「ユニコーンに乗って」5話、小鳥の新しい靴と、ビジコンに向かって動き出したエンジニアたち

佐奈たちは夏井の持ってきた、ビジコンに会社創設以来初めて挑戦することにした。

 

優勝したら一千万獲得できる。そうなれば「スタディーポニー」を運営する資金にできる。

 

エンジニアチームと、出資してくれる会社を回る、佐奈と小鳥のチームに分かれて、ビジコン参加に向けて動き出した。

 

新しい靴の行方

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佐奈は先日高山から、出資の件で話し合いに行ったはずが、しつこく言い寄られて困っていた。

 

その窮地を救いに走ったのが、功と小鳥だったが、小鳥は佐奈の無事を確認したかのように、靴が壊れてしまった。

 

佐奈は助けてくれたお礼に、靴をプレゼントしようと思ったが、重たいかな。と思い購入をためらっていたら、

 

妹が「購入」ボタンを押してしまった。妹は妹で、功にプレゼントだと思っていたらしかった。

 

誤って会社に届いてしまい、最初に功が開封してしまった。すぐに佐奈が来て、自分のものだといったが、

 

佐奈が小鳥にプレゼントするのをみてしまった功は、複雑な思いを抱えていた。

 

一方で佐奈は毎日、小鳥の靴をチェックするようになってしまった。なかなか履いてもらえない佐奈の靴。

 

妹は「今頃フリマアプリに出品されてる」というが気になって仕方なかった。

 

 

張り切るエンジニアと足を使う佐奈たち

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ビジコンに向けて、「スタディーポニー」を本格的に稼働できるようにしなくてはいけない。

 

それは森本の得意分野だった。一方で佐奈と小鳥は足を使い、アバターの衣類の提供をしてくれる企業を回っていた。

 

しかし、佐奈の説明がうまく伝わらず、相手は難色を示していたが、小鳥がここで登場して、

 

相手をうまく納得させた。服飾の業界では毎年新作が出るたびに、廃棄の量のもすごいと聞いたが、

 

このアプリには、利用者の意向が見える機能もあり、利用者＝購入者がどのようなデザインを欲しがっているか、

 

データを集め、次の新作デザインに活かすことができる。と説明すると、企業もいい方向へ考えてくれるようになった。

 

一方で、森本を中心としたエンジニアチームには、様々なアイデアが浮かび、現実社会と連動して、

 

天気や朝、昼、晩を表現する機能を備えることができ、より現実社会に近い世界観を表現できた。

 

そして、次郎は小鳥のパソコンにセキュリティソフトを入れていたが、古くて動作が遅いためなかなかインストールできなかった。

 

やっとできたところに、羽田からメールが舞い込んでみんな見てしまった。小鳥があっていたのは羽田だったのだ。恋人ではなかった。

 

そして、翌日がビジコンというときに、帰宅間際、もう一度スマホで動くかチェックしたい。

 

という功だが、スマホをみんなしまってしまったところだった。小鳥が自分のスマホを取り出すと、

 

「スタディーポニー」は固まり、落ちてしまった。原因はバグでもなく、ただ小鳥の機種の容量が足りなかっただけ。

 

佐奈と功は今から、プログラムを直して軽くする。というが、ここまで作ってきた森本は一人「やらない」と帰ってしまった。

 

みんなは残って、プログラムを軽くするために努力していたが、森本のプログラミングが難しくて、手が付けられなかった。

 

そんな時、小鳥は森本が新人歓迎会のお店のおにぎりが気に入った。という話を思い出し、お店に行ってみると、

 

おにぎりを食べている森本を見つけ、連れて帰ってきた。そして、小鳥のスマホでも動くプログラムにダウンすることができた。

 

ビジコン当日

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徹夜明けでもみんなちゃんと来ることができた。準優勝した時に来ていた縁起物の黄色のジャケット。

 

そして、小鳥はあの靴を履いていた。「決勝の時のために取っておきました！」と佐奈は嬉しくなった。

 

佐奈は今回も着てきたが、手を挙げた瞬間やぶれてしまった。すると功は「会社の代表がジャケット着てないなんて」

 

と、言いながら自分のジャケットを着せ、長すぎる手元を折り曲げてくれた。

 

「CEO」と「CTO」として、壇上に上がった二人。駿決勝は２組の２番目。１組目の評判は良かった。

 

そして、佐奈の発表が終わると、羽田から出資してくれる企業への質問や、前の時よりクオリティーが落ちたことを指摘された。

 

そこで、佐奈はだれでも利用できる「スタディーポニー」を目指したところ、スマホユーザーの約半分のスマホで、

 

起動できないことが分かり、クオリティーをあえて下げることで、98％のスマホユーザーが利用できるようにした。

 

と、理由を説明した。そして、結果を壇上で待つ2人。発表は羽田が行ったが、優勝したのは「ドリームポニー」だった。

 

みんなが帰り、功と佐奈だけになり、1杯だけのもう。と会社でジュースとお酒で乾杯したが、

 

功は勢い余って、「社内恋愛禁止」とあるのに、佐奈に思いを告げてしまった。

 

果たして、この後二人はどうなるのか！？そして、スタディーポニーの運営は軌道に乗るのだろうか！？