「ゼイチョー」3話、子育ての町、不可解な出来事、偽装離婚の真相
相楽が「みゆきの市」の副市長に就任してから、「子育ての町」としてのアピールが強くなった。
その分しわ寄せが市の職員たちに来ることになったが、ある家庭が気になった蒼一郎たちだった。
妻を病気で亡くし、シングルファーザーとして2人の子育てをしている、木下という男性の家庭だった。
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子育ての町
みゆきの市は「子育ての町」をピーアールするために、ハロウィンイベントを開催した。百目鬼たちも仮装して参加した。
いくらアピールしたくても、自分たちに仮装をさせてしわ寄せがくることに納得はいかないが、
「お絵描きコーナー」が騒がしかった。行ってみると1人の男の子が泣いていた。事情を聞くと他の保育園の女の子が突然やってきて
男の子が描いていた絵を突然破ってしまったのだ。しかし、女の子は破った理由を言わずに逃げてしまった。
その後、蒼一郎は後輩の増野から、税金を滞納している「木下」というシングルファーザーについて相談を受けた。
しかし、最近妻を亡くしたようで、子供は普段保育園に預けている。そのため、この問題は「納税課」だけの問題ではないと判断した。
そこで、保育課に行き木下の子供が通う保育園の、保育料の支払いを調べてもらった。やはりこちらも滞納していた。
こうなると納税課と、保育課で一緒に動かないといけないことになる。そこで木下に必ず会えるタイミングとして、
お迎えの時間に保育園に来たが、「下の子が熱を出して、上の子も連れてすでに早退した」というのだった。
そこに瀬戸という男性が迎えに来た。すると周りが騒がしくなった。蒼一郎は知らなかったが、
瀬戸はシングルファーザーでありながら、仕事も子育ても完ぺきにこなし、SNSでは「理想のシングルファーザー」として人気があった。
SNSには輝く親子の笑顔があった。蒼一郎は何か思うところがありながらも、木下の家に向かった。
そして、疲れ果てた木下が出てきたので、「税金」と「保育料」の未納について話したが、
部屋の中は荒れており、郵便物も開封しないまま山積みになっていたので、「督促状」に気づかないでいたのだ。
妻が生きていたころには、税金関係の支払いを妻に任せていたので、滞納していたことにきづいていなかった。
そして、支払う意思がないわけではない。と、今手元にある「7万」をその場で支払ってとりあえず蒼一郎たちは引き下がった。
不可解な出来事
納税課では「不可解な出来事」が起きていた。それはシングルマザーの出渕が「母子家庭なので滞納している税金の支払い停止」
を求めてきたのだ。しかし、すぐには返答できないことを華子が口にすると、「税金」に関してかなり詳しく勉強したのか
「憲法違反」という言葉が出てきた。母子家庭の彼女がなぜそこまで詳しいのか少し不可解だった。
そして、蒼一郎は「理想のシングルファーザー」の瀬戸の家の様子を華子と見に行った。
すると、出渕と子供4と4人が家から出てきて、ファミレスで仲良く食事をしていた。そして、蒼一郎は離れて
ファミレスの外観を見て直感した。イベントで男の子が絵を破られた。それは破ったのは男の子の姉ではないか!?
その疑念を裏付けるために保育園に行った。すると破られた絵が飾られており、その絵には4にが楽しそうに笑う顔があった。
そして、ファミレスのトレードマークのような黄色いオブジェが描かれていた。姉はあの時この絵が家族の秘密をばらすと思ったのだ。
だから破ったのだ。窓口に来た出渕は「偽装離婚」の可能性が出てきた。そして、木下の家を訪ねて、
父子家庭が利用できる市のサービスが、申告制であることから、ぜひ利用するように勧めたが、木下はかたくなだった。
亡くなった妻と2人の子供は自分が守ると約束した。そして瀬戸のように仕事も子育ても両立している人もいる。
と口にしたのだ。「子育ての町」をアピールするうえで、市長が気になっているのは3課の納税率の低さだった。
そのため、木下に一刻も早く納税を完了してもらうように、家宅捜査に入るように指示が来たが、
蒼一郎はその指示を突っぱねた。「家宅捜査に入るのは瀬戸さんの家です」と断言した。それは保育課の思惑が関係していた。
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偽装離婚の真相
瀬戸の家に家宅捜査に入ると、4人がそろっていた。そしてざっと見ても4人が一緒に生活している痕跡があった。
瀬戸は「遊びに来た時のために食器が4人分あってもおかしくない」と言い分があったが、明らかに
「税金の仕組み」についてかなり勉強している形跡があった。そこで話しを聞くことにしたが、
保育課がこの件には大きく関係していた。2人が偽装離婚した真相は「待機児童」を保育課が隠すために
まるで本当に子育てのしやすい町であるかのように、見えない「待機児童」を作り出したことに会った。
瀬戸夫妻は上の子を「共働き」を理由に保育園に通わせていた。しかし2人目を妊娠して「育児休暇」に入ると
「自宅保育が可能」として上の子供が「退園」させられてしまった。そしていざ育児休暇が少なくなり、
再び保育園を探しても見つからなかった。そこで2人は「シングル家庭」優先で保育園に入れる制度を利用することにした。
そのため、「偽装離婚」を決行しながら、実際は家族4人で暮らしていたのだった。保育課の課長は事実を突きつけられると
「待機児童」の数を減らすために、「隠れ待機児童」の数を上に報告していなかったことを認めた。
その上で2人の子供が同じ保育園に通うことができるようにして、瀬戸夫妻はまた戸籍を戻すことになった。
そして、改めて木下を訪ねるて、瀬戸は1人では子育てしていない事実を伝えた。前に増野が個人的に訪ねた時
上の子が裸足で家を飛び出してきた。理由を聞くと「ママはしてくれたのに・・・」と絵本を読まなかったことが原因だった。
そこで増野は木下の判断に任せる形で、資料を置いて帰っていた。しかし、今回訪ねると木下は晴れやかな顔をしていた。
「もう一人で抱え込みません」と言って、義母の手を借りていることや、市の制度をしっかり利用しながら頑張っていく意思をみせてくれた。
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