「ギフテッド」1話、偶然の出会い、資産家殺人事件、四鬼家の秘密

天草は警視庁捜査一課に所属する刑事。アメリカ留学もあり「犯罪心理学」に精通している。

 

そして、いつも単独行動をとるため、相棒の竜崎はいつも上司から叱られてしまう。そして、普通の高校生四鬼。

 

由緒正しき家の生まれだが、先祖代々に受け継ぐ力を持つため、幼いころからその力を隠すように言われてきた。

 

捜査している警官によると、ビルからの飛び降り自殺の可能性が高いという。身分を証明するものも持っていた。

 

そして、彼女はアイドルであるという。しかし、天草は彼女の手の違和感に気づいていた。

 

そこには「第一通報者」という男性がいた。そして、男性がどの位置から彼女が飛び降りるのを見ていたのか？

 

その場所に立って再現してもらった。しかし、その時彼が伸ばした手も天草は見逃さなかった。

 

そして、天草は「人気のある女性」というと、男性は「アイドルの彼女が」と返した。甘くは一言も「アイドル」とは言っていない。

 

そこに通りがかりの高校生、四鬼が「殺人事件だ」と断言した。そして天草もこれは「殺人事件」だと思っていた。

 

なぜなら、被害者の爪に容疑者の皮膚らしき、ひっかいたあとがあり、通報した男性は手に引っかき傷を負っていた。

 

「犯人は一度必ず現場に戻る。それは自分が犯人ではないという確信を得るため」すると、逃げようとした男性を

 

高校生の四鬼が取り押さえた。そして天草が逮捕したが、振り向いた時には彼はいなかった。

 

天草は彼を追いかけた。彼はどうして「犯罪」だとわかったのか知りたかった。それが2人の偶然の出会いとなった。

 

そして、今後の天草の「相棒」となる出来事になった。彼が「犯罪者」がわかるなら、天草が犯罪者のアリバイを崩せばいい。

 

しかし、犯行時刻に全員アリバイが成立していた。天草は捜査の一環として葬儀に参列したが、

 

そこに四鬼が現れた。父の古い友人らしく、葬儀の案内が来ており、しぶしぶ参列したらしい。

 

彼はアルバイトをしていたが、天草が「バディを組まないか？」と提案してきた。そして「バイト代も出るのに」

 

と、四鬼の気持ちをつかんだ。そして改めて葬儀場へ行くと、四鬼は犯人が誰か天草に伝えた。実は男性には義理の息子が３人いた。

 

そして、天草はその犯人のアリバイを崩すことにした。犯人は３人の兄弟のうちの一人だった。

 

３人ともアリバイがあり、１人１人聞いて回るも、長男は父から疎まれていた次男が怪しい。と言い、

 

次男は、再婚した母が大学資金に貯めていたお金を、勝手に投資に使われた三男が怪しい。というが、三男は、

 

スタジオを開いた運転資金に苦労している、長男が怪しい。という。それぞれが「お金に困っている」ような証言をした。

 

そこに、２年前母が事故死している事実が分かった。家の庭にある池で母親は亡くなっていた。

 

その時の現場の写真を撮影して、天草は実際の現場を見に行った。脳梗塞を起こし、阪神麻痺だった母は、

 

車いすから立ち上がり、池に落ちて死亡した事故死。だったが、違和感があった。当時の写真では

 

岩にはヨモギがびっしりと生えていたが、今は半分くらいなくなっている。そして母に手向けられた花。

 

きっと兄弟たちが手向けたのだろう。そして、天草はアリバイ崩しを行うことにした。

 

３人を集めて話し出した。まず３人は仲が悪いように周囲に印象付けを行った。そのうえで３人は共犯関係にある。

 

それは、犯人がフルフェイスのヘルメットに、ライダースーツを着ていたことから、実際は中は誰かわからない。

 

そこを利用して、まず三男が父に睡眠薬を飲ませ、車のトランクに入れて指定場所まで運転した。

 

そして、３男はアリバイのため、アトリエの防犯カメラに映るように戻った。入れ替わったのは次男。

 

三男からスーツとヘルメットを受け取り、車を運転して指定の場所まで向かった。そして長男が乗ってきたバイクで研究室へ戻った。

 

そして、最後に長男が車を運転して、別荘で父を殺害した。そのため、家から別荘への移動中にスタジオの防犯カメラに映っている。

 

こうして、仲が悪いように見せかけて、本当は３人で共謀して父を殺害した。四鬼は「復習」と口にした。

 

天草もそこをついた。２年前３人の実の母が亡くなったのは事故死ではない。母が池に行くはずがなかった。

 

なぜなら、彼らの母親は「ヨモギアレルギー」で池には近づけなかったのだ、だから愛人ができた父が、

 

母が邪魔になり殺害した。その恨みを晴らすために、長男の計画に２人が乗ったのだ。

 

 

彼には「殺人者」の周りに黒いもやが見えるのだ。実は今回殺害された男性と１年前に会っていたが、

 

その時にすでにもやが見えていた。だから葬儀に行きたくなかった。しかし、お手伝いのタキにせかされて出かけたのだ。

 

本来四鬼家は由緒正しき家柄だが、代々長子受け継がれる力があった。それが「犯罪者が見える力」だった。

 

幼いころ、そのことを口にすると、母は抱きしめながら「二度とこのことを口にしないこと」と言ってきたが、

 

その後、何者かにより母が殺害され、彼は屋敷と道場のある広い敷地で、お手伝いのタキと二人で暮らしていた。

 

しかし、ある日起きてきた四鬼は、そこに天草がいることに驚いた。「今日から居候させてもらう」

 

というのだった。四鬼がバイトしていたのは、母が残した遺産を切り崩して生活をしていたが、

 

それももう苦しくなってきているからだった。しかし、その内情を知った天草が「間借り」することで、

 

家賃収入を得られるように考えたのだ。タキは「道場を手放すしかない」と思っていたので、

 

喜んでその申し出をすでに受け入れていた。これで２人は半ば無理やりバディとなったのだった。

 

迷惑をかけているバディには、毎回チョコの差し入れを忘れない優しさも持っています。

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