「テッパチ!」最終回、馬場の行方と偶然の出会い、そして災害派遣
国生は馬場が音楽隊の試験を、放棄してしまったことで、自分の居場所を失い、自衛隊を辞めてしまったことに
強いショックを受けていた。同期でありずっとバディであった、馬場を失うことは想像以上のさみしさだった。
大木班のみんなも、そんな国生にかける言葉が見つからなかった。しかし、風間だけは彼を放っておかなかった。
コンテンツ
馬場の行方と気になる芝山
国生はどうしても馬場に戻ってほしかったが、その方法がわからなかった。すでに退職届も届いている。
しかし、国生はしらないが、桜間と八女との間で馬場の退職届はまだ保留になっていた。
いつでも馬場がまた戻れるようにしていたのだ。しかし、そんなことを知らない国生は
休みの日はまともに食事もせず、部屋にこもる日が多くなり、風間は心配していたが、
「お前なりにできることがある」と言ってれた。そこで国生は自分のナップサックを見た。
それは芝山に、けがを克服したスポーツ選手の特集を集めた、彼なりの芝山への資料だったが、
先日お見舞いに行き、受けとってもらうことができなかった。国生はもう一度芝山に会いに行ったが、
やはり、相手にしてもらうことはできなかった。すると、風間がついてきていたのか、芝山の前に出て、
国生の先輩であることを告げたうえで、「彼の話しを聞いてほしい」と頭を下げた。そして、なんとか話しを聞いてもらえたが、
資料は受け取ってもらえなかった。そして、「死ぬ気で何かやってみろよ!」と挑発的な態度をとられてしまった。
国生にとって「死ぬ気で何かやる」とはどういうことなのか!?また芝山を怒らせてしまった。
と、反省していたが、風間は「そうでもなかったみたいだ」と横から見ていて思ったことを口にした。
主題歌
GENERATIONS from EXILE TRIBE
『チカラノカギリ』
「テッパチ!」2話国生と荒井の将来を賭けた体力テストと、それぞれの事情
「テッパチ!」3話、武藤の悲しい過去と仲間からの叱責、そして八女からの初めてのサプライズ
「テッパチ!」4話、訓練に集中できない丸山と、父から勘当された荒井
「テッパチ!」5話、女性隊員を好きになる小倉、国生の恋と休日に帰る家
「テッパチ」6話、母の危篤と、仲間の怪我、最後の訓練を放棄しない選択
「テッパチ!」7話、先輩たちの手荒い歓迎と、初めての出動、そして知る人の命の重さ
偶然の出会いと贈り物
病院外のベンチで、缶コーヒーを飲んでいると、骨折したおばあちゃんのお見舞いに来た。
という女の子が近づいてきて、国生のペンダントを見ていた。そして、国生はこれにはどういう意味があるのか話した。
そして、風間もポロシャツで隠れていたペンダントを出し、見せると女の子はそのペンダントを理解し、
自分のリュックにある「ネームホルダー」を見せた。小学校一年生のはるかちゃん。
国生の異父妹と同い年となる。ちょうどナップサックに、妹に会ったら上げようと思っていたペンダントが入っていた。
自衛隊と同じものではないが、ふちに赤いゴムがあり、刻印ができるプレートだったが、
何も書かれていないことに、はるかちゃんはさみしがったので、国生は自分たちと同じように
ローマ字で「HARUKA」と書いて、もしもの時に鳴らすホイッスルと一緒に彼女にプレゼントした。
喜んで、母の元に駆け寄り、母も会釈をしてお礼をして去っていった。そして、夜になり娯楽室にみんな集まっていた。
集中豪雨が発生し、いつ派遣要請が来るかもわからない。そして翌日土砂崩れの現場に派遣要請が来た。
かなりの量の土砂と、廃棄物があり、3日3晩寝ずの撤去作業となった。場所柄人は巻き込まれていないと判断していた。
しかし、撤去作業中にはるかちゃんのペンダントが出てきた。桜間隊長に急いで安否確認をしてもらった。
すると、家族は土砂崩れのあった近くへ行くと話していたことや、この近くに3日近く車が放置されていることを知った。
しかし、3日目に副隊長から、「今日の撤去作業は中止」との判断が来た。それを聞いた国生は
自分が冷静な判断でないことは分かっている。と前置きし、桜間に作業の続行を懇願した。
その時、かすかにホイッスルの音がしたが、国生以外誰も聞こえなかった。しかし、桜間の判断により、
撤去作業は続行することになった。人命が助かるのは「72時間以内」まもなくその72時間を迎えようとしている。
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馬場が災害派遣現場で自衛隊復帰
馬場はかつての仲間が活躍している姿を、テレビで見ていた。そして留守電に国生からメッセージがあることに気づいた。
それを聞き涙がこぼれたが、誰かがたずねてきた。八女だった。そして、八女の説得により、
馬場は自衛隊に戻ることになった。そしてみんなが作業中の、がれきの撤去に加わった。
国生は疲れ果てていたが、馬場を目の前にしてまた力強くなった。はるかちゃんの名前を呼ぶと
かすかにホイッスルが鳴った。国生と馬場には聞こえた。今度は二人が聞いたことで、
国生と馬場は音の方へ向かい、がれきをどかすと小さな手がみえた。その指がかすかに動いた。「生きています」
と、隙間に手を入れ、体の状態を確認し、馬場と慎重にはるかちゃんを引き上げた。
すると、そこからあまり離れていない場所から、両親が共に生き埋めになっているのも発見された。
この活躍を芝山はテレビで見ていた。そして、国生が来た時「お前も命がけで頑張ったんだよな?俺もまた命がけで挑戦してみる」
と、気持ちを伝えてくれた。その帰り道馬場は「音楽隊はまだあきらめない」と自分の決心を伝えてくれた。
そして、国生も「今まで逃げていたラグビーに、またチャレンジしてみる。」とお互いの決意を語り合った。
そして、翌日屋上に桜間隊長から呼び出された国生。海外への1年間の赴任を聞かされ、災害派遣での国生の行動の責任を取らされたか!?
と、思ったが、それは違った。前から彼女が希望していた栄転だった。そして、去っていく桜間に声をかけた国生は
何か言いかけたが、桜間に服をつかまれキスをされた。お互いの気持ちがやっと通じた瞬間だった。
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