早くも跡継ぎ問題、秀生が能楽を止める「俺の家の話」7話

秀生は生まれつき発達障害を持っており、じっとしていることができない。しかし能楽の時だけはじっとしている。

 

寿一が父から褒められないのは、舞っている最中にじっとしていることができないから。と父親に指摘する位。

 

そういえば思いを返せば、自分は舞っている間微妙に動いてしまう。だから父に昔から褒められたことがなかったのだ。

 

 

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稽古に来なくなった秀生


秀生には能楽の才能があった。だからこそ祖父である寿三郎は喜んで、稽古の時に褒めていた。

 

しかし皮肉なことに、初舞台を見た母の恋人である小林さんが、自分の息子として育てたい。と言って秀生を引き取ると言い出したのだ。

 

となると、今のところ秀生の親権は母親にあるが、名字は観山のままである。観山でなくなれば、後継者としては資格がなくなってしまう。

 

そこで弁護士を挟んで、話し合いをすることになったが、ユカの連れてきた女性の弁護士は、寿一の収入面や離婚の原因などを考えると、秀生はユカの元にいるのがふさわしいと強引に持っていこうとする。

 

一方、寿一は踊介を代理人として話し合いに参加したが、痛いところばかり責められて、反論することもできなかった

 

そして極めつけは離婚の原因を聞かれた時だった。自分は「家庭を顧みなかった」それが離婚の原因だと思っていた。

 

 

しかし実際は違った。プロレスのファンだったユカが、寿一を好きになり結婚したのだが、同じ部屋に住むと寿一の威圧感があり

 

たまらなく窮屈な生活をしていた。そして武者修行に出ていた2年間、ユカ自由を味わっていた。

 

しかし2年後に夫が帰国し、再び窮屈な生活に戻った時、無理だと思い離婚を決意したのだった。寿一は自分が家庭を顧みない方が良かったのだ

 

しかし体が大きくて威圧感かんがあると言われても、それは自分ではどうしようもできない部分もある。話は平行線のまま終わった。

 

 

秀生を心配する寿三郎


寿三郎は突然稽古に来なくなった秀生を心配していた。しかし真相を言えないまま、寿一はそれとなくごまかしていた。

 

しかし頻繁に寿三郎は、秀生が稽古に来ないことを気にしていた。そんな時に舞の息子である大州

 

「秀生と連絡取ってる?携帯買ってもらったみたいだよ。メールが来てるから後で転送してあげる」

 

そして、メールのスクリーンショットを送られてきた。そこには秀生の素直な気持ちが描かれていた。

 

「脳死体」

 

学習障害を持ち合わせているので、正しく言葉を使うことができないが、ひらがなに直せば意味がわかる。

 

秀生は稽古がしたくて仕方ないのだ。しかし小林さんがそれを許していない。その時に2度目の話し合いが持たれたが小林さんはいなかった。

 

フリースクールで、参観日があり小林さんが参観していたのだ。そして「父親について」の作文を書き発表する秀生。

 

小林さんがゲームを作るプログラマであるため、生まれてくる妹といずれ、父親が作るゲームで遊びたいと書かれていた。

 

しかし、発表が終わると秀生の様子が一変してしまった。他の子の番なのに座っていることができない。座らせようとしても逃げ回ってしまう

 

小林さんが追いかけても、秀生は逃げるばかりで、先生もどうやったら落ち着くのかわからなかった。

 

 

2枚の作文


2度目の話し合いはなぜかリモートだった。ユカは家にいた。そして寿一はどこかに向かっている。

 

事務所には弁護士2人しかいない。2人の画面を見ながら話し合いを進めていくことになったが、寿一の向かっている場所がわかった。

 

ユカが住むマンションに向かっていた。秀生のメールを見て、本当の気持ちに気づいたから、父親としてできることをやってあげたい

 

その一心でユカに、秀生の気持ちを伝えに家まで来たのだった。そしてメールの画面を見たユカ。

 

同時に小林さんからヘルプのメールが来た。秀生がどうにもならない。助けてほしい。と言われた。ユカは迷わず寿一を向かわせた。

 

寿一の顔を見た秀生は、やっと落ち着いて座ることができた。そして先生がもう1枚の作文をくれた。字は間違いだらけで読めないが、

 

正しい作文とはいえないが、秀生が頑張って漢字書いた。そのくらいに父に伝えたい気持ちが大きいのだ。

 

父親はプロレスラーであり、自分のおじいちゃんは人間国宝。

僕はお父さんがプロレスラーだったから、プロレスをやりたいと思った。そしてお父さんが能楽をやっているから僕も能楽をやりたいと思った。

僕もお父さんみたいな人になりたい。

 

 

そんな作文を見て、能楽の稽古に行くなとはもう言えなくなってしまった。せめて寿三郎が生きているうちは、秀生を自由に行き来させて欲しい。と寿一はユカに頼み込んだ。

 

もちろん母親として、息子の気持ちをはっきりと知った今、稽古に行くなとは言えない。秀生の好きな時に稽古に行けるようになった。そして再び能楽の舞台に秀生が戻ってきた。

 

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感想

我が子も発達障害があり、学習障害もあります。だから秀生のメールが「脳死体」でも、よくがんばったなと思いました。

我が子は漢字を使うことができないので、ほとんどひらがなで書いてきます。でも秀生は同じ音の漢字を使って気持ちを表すことができるんだなと感心しました。

そして作文についても、自分の気持ちがしっかりと文章になっており、伝えることができる。とても素晴らしいことだと思いました。

どうしても、我が子と比べてしまい、我が子は文章を書くことができません。短い言葉なら書くことができます。

だから、作文を書いても文章にならず、言いたいことがなかなか伝わりません。あそこまでしっかりと父親に自分の気持ちを伝えると言う事は、

秀生にとっては、じっとしているよりも辛いことだったと思います。だけど気持ちを伝えたいと言う強い心が、あの文章を生み出したのだと思います。

そういえば、我が子も「ママみたいになりたい」と今タイピングの練習をしています。

難の取り柄もない母親なのに、手元を見ないでタイピングする姿が憧れるらしいです。

 

1話から見逃した方へ

もうハチャメチャな家族であり、人間国宝だとういう寿三郎。もう、見てて情けない・・・。

 

でも、どこか憎めない!だから女性は心を許してしまうのでしょうか!?

 

 

 


 

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