「桜の塔」最終回察庁の悪魔に魂を売ったのは優愛(仲里依紗)!?

いよいよ玉木宏主演「桜の道」が最終回を迎えました。警視庁の【警視総監】のポストをめぐる

 

警察内部を描いた珍しいドラマでした。警察内部に「派閥争い」があることなども描かれており、

 

結果的に、派閥が分裂したり、派閥同士が協力しあったり、【警視総監】のポストはそれほどまでに、誰もが欲しい地位だったのです。

 

そして最終回は、すべての伏線が見事に回収されました。

コンテンツ

刈谷を襲撃した犯人

漣が警視庁のキャリア組として入庁したのは、そもそも26年前「警察に殺される」と言い残し、自ら命を断った父の本当の死の理由を知るため。

 

ただ刑事になっただけでは入り込めない、警察内部に深く入り込むにはキャリアとして警視庁に入庁をする必要があった。

 

そして懇意にしてくれたのが、千堂だった。警視庁には3つの派閥があり、東大出身のエリート吉永が率いる「東大派

 

薩摩出身の権藤が率いる「薩摩派」と、千堂が率いるどの派閥にも所属しない「外様派」に分かれていた。

 

漣は父の葬儀の時に千堂に、「真実を知りたければお前も、父と同じ道を歩め」と言われたことから、千堂派についたが、

 

やがて、千堂の優しさは「仮面」であり、その下に隠れた素顔は、警視総監のポストを狙うならば、どんな手段もいとわない悪魔だった。

 

そして、だんだんと漣の気持ちは離れていった。しかし、警視庁の内部を知れば知るほど、父が本当に伝えたかったことを暴きたいと思うようになり、

 

蓮は悪魔に魂を売った。それは千堂の娘優愛との結婚だった。蓮は5年間の生活の中で、実家に帰らせた事はほとんどなかった。

 

しかしそれは、計画の1部に過ぎなかった。なかなか帰らない娘を心配して、母親がいちど帰ってくるように電話をかけてきた時、

 

蓮は快く里帰りを許した。それも計画のうちだった。

漣の日記

優愛が自宅に戻る前に、漣が書斎で何かを書いているのを見た。質問をすると「日記だ」と答えて、出かけてくるといなくなってしまった。

 

日記と言えばプライバシーに関わることも書かれているので、いくら夫婦といえどもみてはいけないと思うほどに、優愛はその中を見たくなってしまった。

 

そして出かけた漣は刈谷にお金を渡していた。時々刈谷に無心されてお金を渡すことがある。ときには情報交換として渡すこともある。

 

それは父亡き後、親代わりとして小宮と、共に自分を守ってくれた刈谷に対しての恩返しかもしれない。

 

しかし、優愛が読んでしまった日記には、様々な警視庁の内部の話がびっしりと書き込まれていた

 

その1ページ、1ページ全てをスマホの写真に収めた優愛は、自宅に戻った。まさか父が勤める警視庁の内部で、思っても見ないことが起きていたのだ。

 

そして漣に頼まれて、父と自分との会話を録音した。そしてその間に重大な事件が起きていた。

 

刈谷射殺事件

 

千堂は、5年前に銀行強盗で捕まった蒲生を、犯人に仕立て上げるべく、改造銃を刈谷が殺された付近に埋めた。もちろん蒲生の指紋がついている。

 

しかし蒲生はすでに更生しており、爽の実家のお店で、立派に働いていた。しかしいきなり犯人に仕立て上げられ、蒲生は廃校になった小学校の屋上から飛び降りようとした

 

しかし下にいた富樫が見たのは、隣の校舎の屋上からSATが蒲生を狙っている。それを伝えたときには遅かった。

 

蒲生は足を滑らして、屋上から転落し頭を強く打ち意識不明の重体に陥ってしまった。確かに彼はやっていないはず。この事件は捏造に間違いない

 

なんのために?

どうして蒲生が犯人として仕立て上げられたのか。そしてなぜ狙撃犯が出動していたのか。それは全て千堂の指示だった。

 

警視庁内部で、しばらく連絡の取れない人物がいた。富樫だった。彼は責任を感じて、蒲生の無実を証明するために、当日のアリバイを探していたのだ。

 

すると、蒲生の近くの24時間スーパーから犯行時刻に防犯カメラに映る映像を入手することができた。これで蒲生の無実証明された。

 

富樫は、千堂の指示により「改造銃」を指定の場所に埋めることを強要されていたが、従うことができなかった

 

代わりに千堂派の誰かがそこに埋め、その改造銃を見つけたのも千堂派の刑事だった。全て千堂につながっていることを明らかだった。

 

その頃ちょうど、蒲生の意識が戻り、障害も残ることなく、またお店で働けるようになった。

 

刈谷殺害の理由

それは全て漣の日記に記されていた。優愛の父親が、26年前の漣の父の自殺に関わっていたことや、漣が刈谷から脅されて金を渡していること。

 

