「愛しい嘘-優しい闇-」5話、優美の夫に襲われた雨宮と、雨宮の母の言葉の意味とは!?

優美の浮気相手が雨宮だと思い込んだ、夫正にエレベーター内でナイフで刺された雨宮。

 

玲子から連絡を受け、山梨にいた望緒と稜は一緒に病院に駆けつけた。幸い致命傷には至らず、命は取り留めた。

 

望緒たちが部屋へいく頃には、麻酔も覚め話すこともできた。雨宮は改めて優美との不倫疑惑を否定した。

 

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カーナビが物語るのはなんなのか?

既に夜遅かったので、玲子は自分で帰ったが、稜は望緒を家まで送ることにした。その時、カーナビを操作した。

 

それをみた望緒は「カーナビって行った場所の履歴が残るよね?このまま山梨に行って、優美のカーナビをみてみたい」

 

というので、そのまままた山梨に戻ることになった。そして、既に全ての遺品が優美の実家に戻されていることを知り、

 

優美の実家を訪れた。葬儀の翌日には既に全て返却されてきたらしい。その中に幸いにも車が残されていた。

 

そして、カーナビを確認しようとすると、何件か登録してある場所があった。その中に喫茶店があり、

 

気になるので、2人で訪ねることにした。そして優美の写真を見せると、一緒によく男性と来ていたという。

 

浮気相手に間違いない。その手がかりを聞こうとするが、いつも帽子を目深にかぶっておりわからない。という。

 

しかし、とても印象に残るお客だった。というのも、マスターの娘が店で塗り絵をしていた時、鉛筆を落としてしまい、

 

優美の席のところまで転がった。お客さんの邪魔をしないように、注意しようと「みゆき!」と言ったら

 

男性が振り向いたというのだ。その話を聞き、優美の浮気相手は「中野幸」ではないか!?という疑惑が持ち上がった。

 

それならば、タイムカプセルを開けるときに、優美もいたので、あの紙をこっそり入れることは可能だったのでは!?

 

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中野幸という男性はどんな人なのか?

優美が頻繁に会っていたのが、中野幸だとすると、彼は今どこで何をしているのか!?

 

その手がかりを掴むため、中学生の時の恩師を訪ねていった。しかし、2年の途中で転校してきて、

 

3年の途中で親戚の家に引き取られた彼のことは、恩師の記憶にもあまり残っていなかった。

 

転校生だったため、卒業アルバムにも写っていない。そして、様々なイベントにも参加していないので、

 

彼に関する写真は1枚しかなかった。彼は親戚の家にしばらく身を寄せた後、養子になったらしい。

 

その親戚の住所がわかったので、翌日寮と望緒はいってみることにした。既に廃墟になっており、

 

崩れ落ちそうな家だった。玄関は施錠されていたが、掃き出し窓は開いており、そこから中に入ると、

 

押し入れに彼の持ち物らしき段ボールがあった。そしてそこにあった本に「中野幸」と書かれていた。

 

確かにそこに彼はいた。もう少し調べたかったが、玄関を激しくノックする音に邪魔されてしまった。

 

そして、玲子も一緒に再び恩師の元を訪れた。そして、先日「言っていなかった」ことを話してくれた。

 

彼が体育の時間に倒れたことがあった。様子を見に保健室へ行くと、ちょうど着替えており、背中には無数の字があり、

 

彼が虐待されている可能性があった。そこで、児相や警察に相談したり、家を訪問したが解決することはできなかった。

 

そこであの火事が起き、両親が亡くなった。恩師は彼にとって「好都合だったかもしれない」と言った。

 

そして、恩師の家を出たとき、玲子の様子がおかしかった。望緒は「もしかして先生のこと好きだった?」

 

と聞くと、うなづく玲子。そして、稜も大切な人に秘密を打ち明けたんだから、私も打ち明ける。

 

と、前から指摘されていた、タイムカプセルを探すのに必死になった理由と、その中身を見せなかった理由を話してくれた。

 

実は渡すことができなかった、初恋の恩師へのラブレターを、勢いで入れてしまったから、今更恥ずかしくなったらしい。

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雨宮の闇とは!?

東京と山梨を行ったり、来たりしながら雨宮の世話をしていた望緒。やっと退院できることになり、

 

望緒も荷物があるので、付き添うことにした。そして警察が最後聞き取りに来たが、正を「指名手配」するという。

 

少し安心した気持ちで家に帰り、望緒は家に帰ろうとすると、部屋に上がるように言われた。

 

そして、2人でワインを飲んでいると、望緒は1人でかなり飲んでしまったらしい。その勢いで告白してしまった。

 

その気持ちを受け止めてくれた雨宮。翌朝望緒は雨宮のベッドで目を覚ました。リビングに行くと朝食を用意していた雨宮。

 

「俺はソファーで寝たから、何もしてないよ安心して。」と言われ、2人で朝食を食べた。

 

そして、帰る望緒に「明日も来てよ」と言われ、約束通り買い物をして、翌日マンションを訪れた望緒。

 

そしてインターフォンで応対した雨宮が、ロビーの鍵を開けた。すると、宅配業者が入っていったが、

 

望緒より先にエレベーターに乗ったのは、正だった。どうしたらいいかわからない望緒。

 

雨宮は望緒だと思い、気軽にドアを開けた。そこには正が・・・。再び襲われそうになるが、後ろから望緒がワインボトルで殴った。

 

そして、前もって110番していたのか、パトカーが駆けつけ、正は逮捕された。やっと安心して生活できる。

 

2人はその夜結ばれたが、翌朝、望緒は「違和感」を覚えていた。はっきりしないが何かがおかしい。

 

そして、雨宮の希望で母の所に一緒に行くことになった。望緒を「彼女」と紹介した後、雨宮は職員と話をするために部屋を出た。

 

母は折り紙をしていた。その作品を手に取ろうとしたとき、認知症だったはずの雨宮の母がはっきりと言った。

 

「今すぐ別れなさい!!あなたも殺されるわよ!!」その言葉の意味はわからなかったが、

 

玲子は雨宮について、先輩の弁護士に調べてもらっていた。すると、彼は2年前に暴行で逮捕されており、

 

当時付き合っていた女性に暴力を振るい、女性は死亡した。そして雨宮は逮捕されていた。

 

中学の時は仲がよかった6人。でも、玲子のいうようにあれから14年。それぞれ知らないことの方が多いのかもしれない。


 

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