「ゼイチョー」7話、元徴税吏員羽生、探りを入れる相楽、存在する徴税者禁止リスト

華子が帰り際にぶつかった女性。見向きもせずに去って行ったが、彼女の口座にある変化が起きていた。

 

1000万以上のお金が彼女の口座に振り込まれていたが、それは住民に振り分けて提供されるはずの

 

「還付金」だった。しかし、彼女はこのご送金を利用して、何かをしようとしていたのだった。

 

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元徴税吏員羽生

華子が帰るときにぶつかった女性。それは見覚えのある顔だった。華子が10歳だった時に、助けてくれた女性。

そして、翌日出勤すると、3係が大変なことになっていた。市民にそれぞれ渡すはずだった還付金が、
誤って1人の市民に全て振り込まれてしまった。その額はおよそ1000万円。しかしそれは納税課のミスではない。
その元をたどると、振り込まれたのは一般市民の羽生と言う女性だった。もちろん還付金を返してもらうように要請したが、
口座に振り込まれたものは自分のお金だと言って、全く返す意思を見せることがなかった。そこで納税課に目をつけた。
彼女は3ヶ月間の納税を滞納しているのだった。それを口実に還付金を返してもらうと言う手はずになっていた。
華子はかつて自分を助けてくれた女性が、なぜ還付金を返さないと硬くなっているのか、その理由を知りたかった。
8年前に市役所を退職してから、父親が経営する学習塾を手伝っていた。その父もなくなり、今は1人で経営している。
華子は蒼一郎と一緒に彼女の元を尋ねた。羽生はかつての華子のことを覚えていた。そして彼女を向かわせ
還付金を全て返納してもらえるように、連れてきたのかと言われてしまったが、華子は自ら希望してここに来ていると口にした。
すると羽生は「市長に話をさせてください」と言って、それ以上何も言わず、2人は帰ることになってしまった。
しかし、滞納していた3ヶ月分の税金についてはすべて納付されることになり、一安心となったが、
なぜ彼女が市長と話をしたがっているのか?そこが気になっていた。そこで係長にかつての彼女の話を聞いてみた。
華子が羽生の話をした時、ちょっと様子がおかしかった係長は、やはり羽生のことをよく知っている上司だった。
やめる前の羽生は、珍しく残業が多く、ひどく疲れた様子だったと言う。そして発覚したのが父親の税金滞納だった。

 

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探りを入れる相楽

華子は相楽に喫茶店に呼ばれた。かつて兄弟として過ごした2人だが、今は何のつながりもない。
しかし、何か彼は華子から聞き出すような素振りを見せたが、華子が何も知らないとわかると、すぐに店を後にした。
そして、ある人物に電話をかけて「華子は何も知りませんでした。」と報告していた。それは市長だったのか誰だったのか?
8年前も今と同じく、残業はしないようにみんな心がけていたはずだった。それなのに彼女は記録に残らない
残業を繰り返し行い、とても疲れた様子を見せていた。しかし、彼女の当時の記録を調べると、それほど大切な記録はなかった。
この調査結果を持って、再び2人は羽生の元を訪ねた。そして8年前の記録を調査したことも報告した。
その上で、市長とは面会できないことも伝えた。羽生は当時何を行っていたのか?父親の税金滞納が、
その残業に何かしら関係があるのか、2人は知りたいと思っていた。すると彼女は当時ある業務を上司から言われていた。
それは係長も知らなかった。納税課の元上司が「上からの命令だ」と言って、父親の滞納をダシに使い
彼女にあるリストを作成するように命令していた。それは市長に近しい人間と、企業に対して、「納税金リスト」を制作することだった。
その話を、1係の日比野は影でいた。彼女もこのリストについて何か知っているのだろうか?しかしそのリストは今どこにあるのか?
そして彼女にそんなリストを作るように命令した人物は誰なのか?考えてみれば、彼女が市長に面会したいと言う理由がわかる。
それは当時の市長でもあった今の市長、米田が大きく関係していた。そのため、彼女は還付金をもとに、
「納税禁止リスト」を公にして、市民に公開するべきだと言うことを、市長に直接伝えたいと思っていたのだった。

 

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徴税者禁止リスト

市民や企業から税金を納めてもらう、納税課で「納税者禁止リスト」を作成することなど、もちろんタブーであった。
そして、華子はどれだけ羽生が今まで苦しんできたか理解しようとした。10歳の華子を助けてくれたように、
彼女は羽生を助けたいと思った。そしてかつて羽生が励ましてくれた公園に来て、あることを思いついた。
そして、その提案を蒼一郎に伝えると、彼も協力してくれた。出勤前の羽生を呼び出して、華子のいる場所に連れてきた。
そして、華子は「あの時のことを覚えていますか?」と言って、10歳の華子に「下ばかり向いてちゃダメ、上を向きなさい」
と言ってくれた彼女の言葉で、10歳でもなんとなく税金に関して理解をし、今こうして自分がいることを伝えた。
その場所は、税金がどうやって使われているか、羽生が華子に教えてくれた、小高い丘だった。
そして、華子は「リストは見つけることができませんでしたが、もう1人でただ戦わないでください」と羽生に伝えた。
そして羽生もその思いに応えて、還付金を全額返納してくれた。米田はそれをとても感謝して、3係のところに挨拶に来た。
しかし、誰もがそれを喜ぶべきことではないとわかっていた。元は言えば、米田が起こした事件に違いなかった。
そして華子に探りを入れていた相楽も、この件に関しては深く関わっていた。次期市長選挙に米田は立候補するつもりでいた。
その支援者として相楽グループが大きく関わっており、そのリストに相楽グループも入っているのだった。
相楽は父の命令で、かつて妹で華子に探りを入れていた。還付金は返ってきたが、リストについてはこれからも調査することになる。
ある日の帰り3係りがみんな一緒になった。しかしそこに鷺沼の姿はなかった。みんなが帰った後、パソコンを開いて
「納税者禁止リスト」を開いていた。そして何か入力した後に副市長に連絡をして「確認をお願いします。」
と、言ったことから彼は最初からこのリストについて関わっていたのではないか?そしてみんなの手前では黙っていたのではないか?
副市長がリストを確認しようとすると、1係の日比野が尋ねてきた。そして「納税者禁止リスト」について知っていますよね?
と確認をしていた。彼女もやはりこのリストの存在について気になっているのだろうか?もしくは当時作成されていたことを知っていてるのだろうか?

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