「愛しい嘘-優しい闇-」最終回,本物の雨宮が動き出す。どちらが本物か?

中野幸の告白から,実は整形し自分は雨宮になりすまし,自分自身が両親を殺害した証拠を手に入れようと

 

同窓会を開いたことがわかった。本物の雨宮は元恋人が自殺したことにより,雨宮に恨みを持つその兄古掘と利害が一致し、

 

中野と古掘で雨宮を監禁し,中野は雨宮そっくりに整形してなりすましをしていた。

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姿を隠した中野幸の目的

全てを告白すると,「じゃあね今井さん」と中野は別れた。しかし,望緒は疲れが溜まっていたのか、

 

過労で倒れてしまった。ちょうど稜と玲子がいてくれたが,看護師により席を外すように言われ、二人は部屋を出た。

 

そして告げられたのは「妊娠」もちろん中野幸との子供となる。真実を知った今産むかどうか悩む望緒。

 

玲子たちが着替えを取りに行ってくれることになった。その間に、同じ施設内にいた雨宮の母親が見舞いに来た。

 

そして、中野幸はすでに会社をやめて、自分がいる施設に多額の寄付金をしてくれた。と話してくれた。

 

望緒にはその目的がわかった。「さよなら」と別れた時から、中野は全てを終わらせようとしている。

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動き出した雨宮秀一

監禁されていた雨宮は、古掘が様子を見にきた時に、隙を見て彼を殺害し、彼のスマホから中野に連絡した。

 

自分が自由の身になったことを伝え、「奴隷は奴隷、お前のことを警察に通報する」と脅してきた。

 

しかし、中野も古堀の遺体を見た後だったので、そのことで通報すると、互いに脅し合った。

 

雨宮はまず中野の家に行き、通帳と印鑑などを盗み出した。一足遅れて中野は自宅に着いた。

 

その頃ちょうどATMからお金を引き出そうとした雨宮。残高がないことを知る。怒り狂った雨宮は中野に電話するが、

 

「すでに会社も退職し、退職金も断った。そしてお金も全て使った。つまり今お前は一文なしだ」

 

と、伝えると、部屋にあった写真から、中野が望緒に思いを寄せていることに気づき「お前の大切なものをメチャクチャにしてやる」

 

と、どこかへ向かった。その頃、玲子は望緒の部屋で保険証や着替えなどを用意していた。そこに稜が来たと思ったが、

 

そこにいたのは雨宮だった。玲子は腹部を刺されてしまった。雨宮が部屋へ行ったことに気づかなかった稜、

 

そして、まず行くなら望緒の部屋だと思った中野がきた。そこで腹部を刺された玲子が倒れていた。

 

しかし、雨宮の姿はなかった。中野は確実に雨宮が望緒を狙っていることを確信し、病院へ向かった。

 

その頃、望緒は体調が良くない雨宮の母に、外の空気を吸わせに屋上へ来ていた。そして、お腹に子供がいることに気づいた。

 

そこに雨宮が来た。「雨宮が狙っているから逃げよう」と地下駐車場まで連れてきたが、母親に上着を被せると、

 

そのまま放置し、望緒だけ連れて行こうとした。その時望緒は「中野君じゃない。お母さんを置いて行くなんて中野君じゃない。」

 

と、正体を見破ってしまった。そこに中野も到着し、2人の前で中野も脅迫した。そして、望緒に刃物を向けた時、

 

中野が立ちはだかったが、母親が隠し持っていたハサミで後ろから息子を刺した。「お前は獣よ!!」そして、2人が倒れた。

 

すると、中野はハサミを取り上げ望緒に「雨宮は俺が刺した。」と言ってその場を去ってしまった。

 

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ファンレター「クロ」の正体

望緒は無事に退院できた。玲子も急所を外れていたので、命に別状はなかった。しかし、中野は指名手配されてしまった。

 

東京に戻った望緒は、アシスタントをしている先生に呼ばれていた。りえの代わりに描いた漫画が良かったから、

 

連載をしてほしい。と編集者を連れてきていた。そしてそこにりえが現れた。彼女は編集部に来ては、

 

望緒宛にきたファンレターを全て盗んでいた。そのことがバレ、本人に直接謝罪するように言われたが、

 

りえは決して謝らなかった。りえの勝ち気な性格は今更のことではないので、笑い話でその場は終わった。

 

望緒はファンレターを一つ一つ見ていくと、いつも必ず手紙をくれる「クロ」さんが出した手紙を見つけた。

 

しかし、今まで消印は都内だったが、それだけが甲府から出されていた。そこで「クロ」の正体がわかった。

 

そこで編集者から、連載をするならちょっとしたメッセージを載せてほしい。と言われていたので、それを利用して、

 

クロをある場所へ呼び出すことにした。「初めて声をかけた場所で待ってます」

 

それは中学の美術室だった。望緒はスケッチをしていた。あの花火の日の写真。しかし、そこには中野はいない。

 

約束の日、中野が美術室に来た。初めて声をかけた場所を中野は覚えていたのだ。そして、この絵はまだ完成していないこと。

 

自分のお腹に新しい家族がいることを伝え、外を見るように声をかけた。そこには多くの警察がいた。

 

「いつまでも待ってるから、罪を償って帰ってきてね。」と中野を送り出した。中野もしっかりと罪を償うつもりだった。

 

しかし、警察にまぎれ優美の夫がいた。その存在に気づいた時には遅かった。中野は刺され倒れた。

 

そして、数年後玲子は独立して、事務所を構えることになり、望緒は漫画を描きながら女の子を育てていた「みゆき」と言う名前の子を。


 

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