「鹿楓堂よついろ日和」2話、2人の男性の心の中と、意味ありげな男性の訪問
珍しくスイが朝早くから、庭で七輪でサンマを焼いていた。そこにときたかが羽織を持ってきてくれた。
「今日は、愛するきなこの誕生日だから」とサンマを焼く姿に、椿もぐれも庭に来た。しかし、スイが
「まだサンマがあるから、今日の朝食は僕が作るよ」というと、みんな恐れをなしていなくなってしまった。
コンテンツ
2人の男性が食べたい物
家でやる気なさそうに新聞を読む男性。娘からの電話にも力なく答える。
娘は「家にばかりいちゃだめだよ。いいカフェ見つけたから、今日はそこでご飯食べよう」
と、誘っていた。しかし、お店に着くと娘は「急な仕事が入り行けなくなった」と連絡してきた。
男性はどうしたらいいのか迷っていたが、何か匂ってくる香りがある。スイに「ここはカレーあるんですか?」
と、聞くと、「まかないのカレーですが、常連さんには限定でお出ししてます。」というと初めて来た男性はあきらめた。
しかし、スイが「よろしければお召し上がりになりますか?」と言ったので、まかないのカレーを注文した。
同じ頃入店してきた若い男性がいた。男性は「天丼をお昼に食べる!!」と決めて仕事を頑張ったが、
忙しくて、お昼もろくに食べれず、帰りに寄った天丼のお店は臨時休業・・・。そして、ここにきて「天丼ください!!」
と、元気よく注文すると、4人が申し訳なさそうに「うちは天丼扱ってないんですよ」といわれてしまい
テーブルにうなだれてしまった。それをみたときたかは、今朝の自分を思い出した。
原作
『鹿楓堂よついろ日和』
清水ユウ
主題歌
ジャニーズWEST
『黎明』
陶芸教室をしているときたか
ときたかは「料理担当」だけでなく、近所の老人中心に【陶芸教室】をしている。本来将来有望な陶芸家だったのだ。
しかし、昨日陶芸教室が終わり、いつも行く海鮮丼のお店にみんなで行くと、テレビで取り上げられたらしく
長蛇の列で、予約も3カ月先まで埋まっていて、誰も食べることができず、仕方なくカラオケで時代劇の歌などを5時間歌ったという。
若い男性の姿は、昨日海鮮丼が食べられなかった自分に重なった。「なんとかおつくりします!!」
と、ときたかは天丼を作り出した。その間にまかないのカレーが運ばれた。男性は一口食べるごとに笑顔になった。
そして、若い男性が注文した天丼も出来上がったが、男性が「大きな海老!!」と喜んだが、ときたかは申し訳なさそうに
「うちでは海老がないので、とり天です」と言われ、がっかりするも「天丼に間違いはない!!」と食べ始めると、
そのおいしさに箸が止まらなくなった。そしてとり天のおいしさに感動していた。カレーを食べていた男性もその様子を嬉しそうに見ていた。
帰り際、カレーの男性が床に座っていた。きなこが店にいたのだ。今の時期は部屋にいってしまうので、「レアです」とスイは言った。
実は男性は、最近妻をなくしたばかりで、何を食べても味気なく特に一人だとカレーは食べられなかった。
そんな話しを、若い男性も聞いていたが、きなこを見て泣き出した。こちらの男性は小学生の頃から可愛がっていた
愛犬を1か月ほど前に亡くしたらしい。そんな話を聞いてもらい泣きするスイ。
椿を呼んだ男性の正体は?
翌日、昨日の若い男性が再び来店してくれた。そこで席を探すと、昨日の男性を見つけ「相席」をお願いした。
会社の人から飼い主を探しているという「猫」を飼おうと思う。と男性に猫の写真をみせ、
昨日、妻が犬や猫を飼っていた。と言う話しから、猫の飼い方のアドバイスをもらおうとした。
すると、家に飼い方の古い本があるはず。と本を持ってくることを約束してくれた。そんな和やかなやり取りの片隅で
抹茶のロールケーキを食べる男性がいた。「なるほど」というと、会計の時に「ロールケーキを作った人を呼んで欲しい」
と、声をかけた。椿がでてきたが・・・男性の正体は・・・!?実はスイには双子の兄がいるが、兄はやり手なのか
多くの飲食店を経営している。しかし、昔何かがあり疎遠となっている。部屋に飾ってある子供の頃の写真も、
兄の部分だけが折り曲げられている。そんな兄の元で働く男性が、スイの店に来て、パティシエを呼んだ。
果たして何の目的があり、椿を呼んだのだろうか!?
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