「競争の番人」4話、白熊の苦い思い出と、柴野を攻める打開策の野球とは！？

今回は世界的企業に上り詰めた「アレス電気」の『優越的地位の濫用』について調べることになった。

 

それは、自分たちの高い立場を利用して、下請けなどに無理難題を押し付けて、いわゆる下請けいじめをすること。

 

白熊は「アレス電気」のパンフレットを見せられて苦い思い出がよみがえった。

 

過去の苦い思い出

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白熊は本庄に配られたパンフレットを見ていると、アレス電気の代表を務める男に見覚えがあった。

 

それは刑事時代に強盗犯を追っていた白熊は、柴野という男を逮捕したが、別の事件が起こり、

 

柴野を近くの鉄パイプに手錠でつなぎ、追いかけているうちに、柴野に逃げられた。しかし、その後捜査は上から圧力により、

 

今も捜査は行われていない。そんな思いを持った相手が今回のターゲットだった。もしかして、この人物に何かあるのか！？

 

本庄は今回も何らかの圧力がかかるかもしれない。ということを肝に銘じて捜査するように６班に注意を促した。

 

白熊はあの時の汚名を晴らしたい！！と意気込んでいたが、ここは警察ではないと注意されてしまった。

 

実際に、アレス電気の下請けである３０社に手分けして、「下請けいじめ」が存在するのか確かめた。

 

しかし、どの下請けも「いじめなどない」と口をそろえて話していた。これだけの多くの下請けがありながらも

 

みんなが一様に「ない」と口をそろえるのはおかしなことだと、６班は疑問を持ち始めた。

 

捜査に気づいた柴野

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全員が６班の部屋に戻ると、六角が受けた電話で、柴野がここにきていることが分かった。

 

話しを聞きに行ったのは、小勝負と白熊だった。どうやら下請けについていろいろ調べていることが

 

柴野の耳に入り、何もやましいことはないのでやめてほしい。というクレームを入れに来たらしい。

 

しかし、その場で柴野は白熊に気づき、「飛ばされたんですね」と笑い飛ばされ、白熊は捕まえたい気持ちを抑えるのに必死だった。

 

６班の部屋に戻ると、下請けから一斉に「いじめはなかった」という趣旨のメールが送られてきていた。

 

このタイミングで、柴野が来て、下請けからタイミングを合わせたようにメールが来る。

 

小勝負はその「まとめ役」が存在している。と気づく。しかし、誰がまとめ役なのか！？

 

工場の操業を停止してまで、アレス電気に社員を貸し出していた、「丸川金属工業」の丸川に目を付けた。

 

工場の稼働を止めてまで、社員を貸し出して、利益は出るのか！？そして、柴野の提示している金額で利益は出るのか！？

 

丸川は何とかやっていけている。と答えるが、小勝負はその時あるものに気づいていたのだ。

 

打開策は野球

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そのころ、６班の風見は子供の野球の応援に行ってあげたい一心で、早く仕事を終わらせたかった。

 

しかし、いろいろ調べていくうちに、様々なことが明るみに出てきて、子供の試合どころではなくなってきた。

 

そして、恐れていたことに、上司に「アレス電気」の調査をやめるように。とくぎを刺された。

 

そして、違う案件を持ってこられたが、桃園はそれを引き受け、他のメンバーは下請けの調査に入った。

 

「アレス電気」本体に調査に入れなくても、下請けに口裏を合わせた証拠があれば十分だ。

 

そこで、小勝負は丸川の会社から欧州した書類に、目を付けた。１枚目はアレス電気に各社の納入価格を提示した書類だが、

 

もう一枚は、丸川電機だけ、大幅に下方修正し価格を下げた金額を提示し、これで認めてほしい。と書かれたものだった。

 

下請けのとりまとめは丸川が行い、自分の会社が不利益を被ることで、他の下請けの納入価格が下がらないように提示していた。

 

そこで、丸川に話しを聞きに行き、先日見つけた写真について切り出した。丸川と柴野は少年時代に、

 

野球でバッテリーを組んでおり、ともに汗を流した仲だった。しかし、それが今も続き、

 

かたや世界的企業の社長であり、かたや町工場の下請け企業となった今、その立場を利用して、

 

柴野は下請けいじめを行い、丸川はそれを黙って「まとめ役」に徹していたのだった。

 

それこそ、柴野は自分の立場と、友情を利用した下請けいじめをしている証拠だった。

 

他の下請けは、自分たちの会社に捜査が入ったことで、丸川にクレームを入れに来たが、

 

丸川が犠牲になり、他の下請けを守っていたことを知り、丸川に感謝するようになった。

 

これで、柴野を打ち砕く壁はもろくも崩れるのか！？またどこかから調査の停止が言い渡されるのか！？

 

 

 

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