「ユニコーンに乗って」9話、CEOの決断とスタートアップ企業、そして功の夢

佐奈は羽田に呼び出され、「買収」を持ちかけられていた。羽田は自社の持つ知識や人材で

 

「スタディーポニー」を多くの人に広げたい。というが、佐奈は自分たちが今までしてきたことがなくなる気がして

 

すぐに返事はできなかった。1度会社に持ち帰りみんなの意見を聞くことにした。

 

コンテンツ

CEOとしての決断

佐奈は羽田から企業買収を提案されたことを、「朝会」で報告し、みんなの意見を聞くことにした。

 

企業買収ということは、一般的に言う「M&A」だった。特に次郎や功、佐奈にとっては3人で立ち上げた会社。

 

それを思うと、「手放す」ことに抵抗があり、このまま「スタディーポニー」を自分たちで育てていきたい。

 

という思いは強かった。小鳥たちは創業者たちの意見を尊重する。という形で「M&A」の話はなかったことになったが、

 

羽田から「あなたは視野が思ったより狭かった」と言われたことが気になった。佐奈はスタディーポニーが運用開始してから、

 

ユーザーの声を見ていたが、日本に限らず英語圏でも反応があり、「ぜひ英語版のリリースを待っている」

 

と言った期待も寄せられていた。それにこたえるために、佐奈はこれからの計画を立てて発表したが、

 

「全世界」となると、何十年かかるかわからない状態に気づいた。そこで「M&A」に関して勉強をしだしたとき、

 

次郎に見つかり、「あの話はなかったことになったんじゃなかったのかよ!!」と喧嘩になってしまった。

 

そして、帰宅した次郎は功とも喧嘩になってしまい、翌日次郎は出社しなかった。

 

■キャスト

 

スタートアップ企業を知ってもらう

功の父の会社では、ハッキングにより「顧客情報流出」が起きていた。功は父の様子を見に行ったが

 

一言「すまない」というだけだった。母から「いつも功には最高の状態で会社を継いでほしい。」

 

と言っている父の気持ちを知った。しかし、自分ではどうすることもできないもどかしさもあった。

 

そこに、大学の後輩が現れた。功の父の会社の建築にほれ込んで、入社したいとずっと言っていた後輩だった。

 

彼はスタートアップ企業が運用している、セキュリティシステムについて、上に進言してほしい。

 

と、功に頼んできたが、功が父に提案してもろくに話も聞かずに、断られてしまった。

 

そこで功は佐奈に相談を持ち掛けた。そして、翌日いつものように父が車に乗ると、運転手ではなく功がいた。

 

そして、自分の会社に連れて行き、「スタートアップ企業」がどんな感じなのかを直接見てもらうことにした。

 

そこには、若者だけではなく小鳥もおり、SEに配慮したオフィスづくりがされており、情報共有できる環境も整っていた。

 

そして、最後に父は「あのスタートアップ企業のプレゼンをメールしてくれ」と言って帰っていった。

 

功の作戦は成功し、上層部で導入を話し合うことになった。しかし、そこから功の様子が少しずつ変わり始めた。

 

新しくできた功の夢

佐奈は「M&A」について勉強しなおし、自分たちの会社に『不利益』ばかりではないこと。

 

そして、M&A=会社を乗っ取られるというわけではないことを改めて知った。そして、様々な経営状態があることも知った。

 

そのうえで、いち早く世界に「スタディーポニー」を広めるためには、羽田の「サイバーモバイル」の持つ

 

経営力と、人材、ノウハウが必要だと感じた佐奈は、全員を集めてもう一度「M&A」について考えて、

 

羽田と手を組むことで、スタディーポニーをより早く世界に広めることになると説得した。

 

次郎は渋々賛成したことで、羽田に買収の話しを再度持っていき、契約を交わすことになった。

 

功は珍しく小鳥を「飲み」に誘った。小鳥と話しがしたかったという。それは「転職」について。

 

功は父にほかにも「スタートアップ企業」で、会社のためになりそうな会社がいくつかあることを提案していた。

 

そして、小鳥は「転職するのは怖かったけど、その分楽しみもあった」と助言した。小鳥の言葉で功は決断した。

 

佐奈と次郎を呼び止め、「会社を辞める」と切り出した。それは父の会社で、スタートアップ企業をつなぐ架け橋になりたい。

 

という、功の新しい夢ができたからだった。次郎も佐奈も、功がもう決断していることに何も言わず応援してくれることになった。

 

■ドラマ関連記

 

Twitterの声


佐奈はいつだって自分の夢に自信がある。それは「勉強したい」という強い思いを持っているから。

 

おなじ思いを持っている人に、同じように不自由はさせたくない。その一心で走り続け、

 

いろんなことを吸収して、CEOとしても成長してきたのだと思う。そして、功の決断はさみしいけど、

 

功と父との和解がそれに向かわせたのは間違いない。それを「いずれ訪れること」と2人は覚悟していたんだと思う。

 


 

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