「下剋上球児」1話、遅咲きの教師、部員1人の野球部、新しいグラウンド

舞台は三重県にある「三重県立越山高校」ここには、部員1人の廃部寸前の「野球部」があった。

 

そして、そこで「社会科」を教えている南雲は、美香と2人の子供と平穏に暮らしていたが、

 

あることがきっかけで、生活が一変することになる。南雲は自分の過去を隠していたことが原因だった。

 

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遅咲きの教師南雲

南雲は美香と連れ子の再婚同士。その結婚を機に美香の母の看病を兼ねて、妻の地元の三重県に越してきた。

 

しかし、義母は昨年亡くなり、義父と共に5人で暮らす生活を送っていたが、南雲は高校の社会科の教師だが、

 

彼が「教員」になろうと思ったのは、30歳を過ぎてから。そのため、他の教師と比べると、

 

「遅咲きの教師」ということになるが、南雲は妻と子供と平穏な暮らしが遅れればそれでよかった。

 

そして、南雲は生徒受けもよく、とても好かれていた。そんな南雲に思いもよらない話が回ってきた。

 

「廃部寸前の野球部の顧問」になることだった。南雲は即答で断った。しかし、この高校の野球部のために

 

地元の大地主である「犬塚」がグランドを整備しているというのだ。というのも彼の孫である翔に野球をさせるため。

 

翔は南雲が務める高校の1年生として入学してきたが、野球部は廃部寸前だったのだ。しかし、犬塚はそんなこと関係なしに

 

グランドを作り、練習に専念できる環境を作り、孫に野球を続けさせようとしていたのだ。

 

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部員1人の野球部

この「野球部」廃部寸前だが、実質練習しているのは、3年生の日置1人だけ。後は幽霊部員で活動する気もない。

 

そのため、本当にメンバーが足りないので、「試合」をすることもできない状況なのだ。

 

その野球部を学校は南雲に「顧問になってほしい」と何度もお願いしてきた。グランドを見れば気持ちが変わるかも。

 

と、犬塚が整備しているグランドの様子を見に行ったが、南雲は頑として顧問を引き受けなかった。

 

顧問になれば今の生活が続けられなくなる。美香と子供と一緒に過ごす時間がなくなってしまう。

 

でも、南雲の思いはそれだけではないようだった。野球部のグランドが完成したころ、家庭科の山住が

 

野球部の部長に就任した。彼女は元野球部のマネージャーで、野球が好きなのだ。ただ残念なことに

 

女子は野球部員になれなかった。だから部員を栄養面からサポートするマネージャーに就任して、やがて家庭科の教師になった。

 

山住も何度も断る南雲を、何度も顧問に誘ってきた。しかし、それでも南雲はかたくなに断り続けていた。

 

しかし、山住は執念で南雲がどうして監督を断るのか、過去を調べていた。南雲は元高校球児だったのだ。

 

しかし、決勝戦に出た時にその野球部は、「自分たちの野球」をプレイすることはできなかった。

 

当時の監督賀門の指示にしたがい、フェアプレイではなく、逃げるようにして相手校に買ったのだ。

 

しかし、南雲はそれに納得がいかずに賀門に抗議した。「自分たちの野球がやりたい!!」賀門はそれを許した。

 

結果的に敗退したが、周りの評価はやはり厳しかった。それから野球から遠ざかっていたのだ。

 

だから、日沖が1人で自主練をしていても、彼のバッティングの癖を見て、思わず指導したくなってしまった。

 

まだ彼の中に野球をやりたい。という気持ちは残っているのだ。美香もそれを見越して、「引き受ければいい」

 

というが、南雲は一向に顧問を引き受けようとはしなかった。しかし犬塚がグランドを完成させてしまい、

 

「試合」を決めてきてしまったのだ。相手はあの賀門が指導している星葉高校。今まともな部員が1人しかいない中、

 

いきなり「試合」とは無謀すぎる。新一年生として犬塚の孫の翔が入部してきても、圧倒的に人数が足りない。

 

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新しいグラウンド

2016年の出来事だった。越山高校の野球部の専用グランドが完成した。しかし部員が居ない。

 

それなのに、強引に「試合」が組まれてしまったため、山住と南雲は何とか「幽霊部員」に戻ってきて練習に参加してもらうように働きかけた。

 

そして、中学から野球の経験がある生徒に南雲は声をかけた。しかし、彼は地元の高校受験に失敗して、

 

電車と船を乗り継いで、往復4時間かけて学校に来ていたため、野球部に入り練習をすることは時間的にも難しかった。

 

それでも南雲と山住はあきらめずに、部員たちに声をかけ続け、何とか試合当日には人数はそろった。

 

しかし、星葉高校は相手にもならないくらいに強い高校だった。こちらはやっと形だけ出来上がった野球部。

 

これで勝てるわけがない。部員たちにもそんな思いが広がっていたが、日沖だけはあきらめていなかった。

 

かつて南雲からアドバイスされた、バッティングをゆっくりと思い出し、その1球に魂を込めた。

 

やっと得点を取ることができた。そのことから部員たちの諦めムードが少し変わり、南雲も「3か月だけ」

 

という約束で顧問を引き受けたが、美香も美香の息子も顧問になると思っていた。だから歓迎していた。

 

しかし、南雲はまだ気持ちを隠していた。そして犬塚はまた試合を持ってきた。本当に強引なやり方に、

 

町民も部員たちもあきれていたが、孫が野球ができれば彼はそれでよかった。そして、部員たちのモチベーションにつながり

 

練習に徐々に出るようになってきた。しかし、試合当日相手の高校はあらわれなかった。「他校との試合が決まった。」

 

それは当然だった。自分たちのような弱小チームと試合するよりも、実力がある高校と試合したほうがいい。

 

でも、山住たちは生徒のモチベーションが下がってしまう。と何とかしようとしていた。そして南雲は地域の青年野球に

 

急遽試合を申し込み、何とか試合をすることができたが、結果はぼろ負け。でも2点取れたということは彼らに大きかった。

 

そして、練習に参加できないからという理由であきらめていた生徒も、あまり練習には参加できないが入部を希望してきた。

 

南雲は様子を見に来た賀門に会った。そして2人で飲むことになった。南雲は野球部当時の仲間と連絡を取っていないらしい。

 

しかし、南雲はすでに心に決めていた。「来年教師を辞める」というのだ。まだ美香にははなしていない。

 

理由もはっきりしていない。賀門は教師になって何年目か聞いてきた。「3年目」と答えると「これからが面白くなる」

 

と、アドバイスしたが、南雲にとって賀門は少なくとも、尊敬できる教師ではないからかその言葉は響かなかった。

 

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