「DCU-手錠を持ったダイバー-」8話、記憶を辿る瀬能と潜伏調査をする新名
水中カメラを操り、大型水族館に爆弾を向けた成合。その成合が三重県の温泉施設に潜伏している。
という情報が入った。新名は新婚旅行を装い真子と一緒に見えに向かい、任務に当たっている西野と合流した。
そして、瀬能は1人単独行動で、父が本当にテロリストと関わりがあったのか、自身の記憶を辿ることになる。
コンテンツ
旅館の支配人の正体は?
泊まる宿にはある目的があった。そこの支配人は元々「東都重工」で瀬能の父の部下だった男。
しかし、瀬能の父が事故に巻き込まれた後、会社を辞めて妻の実家に入り、苗字も変え支配人となっていた。
成合はなんらかの形で、接触をしてくるかもしれない。真子には詳しくは話さなかったが、
温泉に入りにいくと、すぐに事件は起きた。先に潜伏していた西野と合流し、中で詳細な話をするはずだった。
しかし、先に行った西野の悲鳴が聞こえた。彼は浴槽に浮かんでいた。すぐに処置をしたため命は助かった。
そこで真子には概要を話さざるをえなくなった。真子はすぐにお湯や、ボイラー周りの砂などを集め、
鑑識のために神奈川に戻った。硫黄成分がないはずの温泉から、異常な硫黄の匂いがした。
支配人戸塚の娘は理系の大学をでており、痕跡が残らないように、毒性のある成分を作り出すこともできるはず。
そして、真子が採取したボイラー近くの砂と、娘の草履についていた砂の成分が一致した。
そこで、新名は話を聞こうと、娘に近づくが逃げてしまった。後を追いかけたが、見失った。
記憶を辿る瀬能の出した答え
瀬能は成合から、「本当の記憶を思い出せ」と言われた。瀬能が思い出した記憶の断片は、
もしかしたら新名が作り上げた、偽の記憶、書き換えられた記憶かもしれない。
それを確認するために、瀬能は実家でいろいろ探した。DCUのメンバーは新名の指示により、瀬能をつけていた。
瀬能は実家である写真を見つけ、そのお店に行ってみることにした。釣り好きが集まるお店で、
父の荷物も預かったままになっていた。それは保冷バッグ。しかし、鍵が合わない。ベンチで鍵を壊したが、
成合が言っていた「設計図」らしきものはなかった。DCUでは瀬能を追っていたが、瀬能はそれに気づき
すでに姿をくらましていた。そして、記憶を辿るため、昔通っていたスイミングスクールへ来た。
試験の日に休んでいて、進級できなかった。それを悲しんだとき、慰めてくれたのは新名だったのか、父だったのか。
そんな記憶を辿ると、父の言葉が蘇ってきた。「お前の宝箱に、お父さんの大切なものを入れておく」
急いで実家へ行き、自分が大切にしていた玩具箱から、鍵付きの缶ケースを取り出した。鍵はそれの鍵だった。
中にはフロッピーが入っていた。これが設計図なのか!?PCで確認するが、何やらデータが入っていた。
「DCU~手錠を持ったダイバー~」1話、過去の因縁と新しい部署の立ち上げ
TBS「DCU-手錠を持ったダイバー-」2話、瀬能のPTSDと隆子の失敗
「DCU‐手錠を持ったダイバー‐」3話、ミスを取り返そうと焦る隆子が最悪の結果を招く
「DCU-手錠を持ったダイバー-」4話、隆子の死を無駄にするな!!陸での捜査が始まる
「DCU-手錠を持ったダイバー-」5話、成合の真実と、瀬能だけが知らない計画
潜伏調査でわかったことと瀬能の信じるべき人
新名は戸塚からもてなしを受けていた。はまぐりを出してくれたが、「毒なんて入っていませんよ」と
皿の向きを変え、自分が食べてみせた。新名も食べたがきずくと浴槽に沈められていた。
そして、戸塚は「これで娘の結婚式は大丈夫でしょうか?」と誰かと電話していた。
動かなくなった新名を見て、油断したのだろうが、特殊訓練を受け、約3分は水中でも平気なことは知らない。
電話が終わると、音声を録音していたことを聞かせ、娘の話をした。「父が悪事に手を染める前に止めてほしい」
と頼まれていたのだ。娘を追いかけた日、実は人目につかない、防犯カメラのない場所まで、新名を案内していた。
そして、父が悪事に手を染めようとしていること。机の引き出しに睡眠薬があることを聞いていた。
気づくと、戸塚は縛られて部屋にいた。新名から「自分で入れた睡眠薬はどうでした?」と聞かれた。
実は新名は蛤に睡眠薬を仕込んだ。と踏んで、戸塚が後ろを向いているうちに、皿の向きを変えた。
しかし、戸塚はそれをまた変えたので、結局睡眠薬入りのはまぐりは自分が食べる羽目になったのだ。
そして、娘の話をすると、電話の相手をあっさりと白状した。それは東都重工の笠原だった。先日水中カメラのことで一緒に仕事をしたばかりだった。
戸塚を不問にする代わりに、笠原の名前を聞き出した新名は神奈川へ戻った。
そして、瀬能は父が隠したデータを成合に渡した。成合は自分は信頼された。と喜んだ。そして去っていったが、
その耳の後ろには「ブラックバタフライ」の盗聴器がついていた。彼もまたテロリストの一味だとはっきりとした。
後で瀬能が新名の元に来て、「あれはダミーです。本物はここに」と新名にフロッピーを渡した。
瀬能は誰を信じるべきか判断できた。父に励まされ泳いだが、事故に遭ってから泳げなくなった。
それを叱咤激励しながらも、泳げるように指導してくれたのは新名だった。
瀬能は正しいことや真実を言っているのは、新名だと確信したのだ。
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