閉ざすことから、不信感はどんどん強くなって行った。
そして、そんな気持ちの変化の中で、ヘミングウェイが唯一信じられる人物が断定されてきた。【詠美】だけは無条件で信じられる。
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※本ページ情報は2021年8月現在です。詳細はdTV公式HPにてご確認ください。
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