第8話「桜の搭」裏切りだらけの果てに、失う命と人脈と・・・。

千堂を警視総監のポストにつかせないために、プロファイリングを活かし先を見越して、富樫に裏切り行為をさせた漣だったが

 

富樫が見せるべきではない証拠を、警視総監の前で見せてしまったために反乱は未遂に終わってしまった。

 

しかし、漣はそんなことで「終わる」男ではないことくらい、爽はわかっていた。そして、今でも爽に関わる漣に嫉妬が止まらない富樫。

 

コンテンツ

襲撃された千堂

千堂は漣を返り討ちにし、二度と上のポストへ上がれないように仕向けた日、帰り道に何者かに刺された。

 

その顔に見覚えがあった。以前同期として一緒に任務に就いていた刈谷だった。

 

しかし、幸いにも傷は浅くすぐに退院できるほどだった。誰が刈谷を動かしているのか・・・。

 

漣ではない誰かが、刈谷と内通している可能性がある。そのためしばらく刈谷とは距離を置いていた漣だが

 

「S」のまま小宮から「刈谷をかくまっている」とメールをもらい「S」に向かった漣。

 

しかし、ホステスの及川が何者かに連絡しているところを、小宮に見つかってしまった。

 

及川も警察内部の誰かとつながり、何か変化があれば連絡を入れるように指示されていたのだ。

 

 

しかし、すでに刈谷はいなかった。小宮は彼が残していったものを漣に見せた。「娘に渡したかったぬいぐるみ」

 

くまのぬいぐるみを不思議そうに見ながら、何かを探るように押す漣。そして不意に手元にあったマドラーのようなもので

 

くまの背中を割いてしまった。すると中からビニールに入った「SD」カードが発見された。

 

他にも刈谷が残したものをさぐる漣。

 

刈谷の行方は!?

千堂は反旗を翻し、失敗した腹いせに、漣が刈谷を使って襲わせたと思っていた。

 

しかし、漣は刈谷に不審な点があり、しばらく疎遠だったのでなぜ彼が千堂を襲ったのかわからなかった。

 

その刈谷は「S」から出た後、港のような場所で誰かを待っているようだった。しかし、彼が気づいた時には遅かった。

 

何者かが指示し、刈谷を射殺してしまったのだ。すぐに刈谷の自宅に捜査一課が家宅捜査に入ったが

 

その前に「キャリア組」の誰かがすでに家宅捜査をした痕跡があった。一体先回りして何を探しているのか・・・!?

 

 

漣は「キャリア組」が探しているものが、くまの背中にある「SD」カードだと気づいた。それは刈谷と内通している者との通話記録。

 

そして、刈谷は「お金」に目がくらみ、千堂を襲ったことが明らかになり、その内通していた人物こそ、

 

千堂とポスト争いをし、「改革派」についたことから出世コースを外れた「吉永」だった。千堂、権藤の前でその通話記録を再生する漣。

 

吉永は素直に内通していた事実を認め、退職することに納得した。しかし、襲ったのは誰なのか!?そして武器はどこに!?

 

千堂は裏でまた手をまわし、富樫を使った。指定した場所に「埋める」ようにある物を渡したが、彼は正義感が邪魔してできなかった。

 

しかし、数日後千堂派の刑事が、土の中から埋められた改造銃を発見した。それにはかつて改造銃で銀行強盗をした蒲生の指紋が付着していた。

 

爽は誰よりも近くで、彼の更生を見届けており、再犯は絶対にないと強調したが、誰も耳を貸す者もなく、蒲生は捕まりそうになり、お店から逃走した。

 

しかし、富樫が蒲生がよく行くと言っていた場所を教えてくれた。廃校になった小学校。蒲生はそこにいた。いち早く蒲生に近づく爽。

 

今にも屋上から落ちそうな蒲生。そして彼の更生を見届けてきた自分を信じて欲しいと訴える爽に素直にうなずいたが・・・。

 

富樫がみたもの

富樫はその時グラウンドにいた。そして上でのやり取りを見ていたが、蒲生を狙う影に気付いた。爽に知らせる富樫。

 

「SAT」が彼を射程距離にいれていたのだ。武器も所持していない彼に誰が「SAT」を向かわせたのか・・・。

 

爽が「動かないで・・・」という声もむなしく、蒲生は屋上から転落し、意識不明の重体となった。更生し新しい夢も見つけたところだったのに。

 

またしても、千堂が裏で手を引いていた。蒲生を刈谷襲撃の犯人に仕立てるために、富樫に銃を埋めるよう指示したが、できなかった。

 

代りにおそらく、千堂に媚を売りたい部下がやったのだろう。蒲生はまたしても裏切りに遭ってしまった。前回は確実に自分の犯行だったが

 

今回は千堂の捏造。このやり方には爽ももう警察の何を信じればいいのかわからなくなっていた。

 

 

幼い頃から知っている刈谷は、金のために吉永の言いなりになり、結果千堂が裏で手を引いて、その命を落とした。

 

そして、更生を見守って来た蒲生も、目の前で転落し、意識を失う重体となった。警視総監のポストのために犠牲をもいとわない千堂。

 

そして、漣にも試練と言うべきことが迫っていた。優愛から「離婚届」を出されたのだ。漣の日記を過去に見た優愛は、

 

自分の父親が今までしてきた裏切りの数々や、漣の思いを知った。しかし、自分は漣の妻であり、千堂の娘。

 

ならば、漣の元から去った方がいいと自信で判断したのだろう。しかし、漣のことは別れても応援すると言葉を残した。

 

最終的に千堂を陥れる手段は見つかるのか!?

 

 


 

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