「ゼイチョー」1話、百目鬼のデビュー、徴税吏員としてできること、納税の方法

みゆきの市役所納税課徴税第三係をめぐる、「徴税吏員」たちの仕事を描いたお仕事ドラマ。

 

元財務相にいた蒼一郎。3年前に同僚をめぐり何があったのか!?財務省から「ミユキの市役所」へやってきた。

 

そして、納税課徴税第三係のホープとして期待されているが、そこに「百目鬼華子」という新人が入ってくる。

 

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百目鬼華子のデビュー

百目鬼華子は「第三係」に新しく配属された「徴税吏員」だったが、普通希望してこの課に来るのは珍しい。

 

なぜなら「徴税吏員」は税金を滞納している人から「税の取り立て」を行っているので、

 

いわば市民から嫌われる役割なのだ。しかし、華子は希望してきた。そこには彼女の過去が大きく関係しているようだ。

 

やっと「徴税吏員」としてデビューすることになった。1軒の家に税金を納めてもらうために尋ねるが、

 

その人物のモノと思われる原付をまずロックしてから、アパートのインターフォンを押したが、華子は「徴税吏員」と名乗り、

 

滞納している税金の「金額」を納税してもらうために来た。とまだドアが開く前に告げていた。

 

そして、ドアが開くといかつい男性が対応したが、男性が「警察を呼ぶ」というと、華子はすでに警察と共に来ていた。

 

そこで、男性も仕方なく中に入れると、華子は次々と「差押え」のシールを貼っていくが、中にいた女性がはがそうとする。

 

すると、華子はすかさず「罪に問われる」ことを説明して、奥の部屋のカーテンを開けると、男性の父と思われる人物が寝ていた。

 

華子は男性の泣き落としに、同情しそうになるが、部屋の異変に気付いた。窓の近くにまだ「干していない洗濯物」

 

華子はすぐにベランダに出て、洗濯機を見た。そこに「貴金属」が入ったカバンを見つけて押収しようとしたが、

 

男性に抵抗され、柔道の技をかけて男をねじ伏せた。すると周囲から拍手が漏れた。これは華子が実践に対応できるか、

 

デビューに向けての試験だったのだ。しかし蒼一郎がやってきて、「徴税吏員」とドアの前で名乗ったことや

 

「滞納金額」を玄関先で口にしたことは、行き過ぎた行為であり、最後に男性をねじ伏せたのもやりすぎだと注意した。

 

しかし、華子は本格的に「徴税吏員」として、蒼一郎とペアになり本格的にデビューすることが決まった。

 

 

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徴税吏員としてできること

「徴税吏員」は税金を滞納している市民の家に行き、税金を徴収する役割を持っているが、

 

場合により強制的に、税金に代わって換金できそうなものを取り押さえることもあり得る。

 

そして、蒼一郎はある和菓子屋へ華子と向かうことにした。「喜泉」というお店だが、固定資産税は毎年収めているが、

 

不思議なことに「市民税」だけは3年分滞納している。ちょうど蒼一郎たちが到着したころに、

 

こども園の子供たちが主人から、1人ずつ和菓子をもらっていた。それが終わると主人の喜和は二人を快く迎え入れた。

 

そして、店の和菓子を出しくれたが、華子は「このよう物を受け取ることは立場上できません」というと

 

喜和は少し寂しそうだったが、蒼一郎が「いつ来ても素敵なお庭ですね」と外を褒めると、喜和は嬉しそうに

 

「この庭は亡くなった妻が好きだったんです」と答えた。この庭を見ながら、子供に恵まれなかったが

 

幸せな時を10年前まで過ごしていたという。しかし、今取引先で通常よりも「安く」卸さなくてはいけない取引先がある。

 

ということで、それが滞納の大きな原因になっていることを知ったが、喜和は仏壇から一部の税金を納めた。

 

そして、華子は「安く卸す」と聞いて、ちょうど来た時に見た「こども園」がその取引先ではないかと思った。

 

しかし、蒼一郎はいったん三課に戻り、しばらくするとまた「和菓子屋」へ行くというのだ。相棒の華子も付いていくと

 

