「鹿楓堂よついろ日和」6話、ぐれの過去と角崎の企みとは?

ぐれは毎朝ジョギングをするのが日課だ。彼は世界中の人を笑顔にしたいと言う信念を持っている。

 

だからこそジョギングですれ違う人たちみんなに挨拶をしている。そんなぐれを慕う者たちは多い。

 

鹿楓堂の3人には決して真似できない、ぐれ独特の存在感が人を惹きつけている。

コンテンツ

ぐれの過去

ぐれが気になっていたのは、ジョギングコースにあるベンチに座っている男の子。思い切って声をかけてみた。

 

洋と言う男子校生はいつもこの場所にいる。ぐれには不思議と人を惹きつける魅力があり、もともとジョギングコースを付近で

 

たむろしていた男性たちをまとめあげ、やり場のないエネルギーを「スワンボート」で発散することを思いつき、

 

定期的にスワンボートで、競い合っている。もちろん彼らは鹿楓堂の常連でもある。そしてぐれはその仲間に洋を入れようと考えた。

 

洋には何も説明することなく、仲間のところに連れて行き、強引にスワンボートに乗せることで、彼のエネルギーを引き出した。

 

ぐれには世界中の人を笑顔にしたいと言うポリシーがある。それは5人兄弟で生まれた彼ならではの生い立ちがあった。

 

5人兄弟といっても、それぞれ父親が違う。そして裕福でもない家庭で育った。そんな彼が実体験から、学んだコミュニケーションが役立っている。

 

■関連作品

和栗のモンブランを食べに来た角崎


椿とスイがスイーツを食べに行き、そこで食べたモンブランが美味しくて、店のメニューに加えることにした。

 

椿が店先の黒板に、モンブランを描いていると、後ろから声をかけられたが、顔を見る前に誰かわかった。

 

お店の中に入ってきた角崎は「先日は私が作ったモンブランを食べて下さってありがとうございます」とお礼を言った。

 

角崎は、スイたちが行ったスイーツフェアで、一緒にスイーツを作り上げていたのだった。そしてたまたま食べたモンブランが角崎の提案したケーキだった。

 

そこで角崎は「私もモンブランをいただこう」と言って、椿が作るモンブランを注文した。椿は緊張しながらも、精一杯の力でモンブランを作り上げた。

 

角崎はここのモンブランには洋酒が使われていない、と言うことがすぐにわかった。それは和栗の風味を活かすためだと言うことも。

 

椿がモンブランに込めた思いを、食べただけで全て口で表現できるほど、角崎の舌はやはり一流だった。

 

そしてスイに改めて、わけはわからないが仲直りをするように勧めた。「いつでも会えるとは限らない。会えるうちに仲直りしたほうがいい」

 

と、言ってお店を去っていったが、スイは神妙な面持ちになった。確かにいつでも会えると思っていても、いつ何が起こるかわからない。

 

八京のオフィスに行った角崎は、前回無理矢理、弟に会わせたことを怒ってないか確認していた。

 

しかし、何かに動揺した八京は、角崎がくれた変な絵柄のマグカップを割ってしまった。角崎は破片を片付けると、オフィスを後にした。

 

しかし、割れた破片をみて、八京は大人になってから、おそらく2人が疎遠になったきっかけを思い出していた。

 

その時、幼い頃から色違いで、祖父が2人に用意してくれた湯呑み。八京の湯呑みが割れたのだ。

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行き場のない洋


以前鍋を片付けていた時、その湯のみの破片が袋に入ってしまわれていた。スイはなんとなく捨てられなかったが、

 

ときたかは「金継ぎ」した湯呑みをスイに差し出した。あのまま捨ててしまうのも、このままにしてしておくのもいけないと思い彼なりに直してくれた。
スイには嬉しいサプライズだったようだ。自分ではなおせなかったが、陶芸家のときたかだからこそ出来たこと。

 

椿は角崎にモンブランを褒められて嬉しかった。その夜はみんなで飲みに出かけた。椿は酔い潰れてしまったが、

 

家路に着く時、スイも石を猫に間違えるほどに酔っていた。ぐれは暗闇の中に洋を見つけ、お店に連れてきた。

 

洋は学校にも、家にも居場所がない不登校。ぐれはそんな彼の気持ちを察して、自らの過去を話した。

 

靴磨きをしながら、その日暮しをしていたが、cafeのオーナーがお店に招き入れ、エスプレッソを淹れてくれた。

 

今までで1番おいしいエスプレッソだった。その時にみんなを笑顔にしたいと言う思いが芽生えてきた。

 

そんな話をしながら、ぐれは洋にエスプレッソを用意していた。よくかき混ぜると、トロットした液体になり、味わいはチョコレートのようだった。

 

洋の顔つきがかわった。あのまま外で声をかけずに入ることもできたはず。でもひとりでいるのは危ないからと声をかけてくれたぐれ。

 

洋はやっと気心を許せる人ができた。そしてスワンボートの集まりに、積極的に参加するようになった。やっと自分の居場所ができた。

 

また1つ、ぐれは1人の人間を笑顔にすることができた。ぐれならばスイたちを再び笑顔にできるだろうか。

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