そして刈谷が、ストーカーとしてつけ狙っていること。身の危険を感じていることなどが克明に書かれていた。

 

そのため、刈谷を殺す必要がある。そのような内容で終わっていた。それを見てから実家に帰った優愛は、漣から連絡を受けて、指定のものを指定の場所へ取りに行った。

 

それは5年前に、蒲生が密造した改造銃だった。あの時蓮は蒲生を、銀行強盗だけではなく、銃の密造でも逮捕するために、

 

2丁の拳銃を持ち去っていた1つは捏造用1つは自分用。そしてその1つを父親の墓の横に埋めたのだ。いつかその日が来るまで。

 

そして優愛は指示通り、漣の父親の墓の横を掘り返し、改造銃を持って約束の港へ向かった。しかし到着した途端漣から「計画中止」の連絡が入った。

 

しかし、優愛は5年にかけて、漣の飴と鞭のような愛情で、漣にすべてを捧げる覚悟で港にきていた。そのため「自分がやらなくてはいけない」と言う気持ちに駆られてしまい、

 

優愛は刈谷に向けて発砲した。しかし致命傷にはならなかったので、結局3発の銃弾が放たれた。

 

その一発が致命傷になり、彼らは命を落とすことになった。すべては漣をも守るため。

自首した優愛

爽と漣が廊下を歩いていると、前から優愛が来た。そして漣に「自首したい」と、申し出てきた。漣はあくまでも冷静にいた。

 

しかし、爽はどうして優愛ちゃんが自首してきたのか意味がわからなかった。しかし捜査一課として取り調べを担当することになった。

 

あの日刈谷を殺したのは優愛だった。漣の日記を見て、彼を助けたくてやったことだった。しかしそれは爽には、漣が優愛が無意識のうちに仕向けたことだと気づいていた。

 

その頃は、優愛が刈谷殺害に関して自首してきたことが、すでに警視庁内部で噂が広まりかけており、その最中千堂の部屋にいた。

 

5年間隠し続けた、悪魔の顔を見せる時が来た。5年間実家に帰らせなかった理由、そして実家に帰ることを許した理由。それが全て千堂を陥れるための罠だった。

 

優愛が父とした、会話の録音を聴かせてたり、なぜ突然帰宅することを許したのか。それは刈谷殺害の時に、優愛が自宅から現場に向かっている

 

そのことから「家宅捜索」は千堂の家を中心に行われる。漣は既に見抜いていたのだ。父親が自殺する前に会話した内容。

 

その証拠となるものが、千堂の自宅の認証キーがかかったコレクションルームにあること。それが明るみに出れば千堂はもう上のポストに就くことができない。

察庁の悪魔はどっちか?

爽は漣をお店に呼び出した。そして、優愛を利用したことを責めた。「悪魔」と罵り、去ろうとする漣に銃を向けた。

 

以前にも同じ光景があったが、その時は「情」に負けてしまい引き金を引くことができなかった。でも今は爽がすべきことがわかっていた。迷いはなかった。

 

振り向いた漣にめがけて発砲した。倒れ込んだ漣だが胸ポケットに手を入れた。父の形見のウイスキーボトル。銃弾はそこに打ち込まれていた。

 

爽は「お父さんに助けられたね」と言いながらも爽はわざとそこを狙ったのだとすぐにわかった。そして爽は漣に「これであなたの中の悪魔は死んだ

 

おかえり漣」と、涙を流した。漣も26年の長い道のりの中、父を死に追いやった人物とその理由がはっきりとわかった。

 

父が亡くなった日、千堂は薩摩派の指示で動いていた。その指示をした人物こそいま警視総監になっている「矢上」だった。押収品の横流しをしていたのも矢上だった。

 

それ故、矢上は千堂には逆らえない立場にいたのだ。そしてその事実を公表しようとした父親を、千堂は自殺しましたかけて、死なせた。

 

しかし、26年かけその仕返しは自分のみに降りかかってきた。と言うよりも娘に返ってきた。娘が刈谷を殺害したことで、全てが明るみに出てしまい

 

千堂は警視庁にはいられない立場となってしまった。そして警視総監のポストには権藤が就いた警視副総監は漣。

 

これでやっと父の思いを果たすことができた察庁の悪魔。それは「矢上」であり、その手下が千堂。それを暴くために優愛と結婚し、漣は5年間準備をし、

 

優愛を利用した。しかし、優愛は漣を憎んではいない。「漣を愛しているから、彼のためならなんでもする」覚悟はできていた。

 

結局は警察内部から、犯人が出れば国民の信用をなくすことになる。そのため権藤が火消しに回ったようだが、結果的には父の思いをやっと果たすことができた。

 

父のために悪魔を演じてきた漣はもういない。あの時爽に殺された

「桜の塔」主題歌

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察庁の悪魔のライター

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