「下剋上球児」8話、下剋上の始まり、それぞれの思い、恩師との対決

山越高校は「残念なざん校」と言われ続けていた。部員が1人しかいなかった3年前。南雲が少しの間監督を務めた。

 

そこから、とうとう三重県内でも注目される野球の強い高校として名が知られるようになった。

 

夏の甲子園で三重県の「ベスト8入り」を果たしたのだ。もはや甲子園へ行くのも夢ではなくなった。

 

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下剋上の始まり

新しく主将となった椿谷は、その観察眼を買われ、チーム全体を引っ張るようになった。そして、ついに「ベスト8」まで来た時、

 

インタビューされてとっさに出た言葉が「日本一の下剋上目指します!!」だった。そこから、

 

「下剋上」をスローガンにチーム一丸となり、練習に励み準決勝をかけた戦いに挑むことになった。

 

ピッチャーは翔。何度もピンチを迎えながらも、仲間がそれを支え必死に守った。そして、打者として期待されている久我原は、

 

何度も「盗塁」をして、他のメンバーが塁に出ることを支えた。しかし、あと一歩のところで相手に抑え込まれてしまう。

 

チーム全体が諦めムードが漂う中、南雲は「あと2回しかないんだ!!」と部員たちに喝を入れた。

 

そこから猛追が始まった。久我原の盗塁もあり、得点を入れることができた。そして仲間たちは、

 

それを守り切ることができた。もはや「残念なざん校」ではなく、三重県で注目される越山高校となった。

 

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それぞれの思い

試合が終わると、犬飼が南雲の元へ来た。「監督ひとつ文句を言ってもいいかな?」といい、

 

いつも、翔をメンバー入りさせて投げさせてはいるが、いつも途中で根岸に交代してしまう。

 

「どうして、いつもうちの翔君を最後まで投げさせてくれないの!!」と不満をぶつけてきた。

 

しかし、娘婿が途中に入り連れ帰ったが、犬飼は途中で転びそうになった。ちょっとした段差が見えていないのだ。

 

部員たちは試合後、次の対戦相手が決まる試合を見に移動した。それは翔が入りたかった野球強豪校「星葉高校」だった。

 

監督は南雲の恩師でもある賀門だ。さすがの強豪校だけあって相手に点を入れさせないどころか、

 

11点を入れ相手チームがコールド負けという結果に終わった。そして、南雲の家で食事をする選手たちに南雲はこれを聞くように。

 

と、星葉高校の応援ファンファーレの動画を見せた。次に準決勝で試合するのは星葉高校。

 

当日このファンファーレを聞いてもひるむことなく、試合に挑めるように聞き慣らしておきたかった。そして南雲は山住を呼んだ。

 

次の試合でピッチャーをどちらにしようか!?という話しだったが、南雲の中では結論は出ていた。今まで控えだった根岸を出すというのだ。

 

そして、山住にあることを頼んだ。昼間は会社で働き、夜は試合のメンバーを選ぶ。相手の出方を考えて慎重に何度も配置を考えた。

 

遂に発表の時が来た。そして根岸はピッチャーとして選ばれた。翔は相手が行きたかった高校だからこそ出たかった。でも、南雲はベンチ入りさせた。

 

南雲が発表したのは、いつもと違うメンバーであり、配置も全く違った。相手が強豪校だからこそ、相手が考えないフォームで挑むつもりだった。

 

そして、山住は1人でいる翔の元へ向かい、感謝を伝えた。南雲は山住に「これから一切翔に慰めの言葉はかけない。だからそこをフォローしてほしい」

 

と、頼んでいたのだった。いつもの部員たちはコンビニへ行ったが元気がなかった。選ばれるはずの選手がなぜ選ばれなかったのか!?

 

納得がいかず、それぞれの思いがあったが、椿谷が「俺は監督を信じる!」というと、メンバーもそれに従うようにした。

 

しかし、それぞれの思いを抱えたまま、準決勝に向けて練習をしているが、どこかまとまりがなかった。そんな時風で飛んだビニールを拾った山住。

 

そこに、選手が撃ったボールが当たった。その場でしゃがみこんだが「南雲監督にはいわんとって」と言って口止めして、何事もなかったように過ごした。

 

そして、それぞれどこか納得いかない思いを抱えたまま、試合当日になった。バスではみんなファンファーレを聞いていた。

 

ベンチに向かう選手に、山住はユニフォームの形をしたお守りを渡した。「ピンチになったら後ろのポケットを触れば大丈夫」

 

と、言って、彼らをおくりだした。そして応援席ではお揃いの「下剋上」のTシャツを着たOBたちが続々と集まっていた。

 

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恩師との対決

ベンチに来た選手たちはすでに、球場の空気に飲まれそうになっていた。しかしお守りがある。だがその時山住は、

 

彼らを送り出した後倒れてしまった。先日ボールが当たったわき腹が痛み出したのだ。急いで横田が病院へ向かった。

 

そして、南雲は子供たちが起きる前に家を出ようとしたが、「子供たちから」とお守りを渡されたため、

 

子供たちの寝顔を見てから行くことにした。そして「勝ってくるから」というと青空が「絶対勝ってね!」と応援してくれた。

 

その気持ちを胸に球場へ向かったが、校長がベンチに来て「監督は?」と聞くが誰もどこにいるのか知らなかった。

 

そして、選手たちは山住が病院へ運ばれたことを知った。「わき腹を押さえていた」と知って、

 

日沖は先日ボールが当たったことを一番に思い出した。あの時病院へ行くべきだったのではないのか!?と選手たちに動揺が走った。

 

南雲はベンチに向かうため、廊下を歩いていたが、向こうから賀門が来た。教師としてはやってはいけないことをしたが、

 

「山越高校をここまで強くしたのは、南雲監督の実力」と認めていた。しかし、この試合に勝って恩師に認められたかった。

 

ついに来た恩師との対決の日。まだ南雲は山住のことを知らない。選手たちの動揺も知らない。

 

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