「愛しい嘘-優しい闇-」3話、優美を救いたい望緒とその結末

望緒は優美の家に行き、帰りがけにマフラーを忘れたことに気づいて、優美の家に戻った。

 

すると縁側で怯える優美に、何を話していたか問い詰める夫、そして「この間のことは話してないな」

 

と、確認する様子に違和感を覚えた望緒は、声をかけることができず、そのまま東京に戻った。

コンテンツ

発売された漫画雑誌

仕事中に、デスクの上に置かれた新刊の漫画雑誌。入院しているりえの代理で望緒が1話だけ描いた。

 

それが掲載されており、先生である波江も「よかったわね。」と言ってくれた。そしてつけたすように、

 

「さっき、りえちゃんから電話があって、今回のお礼がいいたいみたいだから、病院へいってあげて」と言われた。

 

望緒はお見舞いの品を持って、りえがいる病室を訪ねた。するとりえは「私は穴を埋めてくれてありがとう」と素直に口にした。

 

そのため望緒はもう少し話しをしようと、りえに近づいた。するとりえは豹変し、

 

「私が素直にお礼でもいうと思った?のこのことやってきて!あんたのせいよ!!」

 

と、叫び散らし手当たり次第、望緒に向けてガラスのコップや花瓶などをなげつけ、それらは望緒の足元で粉々に割れた。

 

望緒は忘れたマフラーを、優美に連絡し、優美の最寄り駅まで来た。マフラーだけ渡して、急いで帰ろうとする優美。

 

望緒は強引に助手席に乗り、本当はマフラーを忘れたことに気づき、すぐに戻ったが、そこでみた光景を話した。

 

「全部私がわるいの。私が赤ちゃん産めないから、周りから後継を期待されているのに…」

 

すると望緒は隣の物音に驚いた。優美の夫が、ガラスに手を貼り付けて中を覗いていた。帰りが遅いと叱られる優美はすぐに帰った。

 

りえを自分と間違えて襲った犯人もきになるが、優美が夫からDVを受けているのも気になり、玲子に相談した。

 

素人が下手に動くと、DVがさらにひどくなる可能性があるから、慎重に行動し、優美をたすける方向になった。

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あの駐車場にあった赤い車

玲子は念のため、真相を確認するために、優美に電話をかけたが、対応に出たのは夫だった。「友人の死を受けて、妻は体調を崩してます。」と電話は切れてしまった。

 

玲子は「携帯を夫にとられたかもしれない」と推測したが、やはりスマホを夫に取り上げられていた。

 

部屋ではガスコンロをテーブルに置き、沸騰したお湯でフォークやハサミなどを「バイ菌は殺さないと」と次々消毒し

 

優美のスマホを入れようとした。「それだけは…」というと、ビニール袋を取り出して、入れた後お風呂へ行くと持ち去った。

 

優美はその隙をついて、着物タンスからもう一台のスマホを取り出し、誰かに電話をし、「会いたい」と言っていた。

 

稜と望緒は深沢ワイナリーからの届け物を装い、現状を確認しようとしたが、お手伝いが出てきたので

 

中まで運ぼうとしたら、庭でガードマンに会い、渡しておきます。と家に近づくことすら出来なかった。

 

しかし、望緒は1988年の6本のワインに願いを込めた。中学を卒業した年のワイン。

 

一方東京では、優美をどうやって救うか4人は話し合っていた。そして、玲子が耳にした噂を口にした。

 

奈々江の死は、管轄の警察が担当だったが、何らかの圧力で、県警扱いとなり「自殺」と片づけられた。

 

そして奈々江が最後にいた橋のそばの駐車場、そこには管理人室があり、管理人はあの日一台だけ車が止まっていた。

 

と、証言した。甲府ナンバーの赤い軽自動車。警察にも話したが、捜査されないまま自殺と発表された。

 

優美の車も赤の甲府ナンバーの軽自動車。奈々江の死に優美が関係しているのか?と疑念が湧いてきた。

 

その頃、夫の隙をついて電話をしようとしたが、相手が出る前に夫に、もう一台のスマホが見つかってしまった。

 

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奈々江を偲ぶ会の提案

すると、床に落ちたスマホが鳴った。夫は「ご丁寧に折り返してきたか」と優美に渡した。

 

相手は望緒だった。優美の話し方から、近くに夫がいると推測したが、現状を聞こうとすると「へぇ、楽しそうだな。私も参加したい」と、「会えるか?」の問いに答えた。

 

すると、夫はスマホをとりあげ、スピーカーにして話し出した。望緒はとっさに「今度奈々江を偲ぶ会をやりたくて、優美にも参加して欲しい」

 

と、いうと夫は「ぜひ!では日付と時間と場所は?」というので、とっさに「今度の日曜日、深沢ワイナリーで11時から」

 

と、答えると「妻は体調がよくないので、私も同行します。」と返事が来た。あまりも突然決まった偲ぶ会。

 

雨宮は参加者あつめ。玲子は保護シェルターの打ち合わせ、稜と望緒は会場準備となった。

 

望緒は日記から、幸君の家が火事になったのは、6人で行った夏祭りの日だと知った。しかし、望緒は途中で体調が悪くなり

 

雨宮が家まで送ってくれた。その後のことを稜に聞こうとしたが、話してはくれなかった。

 

当日なんとか参加者も集まり、計画通り開催となったが、優美は夫に肩をがっちり掴まれ身動きが取れなかった。

 

とにかく夫にワインを飲ませないと!望緒は「ブドウジュースです」と違う形のグラスを差し出した。

 

すると一口飲み、ワインだと気づかれてしまい望緒は間違えたと謝罪したが、稜が違うワインを勧めた。

 

その瞬間手が肩から離れたので、望緒は優美の手を引き、壇上に上げ献杯の挨拶を頼み、計画をはなした。

 

優美は赤ワインを夫のテーブルに運ぶのだか、服から紙を取り出し、粉を1つのグラスにいれた。

 

挨拶のため壇上にあがるも、ワインを夫のテーブルに忘れた優美。持ってきてもらい、献杯すると望緒に手を引かれ

 

裏口へと逃げた。追いかけようとする夫を計画通り、稜と雨宮でひき止めた。しかし、裏口をでると優美は自分が奈々江を突き落とした。

 

と告白し、どうして私の人生はこうなのか。と嘆くと血を吐いて倒れてしまった。

 


 

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