「競争の番人」5話、裏切者と古いペット型ロボットが意味する下請けとの関係
「アレス電機」の下請けいじめを暴きたい、第6班は丸川が下請け30社をまとめていることに気づいた。
アレス電機の柴野と丸川は、同じ野球チームで活躍した仲だった。そんな縁で下請けまとめをしていた。
そして、いよいよアレス電機に捜査に入ろうとすると、同じタイミングで警察と検察がやってきた。
コンテンツ
裏切者はだれか!?
警察と検察がすべての資料を持ち去ったので、6班はほんの少しの荷物を手にしただけだった。
調べてみても、さほど怪しいところのないことばかりだったが、同じタイミングで、
警察と検察がやってくるのは、6班の捜査情報が漏れたということだった。誰が漏らしたのか?
と、考えると、当日に風邪で休んでいた六角。父が検事であることから、疑いようがなかった。
六角はそんな会話を廊下で聞いていた。父から「検事にしてやるから」と言われ、捜査情報を漏洩したのだ。
しかし、小勝負は少ない押収品のなかから、古いペット型ロボットを見つけて遊んでいた。
そして、押収品の雑誌も読み、下請けいじめのヒントにつながるようなことを見つけていた。
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ペット型ロボットが意味すること
少し反応は悪いが、まだしっかりと動く。実は柴野のデスクから押収してきた品物だった。
そして、小勝負はそれが丸川との共同作品であることに気づいていた。丸川の工場に持ち込み修理を依頼しようとした。
それが丸川の気持ちを動かしたのか、なぜ自分が無理をしてまで柴野に肩入れするのかを語ってくれた。
野球を一緒にしていた時、二人はボールをめぐりぶつかってしまい、丸川派は彼にけがをさせてしまい、
その後の野球生命を絶ってしまったという負い目があった。そして、おとなになり再会した時、
「一緒にいい製品を作ろう」と誓い合い、作り出したのが、ペット型ロボットだった。
だから、今でも柴野を裏切る気持ちもなく、協力したい気持ちでいっぱいだった。
そんな時、「アレス電機」から下請けに無理な価格での、部品発注が来た。小勝負は雑誌で、
ライバル社の新商品発売が、2週間前倒しになったことを知っていた。柴野はそれに焦り、新商品の開発を急いだのだ。
丸川は無理して引き受け、過労でにゅういんしてしまった。そんな時下請けたちが柴野の元へ押し寄せた。
評価されていた下請け
警察たちは調べても、逮捕につながる証拠はなかった。として、押収した書類はやっと6班の元へ来た。
そして、押収したPCのデータは復元されないように消去されていた。しかし、小勝負たちは、
アレス電機だけでなく、下請けからも資料をおうしゅうしていたので、分かったことがあった。
アレス電機は様々な下請け会社を調べ、点数で評価しより、評価の高い下請けに発注をかけていた。
ただ、安く下請けしてくれるからではなく、下請けの実力を評価し、より良い製品をより安く提供したい。
そんな思いからだった。新商品開発の発表に下請け29社が詰めかけたが、丸川がみんなを止めようと必死だった。
そして、小勝負はそこまでして丸川が、柴野のために頑張っている姿を見て、価格の見直しと、
製品の開発時期を遅らせるように提案し、柴野も前向きに考えてくれた。
結果、2週間遅れの発表となったが、下請けにも納得できる価格で部品をは注していた。
そして、今まですべての下請けいじめは柴野ではなく、柴野の側近がやっていたことだと判明した。
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