「競争の番人」9話、小勝負の自宅謹慎と過去を知った同僚の惜しみない協力
小勝負は「ラクター建設」をはじめとする『談合』に、父が手を出してしまい、その後悔で父は自殺してしまった。
その時から「公正取引委員会」に入り、談合の事実を明るみに出して、談合を辞めさせるのが目的だった。
しかし、小勝負は何者かに襲われてしまったが、それをかばって誰かが刺された。本庄だった。
コンテンツ
自宅謹慎になった小勝負
小勝負をかばって、本庄は背中を刺された。そして、「殺人未遂事件」に『ラクター建設』がかかわっている。
として、『談合疑惑』よりも『殺人未遂事件』を優先させるため、ラクター建設に手を出すことを禁じられ、
今回のことを重く受け止めた、公取の上層部は小勝負を自宅謹慎にしてしまった。
せっかく、『談合』の近くまできていながら、もう手が出せなくなってしまった。
そして、まだ意識の戻らない本庄の見舞いに行った小勝負。そこに本庄のかばんを見つけた。
意識のない本庄に謝りながら、カバンから『手帳』を取り出すと、その日にラクター建設の関係者と会う約束があった。
『木下』という人物と会う約束だったらしい。そこで小勝負は待ち合わせの喫茶店を覗いたが、
それらしき人物を見つけられず、お店に電話をかけ呼び出してもらい、立ち上がった人物の元へ行った。
すると、木下はすぐに土下座した。「悪気はなかった」と小勝負のことは知っているようだった。
そして、小勝負は本庄が来れない理由を話すと、木下と会っていたのは、「ラクター建設」の情報を流すためだった。
過去に不正を働いていた木下だが、それに責任を感じて、本庄に内部事情を横流ししていたいわば協力者だった。
謹慎中にも関わらず、「ラクター建設」絡みのことを個人で調べだした小勝負を、第六のみんなは心配していた。
襲われるくらいの危ない目に遭いながらも、何を調べていたのかとても気になっていた。
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小勝負の過去を知った第六のメンバー
白熊は恋人である、現職の刑事から、本庄を刺した人物について聞いていた。それは白熊が刑事を外された事件だった。
「ラクター建設」の古賀という人物が、刺殺された事件を追っていた白熊は失態で取り逃がしてしまった。
しかし、今回本庄を刺した人物も、防犯カメラ映像から同一人物である可能性が高いとされていた。
そんな時、自宅謹慎の小勝負が第六に来て、本庄のデスクの引き出しを開けて何かを探し、また出ていった。
上からの言いつけを破り、何をしているのか気になるメンバーの元に、ちょうど緑川が来た。
そこで、緑川から小勝負が何をしているのか!?を問いただすと、彼の父が自殺した原因が、
ラクター建設の『談合』にある。ということを知った。そして、小勝負が見ていた資料の中に
白熊は決定的な人物を見つけることができた。きっと小勝負はこの人物に会いに行ったのだ。
第六メンバーの惜しみない協力
白熊が本庄の資料で見たのは、小津建設の経営者の妻環の名前だった。彼女は『談合』を裏で糸引く
藤堂の実の娘だったのだ。小勝負は環のところへ出向くが、環は「親子の縁を切った」と言って一切取り合ってくれなかった。
そしてまた小勝負は何人かの集団におそわれ、顔にけがを負ったが、白熊から電話が来たので助かった。
待ち合わせ場所へ行くと、「小津建設」と書かれた車があり、中から環が下りてきた。
白熊が毎朝粘り強く、環に協力をしてくれるように説得に言っていたらしい。
そして、「今日は父が出張でいません。母の着物が欲しい」と伝えてあります。
と、環の運転で藤堂の家に行き、防犯カメラを避けて中に入ることができた。
そして、2階の部屋に案内され、『談合』の証拠を探していると、出張に行っているはずの藤堂が帰ってきた。
環は二人の靴を慌てて隠しに行き、白熊たちは部屋を元通りにした。しかし、小勝負は窓から藤堂の様子を見ていた。
そして、自室に来た藤堂が、クローゼットを開けようとすると、環が父を呼んでくれた。
小勝負は窓から見ていた、藤堂が内ポケットに入れた紙を見た。「12/2」と喫茶店の名前が書かれていた。
木下の話で、2週間以内に入札があるから、その間に談合が行われるはず。と聞いていたので、
小勝負は一人、その喫茶店で張り込みをしていたが、ワンボックスが向かってきた。
降りてきたのは白熊だった。刑事の張り込みを活かして、目立たない業者用の車で入り口を二人で見張っていた。
すると、その車に桃園と風見が乗り込んできた。「この店に裏口があるの知らないのか?」といい、
慌てた小勝負だが、そこは六角が見張ってくれていた。そして、風見は上と掛け合い、
談合の現場を押さえられるように許可をとってくれていた。そしてついに4人がタクシーから降りて店に入った。
藤堂の姿はなかったが、店に入り資料を押収しようとすると、小津がそこにいた。小津も談合に手を染めかけていたのだった。
そして、後日小勝負を訪ねて、藤堂が来たが、あの喫茶店のメモを見せられ、自分がはめられたことを知った。
本庄に今回、単独で動きなんの証拠も押さえられず、本庄の今までの計画を邪魔したことを謝罪しに行った。
すると、意識がないと思っていた本庄は、意識を取り戻していた。そして優しく肩に手を置いてくれた。
小勝負は父の葬儀の時に、肩に手を置いてくれた人がいたことを思い出した。
あの時から、本庄は藤堂を追い詰めるために、ホテルのカルテルなど様々な案件を調べていたことを知った。
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