まだ営業時間だが、弟子が店じまいをしていた。蒼一郎が今まで納められなかった税金を一括で収めた喜和が気になった。

 

弟子は喜和が「今日はもうお客は来ないから」という理由で、店を閉めていたが、玄関に回った蒼一郎は華子に救急車を要請した。

 

玄関から宙に浮く喜和の姿が見えたのだ。やはりもう一度来てよかった。喜和は発見が早く命が助かった。

 

そして弟子はその後家から遺書を見つけて、「自分がなくなったら保険金で様々な謝金を返済」するように。と書かれていた。

 

華子は複雑な気持ちだった。「徴税吏員」にできることは税金を納めてもらうことだが、「時には第一発見者になることもある」

 

と言ったが、華子は過去を思い出していた。母子家庭の華子の部屋は税金を滞納したためか、「差押え」になり、

 

何もかも亡くした母は華子を置いて亡くなってしまった。だからこそ華子は希望して「徴税吏員」になったのだろう。

納税の方法

喜和が自殺を図ったのは「妻の命日」だった。そして華子は「こども園」に来ていた。そして和菓子を配る事実を知った。

 

喜和の妻が生前から、子供たちに年に1回配っていたのだが、喜和は妻が亡くなった後もその活動を続けていた。

 

そこで、華子は喜和が気にしていた取引先は「こども園」ではないことを確信したが、蒼一郎は違うあてを見つけた。

 

たまたま三課の浜村たちが担当している料亭の前を通ると、常連の見送りだったのか、1人1人に菓子折りを持たせていた。

 

その袋が喜和の店のものだった。あれだけの数なら大量に発注している可能性があるとにらみ、華子の話しから確信を持ち

 

浜村と一緒に話しを聞きにいくことにしたが、2代目は「うちに金目のものはない」と言い切り、家宅捜査に入っても構わない。

 

と言ってきたのだが、同席した番頭の挙動不審に蒼一郎はあることに気づいた。そして三課に戻り

 

「差押え」の許可をもらい総出で差し押さえに行く計画を立てた。係長は「何も持たずに帰ってくるな」というが、

 

蒼一郎は2代目が「花も造花で」と言っていたが、その壺が値打ちのある骨董品であることに気づいたのだ。

 

しかし、いざ差し押さえに入ると「骨董品」はなく、金庫も空っぽだった。そして以前骨董品を見た部屋でも

 

壺は安物だったが、番頭の様子からして、蒼一郎はあることに気づき「先代へのあいさつをさせてもらいます」と

 

仏壇へ行ったが、途端に慌てだした関係者たち。しかし、蒼一郎は線香などが「なぜ引き出しにしまっていないのか?」

 

と言って、線香が入るはずの仏壇の引き出しを開けると、そこには札束が隠されていた。

 

2代目はそれを奪って逃げたが、結局駐車場で華子に取り押さえられた。蒼一郎は「正当防衛」として認め

 

料亭から税金を徴収することができたが、「税金泥棒!!」とののしる2代目に「すべて公正公平に行っています。」

 

と言って、「公務員舐めないでくださいね」とくぎを刺した。そして喜和が家を手放さなくてもすむ方法を考えた。

 

料亭の取引がなくなっても、商売を続けられるように説明するため、華子と一緒に病院を訪れた。

 

丁度もうすぐ退院を迎える喜和。蒼一郎はある提案をした「借金をしても固定資産税」を支払っていたのは

 

妻との思い出が詰まった「庭」のある家を手放さないため。その家を手放さないために銀行に話しをつけてきた。

 

「家」を担保にしてお金を借りながら、最低限の税金を納めながら、商売を続けながら、家にも住める方法を提案した。

 

もちろん喜和は喜びその提案を受け入れた。「徴税吏員」は税金を取り立てるだけではなく、

 

納税できない人に寄り添い、一緒に納税方法を考えるのも仕事の一つなのだ。税金でお給料をもらっている分

 

残業をしない。そしてその税金も無駄に徴収しない。ただの取り立て屋ではないということだ。

 


 

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